
2024年9月、エア・カナダのAC23便(ボーイング787-9)で、バンクーバーから関西空港へ帰ってきました。
航空券はエコノミーで取っていたのですが、入札アップグレードを出したところ、1,005米ドル(約143,900円)でSignature Class(ビジネスクラス)に上がれました。
入札アップグレードというのは、上のクラスに空きがあるとき、自分で決めた金額を出して席を上げてもらう仕組みです。通ったときだけ、その金額を払います。
入札を出すのは初めてだったので、いくらにすればいいのか分からず、何度も金額を変えてしまいました。そのときの入札額の流れと、結果のメールが届いた時刻も、そのまま書いておきます。

出発は14時なので、前の晩に着いても、朝のバンクーバーを歩いてから乗れました。悪天候で旅程が変わったところから、関空に着くまでの記録です。
目次
フライト情報
- 便名AC23
- 区間バンクーバー(YVR)→ 大阪・関西(KIX)
- 搭乗日2024年9月 → 翌日着
- 時刻定刻 14:00 → 16:55(翌日)
- 機材Boeing 787-9(C-FGDX)
- クラス・座席Signature Class(入札アップグレード)4K 窓側
- 前の区間UA1336 ソルトレイクシティ→デンバー、UA1910 デンバー→バンクーバー(前日)
予約と悪天候での振替
航空券を買ったのは6月で、エア・カナダの公式サイトからです。最初の旅程は、8月にソルトレイクシティを出て、トロントと羽田を経由して伊丹に着くものでした。
| 便 | 区間 | 出発 | 到着 |
|---|---|---|---|
| AC798 | ソルトレイクシティ→トロント | 1日目 9:25 | 1日目 15:09 |
| AC001 | トロント→羽田 | 2日目 13:15 | 3日目 15:40 |
| AC6267 | 羽田→伊丹 | 3日目 17:00 | 3日目 18:10 |
機材はAC798がA220-300、AC001が787-9。最後の羽田から伊丹までは、ANAが運航する便でした。
運賃はエコノミーでいちばん安いEconomy - Basic(予約クラスG)で、合計560.66米ドル(約80,300円)です。内訳は、運賃が518.00ドル(約74,200円)、税金・手数料が42.66ドル(約6,100円)でした。
アメリカから大阪まで帰ってこられてこの値段なので、かなり安く取れたと思っていました。
出発2日前に届いた悪天候の案内
ところが出発の2日前、「羽田での旅程が悪天候の影響を受けるかもしれない」というメールが届きます。出発から7日以内なら、同じキャビンに空席があれば無料で便を変えられる、という案内でした。
元の出発日の当日(日本時間だと翌日の未明)に、この案内に沿って便を変えています。新しい旅程は、9月のユナイテッド航空2区間と、その翌日のAC23です。
羽田で足止めされるよりはいいかなと思って決めたのですが、結果的にはこれが正解でした!
入札アップグレードの入札額
入札アップグレードを出したのは、便を変えたその日の夕方(日本時間)です。正直、相場がまったく分からなかったので、11分のあいだに出したり取り消したりをくり返しています。最後は、翌日にもう一度金額を上げました。

- プレミアムエコノミーに340ドル(約48,700円)で入札
- プレミアムエコノミー 400ドル(約57,300円)に変更、すぐに取り消し
- Signature Classに900ドル(約128,900円)で入札
- Signature Class 900ドル(約128,900円)+だめならプレミアムエコノミー400ドル(約57,300円)、の形で出し直し
- プレミアムエコノミー分とビジネス分をそれぞれ取り消し
- Signature Class 905ドル(約129,600円)+プレミアムエコノミー405ドル(約58,000円)で入札
- Signature Classを1,005ドル(約143,900円)に変更
入札したときの案内には、「入札額の変更・取り消しは出発48時間前まで」「落札したときだけ入札額を請求」と書かれていました。通らなければお金はかからないので、気持ちは少し楽です。
それでも、1,005ドル(約143,900円)に上げるときはかなり迷いました。10時間以上のフライトを横になって帰れるなら、と自分に言い聞かせて、ボタンを押した感じです。
ちなみに、今はエコノミー・ベーシック運賃だと入札できなくなっています。私が出せたのは2024年当時の話なので、これから入札する人は、先に運賃の種類を見ておくと安心です。
入札の結果
結果がメールで届いたのは、入札の2日後の朝6時ごろ(日本時間)。しかも2通同時でした。出発のおよそ48時間前です。
- 1通目AC Flight 23: Unable to upgrade(プレミアムエコノミー405ドル(約58,000円)は不成立)
- 2通目AC Flight AC23 - You've been upgraded!(Signature Class 1,005ドル(約143,900円)で成立)
先に「Unable to upgrade」という件名が目に入って、一瞬がっかりしました。ところが、もう1通を開くと「You've been upgraded!」。朝からひとりで声が出そうになりました!
入札が通ったときのメールは、出発の36〜48時間前までに来る仕組みです。入札は区間ごとで、通らなかったときに出し直すことはできません。
Signature Classに上がると、エア・カナダのラウンジ「メープルリーフラウンジ」や優先搭乗も使えます(ラウンジのうち、食事を出すシグネチャー・スイートは対象外)。
なお、エア・カナダのマイレージ「アエロプラン」のポイントは、上がったあとも元の予約クラスで計算されます。
前日はデンバー経由でバンクーバーへ
前日の夕方、ソルトレイクシティ空港から出発です。まずはUA1336でデンバーへ向かいます。この夏に乗ったアメリカ国内線は、アメリカ国内線22区間とカナダ行き1区間の記録にまとめています。

空港の売店では、「TAYLOR FOR PRESIDENT 2024」のパーカーを見かけました。24.99ドル(約3,600円)です。大統領選の年らしい商品で、思わず写真を撮ってしまいました!

デンバーでの乗り継ぎは1時間ちょっと。B29ゲートの表示は「On Time」で、出発予定20:54、搭乗開始は20時すぎでした。予定どおり飛びそうで、まずはひと安心です。

写真はUA1910の機内から。隣のゲートにもユナイテッドの機体が並んでいて、さすがユナイテッドの拠点だなという眺めでした。バンクーバーには23時前に着きます。
出発までバンクーバーを歩く
この夜は、ダウンタウンのメトロポリタン・ホテル・バンクーバーに泊まりました。最初は空港のマリオットを取っていたのですが、前日に取り直しています。部屋と朝食のことは、メトロポリタン・ホテル・バンクーバーの宿泊記にまとめました。

空港からは電車でダウンタウンへ。駅を出たのは0時過ぎで、さすがに人はほとんどいません。長い移動のあとだったので、ホテルに着いたときはもうくたくたでした。

翌朝8時半には、カナダプレイスへ行きました。帆の形をした屋根の横に、大きなクルーズ船が停まっています。雲ひとつない青空で、前の晩の疲れが吹き飛ぶような天気でした。

10時半ごろには、海沿いのビーチまで歩いています。砂浜をカモメが歩いていて、対岸の山まで見渡せました。
飛行機に乗る前にこんなにのんびりできるとは思っていなかったので、昼すぎに出る便にしてよかったです。
空港と座席
この日の搭乗券には「Business」「Priority Security」とあり、座席は窓側の4K、搭乗順はゾーン1、搭乗開始は13時すぎでした。エコノミーで取った航空券なのに「Business」と書いてあるのを見て、やっと実感がわいてきます。

13時半前のバンクーバー空港です。エア・カナダの787の奥を、エールフランスの機体が走っていました。

4Kの窓から見た外。この日は最後まで快晴でした。
Signature Classの座席は1-2-1の並びで、どの席からも直接通路へ出られます。
公式の座席案内では、ベッドにしたときの長さは最大203.2cmです。
機内食(1回目)
離陸は14時すぎで、1時間ほどすると最初の食事が来ました。

テーブルには白いクロスが敷かれ、前菜とサラダ、パンが一度に出てきました。小さなオリーブオイルの瓶も付いています。
グラスも食器もちゃんとしたもので、エコノミーとの違いをいちばん感じたのは、ここかもしれません。

前菜はサーモン。ゆで卵と黄色いソース、赤い玉ねぎの酢漬けが添えてありました。サラダのほうは、わりとシンプルです。

メインは牛肉とごはんです。豆腐やしいたけ、しらたき、紅しょうがも付いていて、日本行きの便らしいメニューでした。ごはんはけっこう多め。

最後はチョコレートのケーキとコーヒーで、もうお腹いっぱい
機内の過ごし方と2回目の食事

食事が終わると、照明が落とされました。あとはモニターで映画を見ながら、ゆっくり過ごしています。
テーブルは木目調で、座席の前にはモニターがありました。


2回目の食事は、着陸の1時間ちょっと前、日本時間の15時半でした。オートミールとフルーツ、パンに、オムレツとソーセージ、ポテト。夕方なのに朝ごはんのようなメニューで、時差ぼけの体にはちょうどよかったです。
モニターの地図を見ると、ちょうど東京の東の海の上でした。地名は日本語で出ています。
音楽には「J-POP・ナウ」というチャンネルもありました。Mrs. GREEN APPLEや星野源などが入っていて、日本に帰ってきた気分が少しずつ盛り上がってきます
関空に到着

着陸の15分前、窓の下に大きな吊り橋が見えました。関空に着陸したのは17時前です。


第1ターミナルの3番ゲートに着いて、17時過ぎには入国審査へ。空港の表示には「バンクーバー AC 23」と出ていました。
10時間半のフライトでしたが、横になって休めたおかげで、体はかなり楽でした。
当日の時刻
| 便 | 定刻 | 実際 |
|---|---|---|
| UA1336 SLC→DEN | 18:06 → 19:40 | 20分以上早着 |
| UA1910 DEN→YVR | 20:54 → 22:55 | 少し早着 |
| AC23 YVR→KIX | 14:00 → 16:55 | ほぼ定刻 |
バンクーバーには前日の23時前に着いていたので、AC23の出発まで約15時間ありました。AC23はほぼ定刻で、離陸は14時すぎ、関空への着陸は翌日の17時前です。
前日のユナイテッドの2区間は、デンバーまでがA319、バンクーバーまでが737-800でした。
運賃とアップグレード代
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 最初の航空券 | 560.66米ドル(約80,300円) |
| 悪天候による変更 | 追加なし |
| 入札アップグレード(AC23の1区間) | 1,005.00米ドル(約143,900円) |
| 合計 | 1,565.66米ドル(約224,200円) |
悪天候でデンバー・バンクーバー経由の関空行きに変えたときは、追加の支払いはありませんでした。
合計の1,565.66米ドル(約224,200円)は、安い買い物ではありません。でも、北米から日本へのビジネスクラスを最初から買うことを考えると、悪くない値段だったと思っています。
搭乗の前日に泊まったホテルは、ポイントを使いました。
よかったところ・気になったところ
よかったところ
- エコノミーの航空券から、入札でSignature Classに上がれた
- フラットになる座席で、帰りの10時間半を横になって過ごせた
- メインは牛肉とごはんだった
- 14時発なので、朝のバンクーバーを歩いてから乗れた
気になったところ
- 入札額の相場が分からず、決めるまでかなり迷う
- 結果が分かるのは出発の約48時間前で、それまで落ち着かない
- 今はエコノミー・ベーシック運賃だと入札できない
まとめ
悪天候で羽田行きをバンクーバー経由の関空行きに振り替えて、その便で入札が通りました。340ドル(約48,700円)のプレミアムエコノミーから始めて、最後は1,005ドル(約143,900円)のSignature Classです。
旅程が変わったときはどうなることかと思いましたが、終わってみれば、いちばん記憶に残る帰り道になりました。
アメリカへの行きは、5月に乗ったJL12 羽田からダラスへのビジネスクラスです。