白黒の石畳で模様が描かれた広場。真ん中に白い像、奥に3つのアーチの市門と白黒の時計塔
市門と時計塔が見える広場

ポルトガル領アゾレス諸島、サンミゲル島の中心の町ポンタデルガダ(Ponta Delgada)を、夕方に1時間半ほど歩いてきました。

この旅でゆっくり観光できたのは、実はこの日だけ。午前中は車でセテ・シダーデスまで走って、15時過ぎに町へ戻ってから歩き始めました。

回ったのは、市門のある広場とサン・ブラス要塞、それにマリーナです。どこも歩いて行ける範囲にまとまっているので、半日もあれば十分でした。

歩いたところ
市門
Portas da Cidade。3つのアーチの門で、1783年にでき、1952年に今の広場へ移されました
サン・ブラス要塞
Forte de São Brás。港の西の端にある16世紀後半の要塞で、中がアゾレス軍事博物館
博物館の開館
毎日10:00〜18:00(祝日は休み)
マリーナ
海沿いの遊歩道ぞい。ホテル マリーナ・アトランティコの目の前
歩いた時間
15時過ぎ〜17時前(1月)
目次
  1. 白黒の石畳と時計塔
  2. 市門のある広場
  3. サン・ブラス要塞と軍事博物館
  4. 城壁の上からの眺め
  5. 夕方のマリーナと港
  6. よかったところ・気になったところ
  7. まとめ

1白黒の石畳と時計塔

白い壁の建物が並ぶ通り。歩道に白と黒の小さな石で曲線の模様が描かれている
白黒の石畳の通り

町に戻ってまず目に入ったのが、歩道の石畳です。白と黒の小さな石を並べて、くねくねとした模様が描いてあります。

ポルトガルの町でよく見る石畳の舗装ですが、ここは黒い石の色がとても濃いんです。火山の島らしいなと思いながら、足元ばかり見て歩いていました。

通りの両側には、白い壁に黒い縁取りの建物が続きます。空は曇っていたものの、街並みが白黒なので暗い感じはしませんでした。

下から見上げた白い時計塔。角と窓枠が黒い石で縁取られ、左に教会の石の飾りが見える
教会の横に立つ時計塔

少し歩くと、白と黒の時計塔が見えてきます。すぐ横が教会で、入口のまわりの石の飾りが細かく彫り込まれていました。

見上げると、時計の下に小さな窓とバルコニー。どこを撮っても白黒でそろっていて、気づけば同じ塔を何枚も撮っていました

2市門のある広場

時計塔のすぐ先が、いちばん上の写真の市門の広場です。3つのアーチが並んだ白い門は、ポンタデルガダの顔のような場所ですね。

門ができたのは1783年。もとは港の岸壁にあったもので、1952年に海沿いの大通りを造ったときに、今の広場へ移されたそうです。

広場の床も、一面が白黒の石畳の模様になっています。真ん中には白い像が立っていて、門と時計塔と石畳が一度に入るので、写真を撮るならここがいちばんだと思います。

3サン・ブラス要塞と軍事博物館

曇り空の下の石造りの要塞。角に見張り台があり、手前に門と案内板、芝生の上に大砲
朝のサン・ブラス要塞の外側

市門から海沿いを西へ歩くと、石造りのサン・ブラス要塞に着きます。実はこの日の朝も、セテ・シダーデスへ出発してすぐに前を通っていました。

16世紀の後半に造られた要塞で、それからずっと軍の施設として使われてきた場所です。中がアゾレス軍事博物館(Museu Militar dos Açores)になっていて、なかを見て回れます。

要塞の中庭。石畳の上に緑青色の古い大砲、奥に枝を切りそろえた木と黒い石の城壁、白い建物
中庭に置かれた大砲

中に入ったのは15時すぎ。入ってすぐの中庭に、緑青の浮いた古い大砲が置いてありました。

まわりは黒っぽい城壁に囲まれていて、さっきまで歩いていた通りとは空気がまるで違います。

白い壁のアーチの通路。奥に小さなアーチの出入口、両側に黒い大砲が置かれている
白いアーチの通路と大砲

城壁の中の通路は、白いアーチの天井になっています。左右に大砲が並んでいて、ちょっとした回廊のようでした。

屋根の下の石畳に置かれた、砲を載せた深緑色の古い軍用ジープ。前に説明の板が立っている
砲を載せた軍用ジープ

奥の屋根の下には、軍用のジープや大砲がずらっと並んでいます。ジープの上に砲が載っていたりして、思わず足が止まりました!

屋根の下に一列に並んだ大砲や高射砲。それぞれの前に説明の板
屋根の下に並ぶ大砲

一つひとつに説明の板が立っていて、ちょっとした屋外の展示場のようです。大砲の形も大きさもばらばらで、眺めているだけでも飽きませんでした。

4城壁の上からの眺め

この要塞でいちばん好きだったのが、城壁の上です。上がると、海沿いの道路と港、その奥のポンタデルガダの街並みが見渡せます。

要塞の城壁の上から見た海沿いの道路と堀のような水路、白い建物の並ぶ街
城壁の上から見た海沿いの道
城壁の上から見た港と市街。高い白いホテルの建物、マリーナのヨット、奥に緑の山並み
港と市街、奥に島の山

白い建物の向こうには、島の緑の山並みも見えました。曇っていて海は灰色でしたが、それでも港の広さはよく分かります。

町の中を歩いているだけだと、ポンタデルガダがこんなに海に沿って横に長い町だとは気づきませんでした。高いところから見ると、全体の形がつかめておもしろいです

城壁の前に立つ白い石の記念碑。両側に人の像、手前に四角い池と芝生
城壁の前の記念碑と池

帰りぎわ、城壁の前に大きな記念碑と池がありました。人の像が両側に立っていて、ここだけしんと静かです。

5夕方のマリーナと港

曇り空の下のマリーナ。桟橋にヨットや白いボートがぎっしりと並ぶ
マリーナのヨット

要塞を出たら、海沿いの遊歩道を歩いてマリーナへ。16時ごろのマリーナには、ヨットや小さなボートがぎっしり並んでいました。

泊まっていたホテル マリーナ・アトランティコは、このマリーナの目の前です。部屋の窓から見ていた景色の中を、やっと自分の足で歩けました!

港の岸壁に泊まった灰色の軍艦と、奥の長い防波堤、海に浮かぶ1隻のヨット
岸壁に泊まっていた灰色の軍艦

港の奥の岸壁には、灰色の軍艦が1隻。要塞の博物館を見たすぐあとだったので、なんだか話がつながったような気がしました。

夕方のうす曇りの空を飛ぶ旅客機
夕方の空を飛ぶ飛行機

日が暮れかけた18時前には、空を飛行機が通っていきました。ポンタデルガダの空港は町のすぐ近くなので、町なかからでも飛行機がよく見えます。

島への行き帰りに乗ったTAPの便は、リスボン⇔アゾレスの搭乗記に書いています。

よかったところ・気になったところ

よかったところ

  • 市門、時計塔、要塞、マリーナが歩いて回れる距離にまとまっている
  • 白黒の石畳がどこを歩いてもきれい
  • 要塞の城壁の上から、港と街を見渡せる
  • 軍用車や大砲を間近で見られる
  • マリーナ前のホテルからなら、そのまま歩いて行ける

気になったところ

  • 1月は曇りがちで、写真が少し暗くなる
  • 博物館は18時まで。ドライブの帰りに寄るなら時間に注意
  • 石畳は雨の日だと滑りそう

まとめ

ポンタデルガダは、白黒の石畳と白い建物がどこまでも続く、こぢんまりした港町でした。市門から要塞、マリーナまで、1時間半ほどあればひと通り回れます。

なかでもサン・ブラス要塞の城壁の上から見た港は、この旅でいちばん印象に残った景色のひとつです。島の西側のドライブはセテ・シダーデスの記事に、旅全体の流れはアゾレス諸島旅行記に書いています。