
テスラのModel 3で旅行するようになってから、ホテル選びの条件に「充電できるか」が加わりました。これが意外と探しにくいんです。
EV充電ができるホテルは、ホテルのサイトのアクセスや駐車場のページ、系列のよくある質問に載っていることが多いです。ただ書き方はホテルごとにばらばらで、まとめて探すのは少し手間がかかります。
実際に泊まった箱根仙石原プリンス、フェアフィールド北海道長沼、ANAクラウンプラザ(千歳・札幌・熊本)、釧路・屈斜路・新富良野のプリンスと、途中で充電したスーパーチャージャーや道の駅を例に、探し方と料金をまとめました。ホテルの充電器の台数や料金は2026年10月時点の内容です。
目次
EV充電できるホテルの探し方
探すときは、次の順に見ていくと早いです。
- ホテルのサイトの「アクセス」「駐車場」のページ
- 系列のサイトの「よくある質問」やEV充電のホテル一覧
- 充電サービスのアプリや地図(EV充電エネチェンジなど)
- それでも分からなければ、予約前にホテルへ問い合わせる
台数や料金、宿泊者以外も使えるかどうかは、ホテル自身のページのほうが詳しく書かれています。予約サイトの設備欄だけだと、充電器があるかどうかしか分からないこともあって、何度かもどかしい思いをしました。
2025年12月に神戸から東京へ車で向かったときは、カードのコンシェルジュにも頼みました。「浜松〜静岡か、なければ沼津・箱根あたりで、EVの充電ができて1泊3万円以下」と伝えると、IHGとマリオットは予算内の空きが無く、箱根仙石原プリンスホテルなら充電スタンドがある、という返事でした。自分で探すより早くて、こういうときコンシェルジュは頼りになります。

その日の16時前、静岡県西部のテスラのスーパーチャージャーで一度充電してから箱根に向かっています。折り鶴の絵が描かれた充電器で、思わず写真を撮ってしまいました!
普通充電と急速充電
箱根の2軒のプリンスホテルは、どちらも6kWの普通充電器でした。夜のあいだつないでおく使い方なので、移動の途中で短時間に入れるなら、急速充電器やスーパーチャージャーを別に探すことになります。
個人的には、ホテルで寝ているあいだに充電が終わっているのがいちばん気楽です。朝に満タンの表示を見ると、それだけでその日のドライブが楽しみになります

ホテルの充電は「EV充電エネチェンジ」のアプリが便利
ホテルの駐車場で充電するときに、いちばん頼りになるのが「EV充電エネチェンジ」のアプリです。この記事の箱根仙石原プリンスや、熊本のANAクラウンプラザにあったのも、エネチェンジの充電器でした。
- 探す全国の充電スポットを地図で探せる。ホテルや飲食店の充電器、急速充電の出力、テスラのスーパーチャージャーとデスティネーションチャージングの区別も出る
- 充電するアプリで充電器を選んで、本体の二次元コードを読み取り「充電開始」。終わるときもアプリから
- 払うクレジットカードでその都度払うか、クレジットカード・PayPayで先にチャージ(どちらもカードの登録が必要)
- 料金アプリのダウンロードと地図で探すのは無料。充電の料金は、アプリのスポットごとのページに出る
- 領収書充電の履歴から、インボイス対応の領収書を出せる
- アプリなしでもエネチェンジの充電カードや、自動車メーカーなどのEV充電カードでも使える
ホテルに着いてから充電器を探してうろうろしないように、チェックインの前にアプリで場所を見ておくのがおすすめです。ほかの人の口コミや「使えた」の報告も見られるので、本当に使えるのか不安なときの確認にもなります。
料金がその場でアプリに出て、カードを出さずにスマホだけで済むのは気がラクです。内容は2026年10月時点のものです。
iPhone:App Storeで「EV充電エネチェンジ」を開く
Android:Google Playで「EV充電エネチェンジ」を開く
系列ごとの載せ方(プリンス・マリオット)
プリンスホテルはホテルごとのページ
西武プリンスホテルズでは、充電器のあるホテルがそれぞれのページで載せています。充電器のページがあるのは、たとえば次の3軒です。
| ホテル | 台数 | 種類 |
|---|---|---|
| 箱根仙石原プリンス | 2台 | 普通 6kW |
| 箱根湯の花プリンス | 記載なし | 普通 6kW |
| 鎌倉プリンス | 5台 | 記載なし |
鎌倉プリンスホテルの充電器は、泊まる人だけでなく、レストランやラウンジ、ゴルフ練習場を使う人も使えます。箱根湯の花プリンスホテルは有料のサービスで、急速充電器ではありません。
一方で、私が2026年4月に泊まった釧路・屈斜路・新富良野のプリンスホテルは、アクセス案内に充電器の話はありませんでした。同じ系列でもホテルによってかなり違うので、毎回ひとつずつ見るしかないのがちょっと大変です。

マリオットは国ごとの一覧と、ブランドのFAQ
マリオットのサイトには、国や都市ごとにEV充電ができるホテルを並べたページがあります。日本のページもあるので、行き先の都市から探せます。
道の駅のフェアフィールド・バイ・マリオットは、よくある質問に有料のEV充電スタンドがあるホテルが載っています。2026年10月時点で挙がっているのは、栃木日光、栃木宇都宮、岐阜清流里山公園、岐阜郡上の4軒です。台数には限りがあります。
箱根仙石原プリンスホテルの普通充電器
2025年12月に1泊し、宿泊代は22,400円でした。
駐車場にはEV充電エネチェンジの6kWの充電器があり、前に「EV充電優先」のコーンが置いてありました。冒頭の写真がその充電器です。コーンがあるおかげで、ガソリン車に先に停められてしまう心配がないのはうれしい配慮でした。
翌朝10時半ごろの写真では、ケーブルが横に止めた車につながっています。夜のあいだ、この普通充電器につないでおいたようです。
充電器は2台で、泊まる人以外も使えます。料金は10分55円(2023年3月時点)で、充電カードかエネチェンジのアプリで使います。使うときは、置いてあるコーンを外してから停めます。


入口にはクリスマスリースが飾られていて、冬の箱根らしい雰囲気でした。翌朝はホテルから車ですぐの、仙石原すすき草原に寄っています。一面のすすきが広がっていて、朝から気持ちのいい景色でした。宿泊の詳しい話は箱根仙石原プリンスホテルの宿泊記に書きました。
フェアフィールド北海道長沼と道の駅の充電器
フェアフィールド・バイ・マリオット・北海道長沼マオイの丘公園には、2025年5月と12月に泊まっています。ホテルは道の駅マオイの丘公園のとなりです。

5月の朝、道の駅の建物のわきにEV用の普通充電器があるのを見つけました。「普通充電器」のシールが貼ってある機械です。ホテルではなく道の駅の設備で、ホテルのFAQの充電スタンドの一覧には、長沼は入っていません。
道の駅の充電スペースは「急速充電器」1台分となっていて、私が見た普通充電器とは別の可能性もあります。使うなら現地で見ておくのが確実です。


12月は雪の日で、朝には車が真っ白になっていました。雪をかぶったテスラを見たときは、ちゃんと走れるかなと少しどきっとしました!2回の宿泊はフェアフィールド北海道長沼の宿泊記にまとめています。
ANAクラウンプラザの千歳・札幌・熊本
IHGのANAクラウンプラザホテルにも、駐車場で充電できるホテルがありました。
ANAクラウンプラザホテル千歳
ANAクラウンプラザホテル千歳には2026年6月に1泊しています。駐車場は無料で、テスラの9kWの充電器(デスティネーションチャージング)があります。この6月の宿泊は飛行機で来ましたが、別の日に車で来たときに、この充電器を使いました。駐車場が無料で充電までできるのは、かなりありがたいです。台数や料金はどこにも出ていないので、使うなら予約のときにホテルに聞いておくと安心です。
ANAクラウンプラザホテル札幌
ANAクラウンプラザホテル札幌には、2025年6月にテスラの充電が目的で泊まりました。地下3階の駐車場にテスラの充電器が4台あり、宿泊者は無料で使えます。駐車場は宿泊者1泊2,000円です(2026年10月時点)。札幌の街なかで充電の心配をしなくていいのは、本当に気が楽でした!
ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ

ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイでは、2025年10月の朝、駐車場に「EV・PHV車充電専用」のスペースがあるのを見つけました。立体駐車場にあるエネチェンジの6kWの普通充電器で、2基にケーブルが2本ずつ、4台分です。
24時間使えて、支払いはエネチェンジのアプリで10分55円です。駐車料金(宿泊者は1泊1,500円)は別にかかります(2026年10月時点)。
北海道ドライブの急速充電と料金
2026年4月末の道東ドライブでは、釧路と屈斜路のプリンスホテルに泊まりました。どちらも充電器の案内が無いので、走る途中の急速充電でまかなっています。
| 日時 | 場所 | 充電 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 1日目 昼 | 羊ケ丘通SS(札幌) | 30分 21.14kWh | 400円 |
| 1日目 昼 | 羊ケ丘通SS(札幌) | 22分 15.65kWh | 304円 |
| 1日目 夜 | 道の駅おとふけ | 30分 21.05kWh | 900円 |
| 1日目 夜 | 道の駅おとふけ | 30分 21.21kWh | 900円 |
| 3日目 夕方 | 道の駅おとふけ | 30分 21.02kWh | 540円 |
| 3日目 夕方 | 道の駅おとふけ | 30分 21.2kWh | 900円 |
3日間で6回、充電した時間は合わせて172分、料金は3,944円でした。道東の長い距離を走ったことを考えると、ガソリン代よりずっと安く済んだ印象です。
道の駅おとふけの充電器はエコQ電で、帯広で晩ごはんを食べたあとに30分ずつ2回つないでから釧路へ向かっています。食事や休憩と充電を組み合わせられると、待ち時間も過ごしやすくなります。

その少し前には、新富良野プリンスホテルに1泊して富良野・美瑛・旭川を回りました。このときもエコQ電の急速充電器で、出発の朝に千歳で30分、帰りに旭川で21分つないでいます。9.45kWhと14.91kWhで、2回で750円でした。
旭川では、2025年5月に車で泊まったアートホテル旭川にも電気自動車の充電設備があります。使うときはホテルに問い合わせる形です。
ドライブの全体は道東ドライブ旅行記と富良野・美瑛・旭川の旅行記にあります。
まとめ
ホテルに充電器があれば、夜のあいだつないでおけます。ただ台数は2〜5台ほどと少ないので、空いているか、宿泊者以外も使えるかは事前に見ておくと安心です。箱根仙石原プリンスホテルは、充電器があることを決め手に選んだ宿でした。
充電器が無い宿の日は、道の駅やスタンドの急速充電を走る途中に入れました。北海道の3日間は、それで6回・3,944円です。
充電の計画を立てるのは最初こそ面倒でしたが、慣れてくると食事や観光と組み合わせるのが楽しくなってきました。EVでのホテル旅、思っていたよりずっと快適です。