
道東旅行記・ドライブ 2泊3日|帯広の豚丼、釧路湿原、屈斜路湖の夕日、硫黄山・摩周湖(2026年4月)
2026年4月から5月にかけて、札幌からテスラのModel 3で道東を2泊3日でぐるっと回ってきました。経路検索で足し合わせると、およそ800kmのルートです。
帯広で豚丼を食べて、釧路湿原の細岡展望台、屈斜路湖の夕日と砂湯、硫黄山(アトサヌプリ)、摩周湖まで。宿は釧路プリンスホテルと屈斜路プリンスホテルで、2泊24,152円でした。
いちばん心に残ったのは、風のない屈斜路湖に夕日が沈んでいく時間です。区間ごとの時間や充電した場所と料金も一緒に書いておきます。
目次
2泊3日の旅程
| 日付 | 行程 | 宿泊 |
|---|---|---|
| 1日目 | 札幌 → 帯広 → 釧路 | 釧路プリンスホテル |
| 2日目 | 釧路 → 細岡展望台 → 屈斜路湖 | 屈斜路プリンスホテル |
| 3日目 | 硫黄山 → 摩周湖 → 札幌 | なし |
ホテルは2軒とも、出発日の朝10時すぎに西武プリンスのサイトで予約しました。かなりぎりぎりでしたが、ちゃんと空いていてほっとしました。
移動の距離と時間

| 区間 | 道のりの目安 | 時刻 |
|---|---|---|
| 札幌 → 帯広 | 約180km | 昼ごろ → 19時前 |
| 帯広 → 釧路 | 約125km | 夜(2時間ほど) |
| 釧路 → 細岡展望台 | 約20km | 午後 → 16時すぎ |
| 細岡展望台 → 屈斜路湖の南岸 | 約70km | 16時すぎ → 18時前 |
| 屈斜路湖の南岸 → 砂湯 | 約15km | 18時前 → 18時すぎ |
| 硫黄山 → 摩周湖第三展望台 | 約10km | 12時すぎ → 13時すぎ |
| 摩周湖 → 音更 | 約165km | 13時すぎ → 17時前 |
| 音更 → 札幌 | 約185km | 不明 |
道のりは地図の経路検索(OpenStreetMapのデータ)で出した目安で、3日間でおよそ800kmです。上の2区間が1日目、次の3区間が2日目、硫黄山からが3日目。時刻は休憩や寄り道込みです。
道東は町と町の間がとにかく長くて、1日に回れるのは3〜4か所くらいでした。地図で見ると近そうでも、走ってみると1時間以上かかるのがふつうです。
5月に入っても、摩周湖の崖にはまだ雪が残っていました。ゴールデンウィークでも、上着は1枚多めに持っていって正解でした。
宿泊費
| 日付 | ホテル | 部屋 | 料金(2名1室) |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 釧路プリンスホテル | スタンダードツイン | 11,344円 |
| 2日目 | 屈斜路プリンスホテル | ツインルームB | 12,808円 |
どちらも禁煙の部屋で、室料のみの会員プランです。釧路は「ふたりでお得なステイプラン」、屈斜路は「ピークをずらしてリゾートステイ」でした。
2泊で24,152円。2人で泊まってこの値段なら、正直かなり安いと思います。釧路は駐車場が1泊1,000円、屈斜路は入湯税(おとな1人150円)と宿泊税が別にかかります。
部屋の様子は釧路プリンスホテルの宿泊記と屈斜路プリンスホテルの宿泊記に書いています。プリンスの会員ステータスで付くものはプリンス プラチナの特典と朝食|アメックスで登録した2025年11月からの記録にまとめました。
テスラの充電
車はテスラのModel 3です。充電は、札幌の北海道エネルギー 羊ケ丘通SSと、音更の道の駅おとふけにある急速充電器(エコQ電)を使いました。
エコQ電は会員登録して使う充電サービスで、料金は月ごとにまとめて請求されます。テスラはCHAdeMOアダプターをつないで急速充電しました。
| 日時 | 場所 | 充電 | 料金 |
|---|---|---|---|
| 1日目 12時ごろ | 羊ケ丘通SS(札幌) | 30分 21.14kWh | 400円 |
| 1日目 12時ごろ | 羊ケ丘通SS(札幌) | 22分 15.65kWh | 304円 |
| 1日目 20時すぎ | 道の駅おとふけ | 30分 21.05kWh | 900円 |
| 1日目 20時すぎ | 道の駅おとふけ | 30分 21.21kWh | 900円 |
| 3日目 16時半すぎ | 道の駅おとふけ | 30分 21.02kWh | 540円 |
| 3日目 16時半すぎ | 道の駅おとふけ | 30分 21.2kWh | 900円 |
3日間で6回、合わせて3,944円でした。春の割引が付いた回もあって、800kmほど走ってこの金額なのはありがたいです。
宿の室料2泊24,152円と足すと28,096円。駐車場代・入湯税・宿泊税と、食事やお土産はこれとは別です。
釧路と屈斜路のプリンスホテルでは充電器の案内を見かけなかったので、走る途中の急速充電でまかないました。道東は充電できる場所が限られるので、どこで充電するかは出発前に決めておくと安心です。
ホテルで充電できる宿の探し方はEV充電できるホテルの探し方|プリンス・マリオットの充電器とテスラで泊まった記録に書いています。
1日目 帯広の豚丼から釧路へ
昼ごろに札幌を出て、ひたすら東へ。帯広に着いたのは19時前でした。

晩ごはんは「はげ天」の豚丼。天ぷらと小鉢、味噌汁が付いたセットにしました。
豚肉はどんぶりからはみ出すくらいの量で、甘辛いたれがごはんによく合います。長い距離を運転したあとだったので、ひと口目で疲れが吹き飛びました。
天ぷらはえびと野菜で、天つゆも付いてきます。はげ天は1934年(昭和9年)創業の老舗で、本店は帯広の街なかにあります。豚丼と天ぷらを一緒に食べられるのは、ちょっと得した気分でした。
食べたあとは、となりの音更町の道の駅おとふけで30分ずつ2回充電。ここから釧路までは、さらに2時間ほどかかります。夜道を走って、その日のうちに釧路プリンスホテルに入りました。
釧路プリンスホテルは、釧路港の近くに建つ高層のホテルです。翌日は最上階の17階にあるレストランへ行きました。
2日目 釧路港と最上階のプリン

朝、ホテルの館内で昭和っぽい展示を見つけました。蓄音機と古い自転車、「米町」「南大通」の看板が並んでいて、看板はどれも釧路の地名です。
なんだか懐かしい雰囲気で、思わず足を止めてしまいました
お昼前には、ホテルのすぐ近くの釧路港へ。

岸壁に大きな白い客船が停まっていました。船体には「SEABOURN SOJOURN」の文字。釧路でこんな客船を見られるとは思っていなかったので、ちょっと驚きました。
港からホテルに戻って、最上階17階のレストラン「トップオブクシロ」へ向かいます。

ちょうど「昭和100年 なつかしの時間」という企画をやっていました。期間は2026年4月29日〜10月31日で、ナポリタン、ホットケーキ、プリンアラモード、クリームソーダ、レモンスカッシュの5品です。
ポスターの写真にも蓄音機が写っていて、朝に見た展示とつながっているのかなと思いました。

プリンアラモードと紅茶を頼みました。ポスターにある飲み物付きセットは1,400円です。
プリンの横には、バニラアイス、キウイ、バナナ、グレープフルーツ、さくらんぼ。見た目がとにかくかわいくて、食べる前に何枚も写真を撮ってしまいました。昔ながらのプリンで、懐かしい気持ちになります。

座ったのは窓際の席で、窓の外には釧路の街が広がっていました。まっすぐ伸びる大通りがよく見えて、眺めもごちそうのひとつです。
トップオブクシロは朝食会場も兼ねていて、ランチは11時45分から。なつかしの時間のメニューは16時まで頼めます。
2日目 細岡展望台
午後に釧路を出て北へ。16時すぎには釧路町の細岡展望台にいました。

看板の奥に広がっているのが釧路湿原です。細岡展望台は湿原の東の端の高台にあって、「大観望」とも呼ばれています。

茶色い湿原の中を、釧路川が大きく曲がりながら流れていました。地平線までずっと平らで、日本にこんな景色があるんだなと、しばらく黙って眺めていました。


4月末はまだ木に葉がなくて、見通しはかなりよかったです。緑の季節もきれいだろうなと思いつつ、この冬っぽい色の湿原も好きでした。
細岡展望台は夕日の名所でもあるのですが、この日は屈斜路湖で夕日を見たかったので先へ進みました。
2日目 屈斜路湖の夕日と砂湯
そこから1時間半ほど走って、屈斜路湖の南の端へ。湖から釧路川が流れ出すあたりです。

着いたのは18時前。風がまったくなくて、水面は鏡のようでした。夕日に間に合うか心配しながら走ってきたので、間に合った瞬間は思わず声が出ました!
2分後には、夕日が向こうの山に沈んでいきました。あっという間でしたが、湖面に光が映る様子は本当にきれいで、この旅でいちばんの景色です。
そのあと、湖の東側の砂湯へ移動しました。砂湯は、湖岸の砂を掘るとお湯が出てくる場所です。

水ぎわの砂を10cmほど掘るとお湯がわいてきて、自分で足湯を作れます。実際に掘った穴にはちゃんとお湯がたまっていて、素足を入れるとじんわり温かい。夕方で冷えてきた足にはうれしい温かさでした。

18時半すぎには、空がオレンジから紫に変わっていきました。湖畔には「阿寒摩周国立公園 屈斜路湖 砂湯」の看板が立っています。
駐車場は無料です。夕方で人は少なく、湖の向こうの山には雪が残っていました。静かな湖畔で空の色が変わっていくのを見ていると、時間を忘れてしまいます
2日目 屈斜路プリンスの夜
砂湯から湖の西側へ回って、屈斜路プリンスホテルへ。

20時前、ホテルのレストランで夕食。カレーは銀のソースポットに入っていて、ライスの上にリング状のフライがのっていました。サラダ付きです。
ホテルのカレーらしい、まろやかでほっとする味。1日中走り回ったあとだったので、こういうシンプルなごはんが何よりうれしかったです。

21時半にはバーへ。水色のカクテルに、さくらんぼがのっていました。湖の色みたいなきれいな色で、見ているだけで楽しくなります。
店内は照明が暗めで、テーブルにはキャンドル。湖畔のリゾートらしい、落ち着いた夜を過ごせました。
3日目 硫黄山へ
最終日は弟子屈の硫黄山(アトサヌプリ)から。12時前には現地にいました。

駐車場の前にあるのが「硫黄山MOKMOKベース」。売店とカフェの入った建物で、2023年7月に前の「硫黄山レストハウス」をリニューアルしてこの名前になりました。新しくてきれいなので、休憩にちょうどいいです。


建物の裏から、白っぽい砂地を山の方へ歩きます。山肌のあちこちから噴気が上がっていて、近づくにつれて硫黄のにおいがどんどん強くなってきました。

噴気孔のすぐそばまで行けます。岩には黄色い硫黄がびっしり付いていて、こんなに鮮やかな黄色なのかとびっくりしました!




風向きによっては噴気がこちらに流れてきて、前が見えなくなるほどでした。シューッという音もすごくて、山が生きているのを肌で感じます。

ひと回りしてMOKMOKベースに戻り、ひと休み。


カップのソフトクリームを食べながら、大きな窓の「MOKMOK THEATER」で山を眺めました。窓いっぱいに硫黄山が見えて、さっきまであそこを歩いていたんだなと不思議な気分です。

手のひらにのせているのは温泉たまごです。ここのソフトクリームは、温泉たまごと混ぜる「温玉ソフト」が名物。組み合わせを聞くとびっくりしますが、次はぜひ試してみたいと思っています。
3日目 摩周湖と帰り道

13時すぎ、摩周湖の第三展望台へ。空は曇っていましたが、湖はちゃんと見えました。霧で見えないことも多いと聞いていたので、湖面が見えたときはほっとしました。
湖面は濃い紺色で、まわりはぐるっと急な崖。崖の斜面にはまだ雪が残っていました。吸い込まれそうな色で、写真よりも実物のほうがずっと深い青です。
硫黄山から摩周湖第一展望台までの道は「摩周湖硫黄山スカイロード」という15kmほど・20分ほどのドライブコースで、第三展望台はこの道の途中にあります。
ここからは帰り道。十勝方面へ戻りました。

16時半には、音更の道の駅おとふけにいました。摩周湖からは約165kmで、着いたときには車の画面の残りの表示が0km、低電力モードになっていました。
正直、最後のほうはずっと画面の数字が気になってひやひやしていました。無事にたどり着けて、心の底から安心しました!
ここで1日目の夜と同じ急速充電器につないで、30分ずつ2回充電。待っている間に、道の駅の中の「豚丼のぶたはげ」で1,150円の買い物もしています。1日目に続いて、最後も豚丼で締めくくりです。
まとめ
3日間で札幌から帯広、釧路、屈斜路湖、摩周湖まで回りました。ゴールデンウィークの始まりでしたが、湿原や湖はまだ冬の色で、山の上には雪が残っていました。
振り返って思い出すのは、やっぱり屈斜路湖の静かな水面と夕日です。道東は移動が長いぶん、ひとつひとつの景色が特別に感じられました。次は緑の季節に、細岡展望台の夕日も見てみたいです。
この旅の数日前には富良野・美瑛・旭川を1泊2日で回っています。