
2025年3月29日、名古屋港から太平洋フェリーの「きそ」に車ごと乗って、仙台経由で苫小牧まで行ってきました。名古屋19時発、苫小牧には3月31日の11時に着く、40時間ののんびりした船旅です。
1等洋室と乗用車1台で、インターネット割引の42,900円。2日目の朝は茨城沖で海も空も真っ青で、夕方は仙台港に3時間ほど停まる間に船を降りて牛たん定食を食べました。予約と料金、船内のレストランやWi-Fiのことも書いておきます。
- 船
- きそ(2005年就航・15,795トン)
- 区間
- 名古屋 → 仙台 → 苫小牧
- 時刻
- 3/29(土)19:00 名古屋発 → 3/31(月)11:00 苫小牧着
- 客室
- 1等(洋室 定員2名)を1名で
- 車両
- 乗用車1台
- 料金
- 42,900円(インターネット割引)
- 公式
- 太平洋フェリー
予約と運賃
予約は3月26日、乗る3日前に太平洋フェリーのサイトでしました。乗船日の3日前までのネット予約は、予約日を含めて3日以内(2日前以降の予約は乗船受付まで)に払う決まりです。私は3月28日の夜にカードで払いました。直前でも部屋が取れて、正直ほっとしました!
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 乗船日 | 2025年3月29日(土) |
| 区間 | 名古屋 → 苫小牧(仙台寄港) |
| 部屋 | 1等(洋室 定員2名) |
| 人数・車両 | 1名・乗用車1台 |
| 割引 | インターネット割引 |
| 合計 | 42,900円 |
乗用車の運賃には運転する人1名の2等の運賃が含まれていて、1等など上の部屋を使う分は差額を払う仕組みです。42,900円は、その差額も入った合計でした。定員2名の個室を1名で使うと、時期によっては貸切料金もかかります。
40時間の個室と車の運送が込みでこの値段なら、高速代やガソリン代、途中の宿代を考えるとかなりお得だと思います。
乗る日に気をつけること
- QR搭乗券当日の15時ごろ「モバイルQR搭乗券」のメールが届く。海の上では電波が届かずページが開けなくなるので、スクリーンショットで保存
- 車の手続き名古屋は出港の90分前まで。ターミナルの「車両ステッカー発券機」でステッカーを出す
- 車両甲板一度乗船すると、出港前でも戻れない。貴重品や船内で使う荷物は、車を離れる前に持って上がる
個室ではモバイルQR搭乗券がルームキーにもなるので、乗船前の保存は忘れずにやっておきたいところです。車の手続きも、思ったより早めに着いておく必要があります。40時間分となると荷物も多めなので、あらかじめ1つのバッグにまとめておくと楽です。
1日目 名古屋港で車ごと乗船

名古屋港までは神戸から高速で行きました。走ったのは魚崎→西宮JCT、西宮→名神吹田、大山崎→名港中央の3区間で、高速代は合わせて5,180円です。神戸から北海道へ行くのに、わざわざ名古屋から乗るのもちょっとおもしろい選び方だなと我ながら思います。
18時前、名古屋港。車の列に並んで乗船を待ちます。右奥に見えているのが「きそ」で、煙突に太平洋フェリーのマークが付いていました。近くで見ると船がとにかく大きくて、これから40時間これに乗るんだと思うとわくわくしました!

18時、乗船してデッキへ。岸壁にはトレーラーがたくさん並んでいました。空はどんより曇りで、少し肌寒かったです
1等洋室
部屋は1等の洋室でした。ツインで広さは12㎡(7畳)。シャワーとトイレ、BSが見られるテレビ、冷蔵庫が付いていて、ナイトウェアやタオル、ドライヤーもあります。
1人で使うには十分な広さで、自分の部屋にシャワーとトイレがあるのは、2泊もするとかなりありがたいです。
私の部屋は7デッキ。きその1等洋室は6・7デッキとも窓なしのタイプです。外が見えないのは少し残念ですが、その分よく眠れたので、寝るための部屋と割り切ればいいと思います。
船内の設備と食事
名古屋から苫小牧までは2泊なので、船の上で食事のタイミングが何回もあります。2日目の夜は、仙台港で船を降りて食べに出ました。
レストラン「タヒチ」は6デッキにあるバイキング形式の店です。全部船で食べると結構な額になるので、仙台で一度外に出られるのは助かりました。
下の設備と料金は、2026年10月時点のものです。Starlinkを使った船内Wi-Fiは2026年7月に始まったサービスで、私が乗った2025年とは通信環境が変わっています。
- タヒチの料金いまの料金で、おとなは夕食2,500円、朝食1,400円、昼食1,300円。ドリンクバー付きで、お酒は別料金
- 展望大浴場5デッキ。乗船してから入港の30分前まで、昼も夜も入れる(海が荒れているときは閉まることがある)
- Wi-Fi「au Starlink フェリーWi-Fi」。24時間1,500円(auの回線なら無料)で、スマホとタブレット向け。パソコンはつなげない
- Wi-Fiの範囲5デッキのエントランス周辺と6デッキの共用スペースだけ。客室やレストラン、シアターラウンジでは使えない
- ほかの設備ショップコーナー(5デッキ)、シアターラウンジ「サザンクロス」、スタンド「マーメイドクラブ」、キッズルーム、ゲームコーナー
海を見ながら入るお風呂は、長い船旅のいちばんの楽しみです。設備も多くて、40時間でも退屈しにくいつくりでした。
沖合では携帯電話の電波が届かないことがあります。2026年10月時点の案内では、船内Wi-Fiは客室では使えません。ネットから離れてぼーっとする時間だと思えば、それも船旅のよさかもしれません。
2日目 一日海の上
名古屋から仙台までは約21時間40分。2日目は朝から夕方まで、ずっと船の上です。
朝9時ごろ、デッキに出ると海も空も真っ青でした。位置は茨城沖あたり。この記事のいちばん上の写真です。前の日の曇り空がうそのようで、この景色を見られただけでも船にしてよかったと思いました!
2日目 仙台港で途中下船して牛たん
仙台港には16時40分着、19時40分発。3時間ほど停まるので、船を降りて外へ出ました。丸一日ぶりの陸で、ちょっと足元がふわふわする感じがしました
名古屋から苫小牧まで乗る人も、船内で手続きをすれば仙台港で一時上陸できます。降りられるのは入港から20分の間だけで、外にいられるのは長くて2時間20分ほど。苫小牧行きは19時10分までに船へ戻る決まりです。車は降ろせないので、近くを歩いて回る形になります。


17時前、港の近くの三井アウトレットパーク仙台港。観覧車が目印で、港から歩いて行ける場所にこういう施設があるのは便利でした。

17時すぎ、夜ごはんは仙台らしく牛たん定食。麦ごはんとテールスープ付きです。牛たんが香ばしくて、船のバイキングもいいけれど、やっぱりご当地のものが食べられるとうれしいですね。奥の手書きメニューには、ほっきやホヤも並んでいました。

18時前、船へ戻る道で夕日。鉄塔の向こうに沈んでいくところでした。
船はここから苫小牧まで約15時間20分。この晩は船で寝て、目が覚めたらもう北海道の近くです。
3日目 苫小牧に到着
3月31日11時着の便で、苫小牧に着いたのは名古屋を出てから40時間後。長いようで、終わってみるとあっという間でした。

11時前、デッキから苫小牧の港と街が見えてきました。空は曇りで、海は灰色。茨城沖の青い海とはずいぶん違って、北に来たんだなと実感します。

12時すぎ、苫小牧市内のスターバックスで一休み。いちごのフラペチーノで、無事に着いたお祝いです。ここから車で北海道の道を走りました。
よかったところ・気になったところ
よかったところ
- 1等洋室と車1台で42,900円。2泊分の宿代も込みと思えば安い
- 仙台港で一時上陸して、牛たんが食べられた
- 部屋にシャワーとトイレがある
- 2日目の茨城沖の真っ青な海
気になったところ
- 1等洋室は窓なし
- 2026年10月時点の船内Wi-Fiは共用スペースだけで、部屋では使えない
- 乗船したら車両甲板に戻れないので、荷物の準備が大事
まとめ
名古屋から北海道まで、車と一緒に2泊の船旅でした。1等洋室と車1台で42,900円。運転しなくても、寝ている間に北海道へ近づいていくのは本当に楽でした。
仙台港で3時間あったので、牛たんを食べに外へ出られたのもいい気分転換になりました。次は窓のある部屋で、海を眺めながら乗ってみたいです。
翌月の終わりには、北海道で登別・洞爺湖から大沼へのドライブをしています。同じ年の12月には、大洗からさんふらわあ ふらので苫小牧へ渡りました。