チャンギ空港の搭乗口に止まるシンガポール航空のA350-900
シンガポールで乗り継いだSQ900のA350-900

成田からANAの787-9ビジネスでシンガポールへ、翌朝はシンガポール航空のA350でセブへ。帰りはエバー航空で台北を経由して那覇へ戻りました。

2024年、ANAのマイルで提携航空会社の便も予約できる「スターアライアンス特典航空券」で、3社のビジネスクラスに4区間乗ってきました。往復63,000マイルと、税金・燃油など42,860円を使いました。

ここでは旅程の組み方と必要マイル、実際に乗った時刻を、座席や機内食の写真と一緒にまとめます。機内の詳しい様子は、区間ごとの搭乗記に分けて書いています。

目次
  1. 旅程と必要マイル
  2. 出発前に変えたところ
  3. 前の晩 NH416で神戸から羽田へ
  4. NH801 成田→シンガポール
  5. SQ900 シンガポール→セブ
  6. 帰り BR282・BR186で台北経由
  7. 那覇からANA2530で神戸へ
  8. 定刻と実際の時刻
  9. 費用
  10. よかったところ・気になったところ
  11. まとめ

旅程と必要マイル

予約したのは2024年のある夜です。スターアライアンス特典で、必要マイル数は往復63,000マイルでした。ビジネスで4区間乗れてこの数なら、かなりいい使い方ができたと思います。

東アジアから東南アジアの簡略な地図の上に、日本からシンガポールへ下ってからフィリピンへ向かう往路の矢印と、フィリピンから台湾を経て沖縄へ戻る復路の矢印を色違いで描き、乗り継ぎ地点に小さな丸と飛行機のアイコンを置いた図
日本から往路はシンガポール経由でセブへ、復路は台北経由で那覇へ戻る、往路と復路で経由地が違う特典航空券の周回ルートのイメージ。イラスト(AI生成)
伊丹 セブ セブに26日間 NH416 神戸→羽田 (前夜) 羽田着→成田発 NH801 ビジネス シンガポール 乗り継ぎ約10時間 SQ900 ビジネス NH762 国内線 那覇 翌朝まで約16時間 BR186 ビジネス 台北(桃園) 乗り継ぎ1時間15分 BR282 ビジネス 往路 2〜3日目 復路 29〜30日目 往復63,000マイル(スターアライアンス特典)
往路はシンガポール、復路は台北で乗り継ぐ周回ルート
日付便区間クラス・座席
1日目NH416神戸→羽田特典普通席
2日目NH801成田→シンガポール特典ビジネス 7D
3日目SQ900シンガポール→セブ特典ビジネス 17K
29日目BR282セブ→台北(桃園)特典ビジネス 7K
29日目BR186台北(桃園)→那覇特典ビジネス 2K
30日目NH762那覇→伊丹特典普通席 32J

旅の目的地はセブで、往路はシンガポール、復路は台北で乗り継ぎです。両端に日本の国内線が1区間ずつ付いていて、国内線2区間を含めると6区間の特典航空券になります。この記事では、そのうち国際線のビジネスクラス4区間を中心に書いています。

乗り継ぎ時間を予約時刻で数えると、シンガポールが約10時間、台北が1時間15分、那覇から伊丹へは翌朝の便で約16時間でした。どこも24時間以内です。

行きと帰りで違う航空会社、違う経由地を通れるのが、提携特典のおもしろいところだと思います。

NH801は、ANAグループのエアージャパンが運航する便でした。

いまのスターアライアンス特典の表では、このように海外で乗り継ぐ旅程は「日本(Zone 1-B)」発着の欄を使います。ビジネスの往復だと、こんな感じです。

ゾーンこの旅程の都市ビジネス往復
アジア1(Zone 3)セブ(フィリピン)、台北43,000マイル
アジア2(Zone 4)シンガポール63,000マイル

私の予約の63,000マイルは、シンガポールのあるアジア2と同じ数字でした。提携特典では、出発地から必要マイル数がいちばん高い地点が目的地として扱われます。セブ行きでもシンガポールを通るこの旅程は、マイルの計算上はシンガポールが目的地になって、アジア2の63,000マイルになったわけです。

とはいえ、シンガポール航空のビジネスにも乗れて、シンガポールにも少し寄れました。個人的には納得のマイル数です。

日本発の旅程の途中降機(24時間を超える滞在)は、往路・復路のどちらかで1回までです。

この特典を取ったあと、2024年7月からはアメックスのポイントもANAマイルに移すようになりました。その流れはアメックスからANAマイルへ年4万の上限まで移した記録にまとめています。

出発前に変えたところ

出発前に、往路の国内線をNH986(伊丹7:05発)から、前日夜のNH416(神戸21:05発→羽田)に変えています。前の晩のうちに東京へ入っておけるので、当日の朝はかなり気が楽になりました。

国内線特典で発券した便実際に乗った便
往路NH986(2日目)NH416(1日目)
復路NH762(30日目)ANA2530(29日目)

表の国内線は、どれも普通席です。

復路の那覇からは、特典のNH762(30日目)とは別に、29日目の夜のANA2530(那覇20:20→神戸22:20、ソラシドエア運航)を出発前に買っています。運賃はスーパーバリュー28Jで20,040円、座席25Aでした。那覇で1泊せずにその日のうちに帰れるので、ここは別に買ってでも乗りたかった便です。

ソラシドエアのサイトでも、同じころ同じ時間の130便をバーゲン35の14,540円で仮予約していました。

DAY 1

前の晩 NH416で神戸から羽田へ

神戸空港の搭乗口の案内表示。ANA416 TOKYOの出発時刻の変更、Delayed (late aircraft)

特典の予約には、変更後のNH416がちゃんと入っていました。

当日のNH416は「使用機到着遅れ」。出発時刻は2回繰り下がって40分ほどの遅れになり、搭乗口も6番に変更になりました。

旅の初日からいきなり遅れで、ちょっと先が思いやられるスタートです。前の晩に移動しておいて正解でした!

DAY 2

NH801 成田→シンガポール

  • NH801成田 18:20 → シンガポール 00:55(翌日)/Boeing 787-9(JA893A)/座席7D
成田空港21番搭乗口に止まるANAのボーイング787-9

NH801は成田第1ターミナル南ウイングの21番搭乗口から。18時前には、もう機体が待っていました。成田のラウンジの入り方は成田空港のラウンジ一覧にまとめています。

ANA 787-9ビジネスクラスの座席7D。枕と毛布が置かれている

座席は7Dです。枕と毛布が置いてあって、座った瞬間に「これから長旅が始まるんだな」とわくわくしました。機内食は事前予約で和食にしていました。

NH801ビジネスクラスの和食の前菜。八角形の器に小さな料理が並ぶ
NH801ビジネスクラスの和食の主菜。ご飯、味噌汁、梅干し、おかずの角皿

前菜は八角形の器に小さな料理がいくつも並んでいて、見た目にも華やかな一皿でした。主菜はご飯と味噌汁付きの和定食です。

これから1か月近く海外なので、出発の日に和食を食べられたのはうれしかったです。

フルフラットにしたNH801(787-9)のビジネスクラス座席とマットレスパッド

食後はフルフラットにして少し横になりました。マットレスパッドを敷くと、寝心地がぐっとよくなります。

ゲートを離れたのは、定刻より数分遅れでした。座席や機内食はNH801の搭乗記に詳しく書いています。

DAY 3

SQ900 シンガポール→セブ

シンガポール着は深夜1時すぎ。入国審査の前はほとんど人がいなくて、あっという間に通れました。深夜着でも並ばずに済むのは助かります。

フォーポイント・バイ・シェラトン・シンガポール リバービューの客室の窓から見たシンガポール川と歩道橋、高層マンション

深夜1時に着くので、フォーポイント・バイ・シェラトン・シンガポール リバービューを到着前日の泊で予約していました(フォーポイント・シンガポール リバービューの宿泊記)。朝7時半に窓の外を見ると、すぐ下に川が流れていて、気持ちのいい朝でした。

ホテルにいたのは深夜から朝までの数時間だけ。それでもベッドで横になれたので、翌日の移動がずいぶん楽になりました。宿泊費は下の費用の表にまとめています。

  • SQ900シンガポール 10:55 → セブ 14:30/Airbus A350-900(9V-SHW)/座席17K
窓越しに見たジュエル・チャンギ・エアポートの屋内の滝

空港では、ビジネスクラスの搭乗券でSilverKrisラウンジに寄ってから搭乗口へ。途中、窓越しにジュエルの滝が見えました。ガラス越しでも迫力があって、時間があればゆっくり見に行きたかったです。

SQ900はチャンギ第2ターミナルのF58番ゲートから。定刻より7分早くゲートを離れて、セブにも19分早く着いています。

シンガポール航空A350中距離仕様のビジネスクラス座席。茶色の革張り
SQ900のメイン。ロブスターのチーズ焼きとアスパラガス、トマト

A350-900中距離仕様のビジネスクラスは1-2-1配列の40席で、座席はフルフラットになります。茶色の革張りのシートは落ち着いた雰囲気で、さすがシンガポール航空という感じでした。

SQ900には特別機内食を申し込んでいて、メインはロブスターのチーズ焼き。3時間半ほどの昼の便でこれが出てくるのは、かなり贅沢です。機内の様子はSQ900の搭乗記に書いています。

着陸前に見たマクタン島の海岸とマングローブ、遠浅の海
マクタン・セブ国際空港の第2ターミナルと管制塔

着陸前は、遠浅の海とマングローブが広がっていました。海の色がきれいで、セブに来たなと気分が上がります。14時すぎにマクタン・セブ国際空港に着きました。

ここからセブに26日間いました。セブでの話はセブ旅行記に書いています。

DAY 29

帰り BR282・BR186で台北経由

  • BR282セブ 12:15 → 台北(桃園)15:10/Airbus A330-200(B-16310)/座席7K
  • BR186台北(桃園)16:25 → 那覇 18:55/Airbus A321(B-16212)/座席2K
マクタン・セブ国際空港のInternational Departuresのアーチ屋根の通路

帰りはセブ第2ターミナルの15番ゲートから、エバー航空のA330-200です。アーチ屋根の通路を歩いていると、いよいよセブともお別れだなと少しさみしくなりました。

セブ空港の搭乗橋につながるエバー航空のA330
エバー航空A330-200のビジネスクラス座席。葉の模様の布張りの2席
BR282の機内食。牛肉のグリルと野菜、小鉢3つと緑色のドリンク

座席は7Kで、搭乗券の表記は「PREMIUM LAUREL CLASS」。葉の模様の布張りのシートで、行きの2社とはまた違う雰囲気です。機内食は牛肉のグリルでした。桃園には定刻より少し早く着いています。

桃園空港に止まるバッドばつ丸が描かれたエバー航空機
桃園空港で見たサンリオのキャラクターが描かれたエバー航空機

桃園では、サンリオのキャラクターを描いたエバー航空の機体を何機も見かけました。バッドばつ丸の機体もあって、見つけるたびについ写真を撮ってしまいます!

BR186の搭乗口は、空港の表示ではC3に変更になっていました。出発が約30分遅れて、那覇着も30分ほど遅れました。那覇で乗り継ぎがあったので、ここは少しそわそわしました。

BR186の機内食。肉と野菜の串焼きにトマトソース、フルーツ

1時間半ほどのBR186でも、温かい食事が出ました。短い便でもしっかり食べさせてくれるのは、ありがたいですね。2区間の座席と食事はエバー航空の搭乗記にまとめています。

那覇からANA2530で神戸へ

  • ANA2530那覇 20:20 → 神戸 22:20/ソラシドエア運航/座席25A(別に購入)

那覇での乗り継ぎは、定刻どおりなら85分のところ、BR186が約30分遅れて着いたので、ANA2530の出発20:20まで1時間を切りました。ANA2530のオンラインチェックインは、この日の昼前に済ませていました。搭乗口は37番に変わっています。

那覇空港で、木の仕切りのある席に置いたスターバックスのフラペチーノ

那覇では荷物を一度受け取ります。20時前にはもうスーツケースが手元にあって、そのまま国内線へ。思ったより早く出てきてくれて、ほっとしました。

20時ごろにはフラペチーノを買って、ようやく一息です

ANA2530(ソラシドエア運航)の機窓から見たウイングレットと夜景
夜の神戸空港ターミナル。時計と「神戸空港」の文字

22時すぎに神戸の夜景が見えて、ほぼ定刻に到着。セブを出たその日のうちに神戸に戻れました。昼はセブ、夜は神戸というのは、なんだか不思議な感覚です

定刻と実際の時刻

ビジネス4区間の定刻と、実際に着いたときの様子です。時刻はどれも現地時刻です。

便定刻実際
NH80118:20 → 00:55約10分遅れ
SQ90010:55 → 14:30約20分早着
BR28212:15 → 15:10ほぼ定刻
BR18616:25 → 18:55約30分遅れ
定刻 NH801 約+10分 SQ900 約−20分 BR282 数分 BR186 約+30分
ゲート到着の定刻との差

大きく遅れたのはBR186の約30分だけで、ほかはほぼ定刻でした。SQ900の20分ほどの早着は、さすがの正確さです。

費用

項目金額
特典航空券(マイル)63,000マイル
特典航空券(付帯費用)42,860円
ANA2530 那覇→神戸20,040円
シンガポールのホテル250.59シンガポールドル(約28,000円)

特典航空券は往復6区間で、42,860円は税金や燃油などの付帯費用です。ANA2530の20,040円のうち、16,000円分はANA SKY コインで払いました。

シンガポールのホテルは、フォーポイント・バイ・シェラトン・シンガポール リバービューに1泊です。数時間しかいなかったことを考えると少し高く感じますが、深夜着ならホテルがあると安心です。部屋と料金の内訳は同じ宿泊記に書いています。

ANA国際線・提携航空会社特典は、2025年6月24日予約・発券分からサービスの追加と一部変更がありました。この旅程と同じ条件で今も取れるとは限りません。

夜の那覇空港の明るい通路と、右側に並ぶ土産物の売店
那覇空港。ここから別に買ったANA2530で神戸へ

よかったところ・気になったところ

よかったところ

  • 63,000マイルで、3社のビジネスに4区間乗れた
  • 行きと帰りで経由地を変えて、シンガポールにも寄れた
  • 1時間半ほどの便でも、温かい機内食が出た
  • 別に買ったANA2530で、セブからその日のうちに神戸へ帰れた

気になったところ

  • シンガポールを通ると、セブ行きでもアジア2のマイル数になる
  • シンガポール着が深夜1時で、ホテルは数時間だけ
  • BR186が31分遅れて、那覇の乗り継ぎが54分になった

まとめ

63,000マイルで、3社のビジネスに4回乗れた旅程でした。往路は前日の神戸発に変えて、復路の那覇からは別に買った便で、その日のうちに神戸へ帰っています。

どの区間も機内食がしっかり出て、写真を見返すと食事の写真ばかりでした。3社とも座席の雰囲気や食事が違うので、乗り比べるのが楽しかったです。

次にマイルが貯まったら、また別の組み合わせで周回してみたいと思います。