バトゥ洞窟の黄金のムルガン像と、その横に続く虹色の階段。背後は石灰岩の崖
黄金のムルガン像と虹色の階段(2024年1月)

クアラルンプール郊外のバトゥ洞窟(Batu Caves)に行ってきました。黄金のムルガン像の横にある272段の虹色の階段を上ると、天井が抜けた大きな洞窟の中にヒンドゥー教の寺院があります。

2024年1月、クアラルンプールに2週間いた間の平日に行きました。見たのは本洞窟だけで、30分ほど。お昼に見てから電車で戻って、午後はチャイナタウンへ向かいました。

写真ではよく見ていた場所ですが、実物の階段の色と像の大きさは想像以上。そして、サルの多さも想像以上でした。

基本情報
場所
セランゴール州ゴンバック(クアラルンプール中心部の北)
階段
本洞窟まで272段
アクセス
KTMコミューター「Batu Caves」駅から徒歩約5分
入場
階段と本洞窟(テンプル・ケーブ)は無料
公式
マレーシア政府観光局「Batu Caves」
目次
  1. 行き方・入場料・所要時間・服装
  2. 入口の広場とハヌマン像
  3. 272段の虹色の階段
  4. 本洞窟(テンプル・ケーブ)
  5. 奥は天井が抜けている
  6. サルがとにかく多い
  7. ほかの洞窟
  8. 帰りはKTMで市内へ
  9. よかったところ・気になったところ
  10. まとめ

行き方・入場料・所要時間・服装

KTMの電車で終点のバトゥ洞窟駅へ行き、駅から歩いて階段の下まで行く流れのイラスト
KTMの電車で終点のバトゥ洞窟駅へ行き、駅から歩いて階段の下まで行く流れのイメージ。イラスト(AI生成)

電車と運賃

  • 電車KTMコミューターのバトゥ洞窟線で、終点の「Batu Caves」駅まで
  • KL Sentralから乗り換えなしで約30分
  • 運賃片道2リンギット(約60円)〜3リンギット(約90円)ほど
  • 切符駅の券売機かKTMBのアプリ

この安さで郊外の観光地まで行けるのはありがたいです。

2026年4月からは線路工事(KVDT2)の影響でこの路線の本数が減っていて、12月末まで続く予定です。時刻表もたびたび変わっているので、行く前にKTMBの時刻表で行きと帰りの電車を見ておくと安心です。駅からは歩いて5分ほどです。

帰りのGrab

2026年6月13日に再訪したときは、帰りにメインゲートからブキッ・ビンタンのリッツ・カールトン・クアラルンプールまでGrabを使いました。29分で、料金は有料道路代2.50リンギット(約100円)を含めて32.50リンギット(約1,300円)。電車の時間を気にしなくていいので、何人かで行くならGrabも全然ありだと思います。

入場料と見学時間

  • 入場料階段と本洞窟は無料。ラーマーヤナ洞窟などは別料金
  • 見学時間本洞窟だけで、階段の上り下りを入れて30分ほど(水曜の12時台)。市内からの移動や電車の待ち時間は別

服装

寺院なので、肩と膝が隠れる服が無難です。奥の祠の前は土足禁止でした。

静かに見たいなら朝8時前がおすすめ。1〜2月ごろのタイプーサムの時期はとても混みます。

入口の広場とハヌマン像

バトゥ洞窟の入口近くに立つ緑色のハヌマン像と石灰岩の崖

最初に見えてくるのは緑色のハヌマン像。12時すぎに撮りました。石灰岩の崖を背に立っていて、いきなりスケールの大きさに圧倒されます。

バトゥ洞窟前の広場の石畳に座っているサル
バトゥ洞窟前の広場に集まるたくさんのハト

広場にはもうサルがいました。ハトもすごい数で、足元がちょっと落ち着きません。

階段の下には黄金のムルガン像があります。高さは140フィート(約43m)以上。真下から見上げると首が痛くなるくらい大きくて、金色が日差しを受けてまぶしかったです。

2025年には改修のため像に足場が組まれていた時期もありましたが、2026年1月には照明の追加も含めて工事が終わっています。

272段の虹色の階段

階段は赤・黄・青・緑のカラフルな塗装で、段数は272段。見た目はかわいいのですが、一段一段が高めで、上りきるころには息が上がっていました。

1月でも日差しが強く、汗だくです

バトゥ洞窟の272段の階段の上から見下ろした参道と街
バトゥ洞窟の階段の上で下を眺める人の後ろ姿と、まっすぐ延びる参道

上から振り返ると、参道がまっすぐ延びていて、遠くにクアラルンプールのビル群も見えました。上ってきた甲斐があったなと思える眺めです。

バトゥ洞窟の階段の上から見下ろした広場と寺院の門、遠くのクアラルンプールの高層ビル群

12時すぎの広場。平日のお昼でも、かなり人がいます。

バトゥ洞窟の階段の途中から、黄金のムルガン像の背中越しに見下ろした広場

ムルガン像を後ろから見ると、こんな感じ。階段の途中からしか撮れない角度で、ちょっと得した気分になりました

本洞窟(テンプル・ケーブ)

階段を上りきると、大きな洞窟の中に寺院がありました。外の暑さから一転、洞窟の中は少しひんやりしていてほっとします。

バトゥ洞窟の本洞窟(テンプル・ケーブ)の広い空間と、奥にあるカラフルな寺院の塔門
洞窟の岩肌と、照明に照らされた寺院の塔の一部
バトゥ洞窟内の寺院の塔門を見上げた様子。神々の像がびっしり並ぶ

塔門には、神様の像がびっしり。洞窟の暗い岩肌とのコントラストがすごくて、しばらく見上げていました。

洞窟の上段から見下ろした奥の空間と、その先の寺院

さらに奥へは、階段を少し下りてからまた上ります。

奥は天井が抜けている

洞窟奥の祠と、床に赤字で書かれたNO SHOESの文字

一番奥の祠の前には「NO SHOES」の文字。ここから先は靴を脱いで入ります。

バトゥ洞窟の天井にぽっかり空いた穴から空と緑が見える

上を見ると天井に大きな穴が空いていて、空と木が見えました。洞窟の中から空を見上げるのは不思議な感覚で、この日いちばん印象に残った景色です!

バトゥ洞窟の植物が垂れ下がる高い岩壁
鍾乳石のような模様の洞窟の壁と照明の柱

岩壁から植物が垂れ下がっていて、洞窟の中なのに明るい場所でした。

サルがとにかく多い

帰りの階段はサルだらけでした。

バトゥ洞窟の虹色の階段の手すりに座るサル
赤と青に塗られた手すりの上で何かを食べるサル

手すりの上に普通に座っています。何かを食べている子もいて、すっかり人慣れしている様子です。すぐ横を通るときは、正直ちょっとドキドキしました!

手すりの柱の上の飾りに乗って花を持つサル
寺院の前の石畳で水たまりの近くを歩くサル
赤い階段の上に座り込んでいるサル

柱の飾りの上で花を持っているサルもいて、見ている分にはかわいいです。ただ、サルの群れに出会う前提で行った方がいい場所なので、食べ物や袋は見せない方が安心です。

ほかの洞窟

今回は本洞窟だけ見て帰りましたが、バトゥ洞窟にはほかにも洞窟があります。

広場の一番左にあるのがラーマーヤナ洞窟、丘のふもとにあるのがケーブ・ヴィラです。ダーク・ケーブもありますが、今回は見学していません。ここはマレーシア自然協会が管理していて、ツアーをやっているかどうかは、行く前に確かめておいたほうがいいと思います。

次に行くなら、ダーク・ケーブもちょっと気になっています。

帰りはKTMで市内へ

バトゥ洞窟からの帰りに乗ったKTMコミューターの車内から見た駅のホーム

帰りはKTMコミューターで市内へ。13時すぎには電車の中でした。冷房の効いた車内で、ようやく汗が引きました。

窓の外はアーチが並ぶ古いクアラルンプール駅のホーム。レトロな雰囲気がすてきです。チャイナタウンへはここが近く、15時前にはチャイナタウンの門の前まで来ていました。

よかったところ・気になったところ

よかったところ

  • 虹色の階段と黄金のムルガン像は、実物の迫力がすごい
  • 天井が抜けた洞窟の景色が不思議で印象的
  • KTMで安く行けて、本洞窟は無料
  • 30分ほどでも見どころをひととおり見られる

気になったところ

  • 272段の階段は暑い時間帯だとかなりきつい
  • サルが多く、食べ物や荷物に気をつける必要がある
  • 電車の本数が減っていて、時刻表の確認が必要

まとめ

滞在は30分ほどでしたが、像・階段・洞窟・サルと見どころがぎゅっと詰まった場所でした。クアラルンプールから半日で行けるので、郊外にひとつ足を延ばすならかなりおすすめです。

階段は272段あるので、暑い時間帯なら水は持って行ったほうがいいです。次は朝の涼しい時間に行って、静かな洞窟をゆっくり見てみたいです。

同じ滞在中にはシャー・アラムのブルーモスクにも行っています。