
2023年1月、アゾレス諸島サンミゲル島の西にあるセテ・シダーデス(Sete Cidades)のまわりを、車で1日かけて回ってきました。
カルデラ(火山の窪地)の底に細長い湖があって、それを外側の展望台、尾根の上、湖のほとりと、いろいろな高さから眺められる場所です。ポンタデルガダを10時過ぎに出て、西の海岸にも寄って15時過ぎに戻る、5時間ほどのドライブでした。
この日は1日曇り。青い湖を期待していたので最初は少しがっかりしましたが、湖の形はどこからでもちゃんと見えました。寄った順に、写真と一緒に書いていきます。
- 場所
- サンミゲル島西部、セテ・シダーデスのカルデラとその周辺
- 料金
- 今回寄った展望台・湖はどこも入場料なし
- アクセス
- ポンタデルガダから車。今回は10時過ぎに出発し、ヴィスタ・ド・レイ着が12時過ぎ(途中4か所に寄り道)
- 歩く場所
- カナリオ湖〜ボカ・ド・インフェルノの尾根道
- トレイル
- PR3 SMI(ヴィスタ・ド・レイ〜村の教会)は7.7km・約2時間の片道コース。今回は歩いていません
- 服装
- 1月は尾根道や湖のまわりがぬかるんでいました。歩きやすい靴と雨具があると安心です
- 公式
- Visit Azores(トレイル PR3 SMI)
目次
回った順番と時刻(約5時間)

先に、この日の流れを表にしておきます。時間は写真を撮った時間から書いています。
| 時間帯 | 場所 |
|---|---|
| 10時ごろ | ポンタデルガダを出発 |
| 10時すぎ | レルヴァの展望台 |
| 11時前 | ピコ・ド・カルヴァン展望台 |
| 11時すぎ | ムロ・ダス・ノーヴェ・ジャネラス |
| 11時すぎ | カナリオ湖 |
| 11時台 | ボカ・ド・インフェルノ |
| 12時すぎ | ヴィスタ・ド・レイ展望台 |
| 13時前 | 湖のほとり |
| 14時前 | 村の教会 |
| 14時ごろ | 西海岸の展望台 |
| 15時すぎ | ポンタデルガダ市内 |
ボカ・ド・インフェルノ以外は、車を停めてすぐ見られる場所ばかりでした。寄り道を減らせば、もっと短くも回れそうです。
1レルヴァの展望台

5泊したホテル マリーナ・アトランティコのあるポンタデルガダを出て15分ほど。海側の展望台に「RELVA」の大きな白い文字がありました。


下には段々の畑と、海沿いの町。出発してすぐにこの眺めなので、幸先のいいスタートでした。


斜面では牛がのんびり草を食べていました。海を背にした牛というのが、なんともアゾレスらしい景色です。ここから内陸の道へ入ります。
2ピコ・ド・カルヴァン展望台

内陸に入ると、牧草地の中に円すい形の丘がいくつも見えてきます。緑の小山がぽこぽこ並んでいて、絵本の中みたいでした!


11時前、ピコ・ド・カルヴァンの展望台へ。島の向こうの海まで見渡せて、サンミゲル島は思ったより起伏のある島なんだと分かります。

展望台にはアゾレス・ジオパークの説明板がありました。この一帯には小さな火山丘が230ほどあるそうで、さっき見た丘がみんな火山だと知ってちょっと驚きました。
3ムロ・ダス・ノーヴェ・ジャネラス

説明板に「600mほど先」と書いてあった石の壁が、ムロ・ダス・ノーヴェ・ジャネラスです。名前のとおり、アーチの窓が並んでいます。


17〜18世紀に、ポンタデルガダの町の水汲み場へ水を送っていた古い水道の一部です。苔とシダに覆われていて、森の中に遺跡がひっそり残っている雰囲気がよかったです。


壁の横には、水路の跡のような溝が続いていました。ほんの少しの立ち寄りでしたが、寄る価値はあると思います。少し先の交差点に「Sete Cidades」の道標が出ていました。
4カナリオ湖

森の中にある小さな湖です。曇っていて、水面に灰色の空が映っていました。しんとしていて、ここだけ空気が違う感じがしました


足元はかなりぬかるんでいました。靴が泥だらけになったので、汚れてもいい靴で来ればよかったと少し後悔しています。
5ボカ・ド・インフェルノ(尾根の遊歩道)

カナリオ湖から尾根の道へ。急に視界が開けて、カルデラの中の湖が目の前に広がりました。この瞬間が、この日いちばん感動したところです!

尾根の上は木の柵がある遊歩道で、迷うような道ではありませんでした。


突き当たりからは、手前の小さな湖と、奥のセテ・シダーデスの湖が重なって見えます。曇りでも、緑の斜面と湖の組み合わせは十分きれいでした。



湖の向こうには村も見えます。結局12時前まで、20分ほどここにいました。少し歩くぶん、ほかの展望台より特別な景色に感じます。
6ヴィスタ・ド・レイ展望台

車で移動して12時すぎ、ヴィスタ・ド・レイ展望台です。湖のすぐ上から見下ろす場所で、湖に半島のような陸地が伸びている形がよく分かります。
1901年に国王カルロス1世とアメリア王妃が訪れたことから、「王の眺め」という名前が付いています。王様が見に来たと言われると、納得の眺めでした!

デッキにはタイル(アズレージョ)の地図パネルがあり、Lagoa AzulやLagoa Verde、Grota do Infernoなどの名前が書いてありました。さっき歩いた場所がどこなのか、ここで答え合わせができます。


近くにはトレイル「PR03 SMI」の道標があって、村まで7.7km、歩くと2時間ほどです。今回は車だったので歩いていませんが、天気のいい日なら歩いて下りるのも楽しそうです。
7湖のほとりとセテ・シダーデス村の教会


カルデラの中へ下りて、湖のほとりへ。湖の間を道路が通っていて、さっきまで上から見ていた湖の横を走れるのが不思議な感じでした。

湖ではカモが泳いでいました。下から見ると湖の色は灰色で、上から見たときとはずいぶん印象が違います

村の中にある白い教会です。並木道がまっすぐ続いていて、静かでかわいらしい村でした。
8西の海岸と帰り道

村を出て、島の西の海岸へ向かいました。


14時ごろ、海を見下ろす展望台に寄りました。沖に岩の小島が並んでいて、その先は大西洋。湖ばかり見ていた1日の最後に、海の荒々しさを見られたのがよかったです。


石畳の駐車スペースに車を停めて、そのまま見られる場所でした。

帰りは南の海沿いの道です。「Feteiras」の看板を過ぎて、15時過ぎにポンタデルガダへ戻りました。夕方前に戻れたので、そのあとも少しゆっくりできました。
よかったところ・気になったところ
よかったところ
- 同じ湖を、展望台・尾根・湖のほとりと高さを変えて見られる
- ボカ・ド・インフェルノの尾根からの眺めは歩く価値あり
- 展望台も湖も入場料なし
- ほとんどの場所は車を停めてすぐ見られる
気になったところ
- 1月は曇りで、湖の色はあまり出なかった
- カナリオ湖や尾根道は足元がぬかるむ
- 車がないと回りにくい
まとめ
半日ほどで、カルデラの外の展望台、尾根の上、湖のほとりと、高さを変えて同じ湖を見られました。1月で曇っていましたが、湖の形はどこからもよく見えて、思っていた以上に楽しいドライブでした。
いちばん印象に残ったのは、尾根道を歩いた先のボカ・ド・インフェルノです。次は晴れた日に、青と緑の湖を見に来たいです。ポンタデルガダに戻ってからの市内の様子は、アゾレス諸島サンミゲル島の旅行記のほうに書いています。