
キャセイパシフィック航空の会員プログラムは、名前も「キャセイ」です。ステータスはグリーン・シルバー・ゴールド・ダイヤモンドで、ゴールドがワンワールド サファイア、ダイヤモンドがエメラルドにあたります。
2027年1月1日からは、会員年度が1〜12月にそろい、上のステータスに上がってもポイントがゼロに戻らない形に変わります。私自身はキャセイの会員ではなく、JALのステータスでキャセイに乗ってラウンジを使ってきました。その体験もあわせて書いていきます。
- シルバー
- 300ステータスポイント(ワンワールド ルビー)
- ゴールド
- 600ステータスポイント(サファイア)
- ダイヤモンド
- 1,200ステータスポイント(エメラルド)
- ポイントの貯め方
- キャセイとワンワールド各社の対象の便
- 2027年から
- 1〜12月で集計、上がってもリセットなし、ゴールド以上は繰り越しあり
ステータスと必要なステータスポイント
各ステータスの特典は、次のステータスポイントを貯めると使えるようになります。
| ステータス | ステータスポイント | ワンワールド |
|---|---|---|
| グリーン | 条件なし | — |
| シルバー | 300 | ルビー |
| ゴールド | 600 | サファイア |
| ダイヤモンド | 1,200 | エメラルド |
ステータスポイントは、キャセイかワンワールド加盟社の便に乗ると、アジア・マイルと一緒に貯まります。1区間で何ポイント付くかは、キャセイのサイトの計算機で確かめます。路線と、運賃の種類を表す予約クラスを入れる形です。
クレジットカードの支払いでステータスポイントが貯まる提携カードもありますが、これは香港で使えるカードです。日本からは、飛行機に乗って貯めるのが基本になります。
ステータスごとの特典
キャセイの便での主な特典です。どれも、予約にキャセイの会員番号を入れておくことが条件になっています。
| 特典 | シルバー | ゴールド | ダイヤモンド |
|---|---|---|---|
| ラウンジ | ビジネス | ビジネス | ファースト・ビジネス |
| 同行者 | なし | 1名 | 2名 |
| 受託手荷物の追加 | なし | 1個 | 1個 |
| 機内持ち込みの重さ | 10kgまで | 10kgまで | 15kgまで |
機内持ち込みの重さは、会員向けの許容量です。乗るクラスの許容量のほうが多ければ、そちらになります。手荷物の特典は、キャセイが販売して運航する便だけが対象です。
シルバーのビジネスクラスラウンジは、キャセイが販売か運航する便で出発するときだけです。ゴールドとダイヤモンドは、ワンワールド加盟社の便でもキャセイのラウンジに入れます。ダイヤモンドの同行者は、提携社のラウンジでは1名までです。
ほかに、ゴールドには出発72時間前までのエコノミーの座席保証があります。対象になるのは、予約クラスがYの航空券です。ダイヤモンドにはキャセイの便の機内Wi-Fi無料が付きます。シルバー以上は、ビジネスクラスのカウンターでチェックインできます。


ダイヤモンド(エメラルド)で入れるファーストクラスラウンジは、香港の「ザ・ピア」のファーストなどです。
緑のソファと木の天井のダイニングは落ち着いた雰囲気で、空港の中にいることを忘れそうになりました!ワンタン麺は、XO醤を少し足すと味が締まっておいしかったです。料理はザ・ピアの記事にまとめました。
ワンワールドのほかの会社の便では
ほかのワンワールド加盟社の便に乗るときは、こう扱われます。
| 特典 | シルバー/ルビー | ゴールド/サファイア | ダイヤモンド/エメラルド |
|---|---|---|---|
| 優先搭乗 | なし | あり | あり |
| ラウンジ | なし | ビジネス | ファースト・ビジネス |
| 手荷物の追加 | なし | 15kgか1個 | 20kgか1個 |
| ファストトラック | なし | なし | あり |
シルバーは、ほかの会社の便では事前座席指定と優先チェックイン、空席待ちの優先くらいです。ワンワールドの便でラウンジを使いたいなら、ゴールドからになります。
中間特典(2026年まで)
いまは、同じステータスの中でポイントが一定数に届くと、次の「中間特典」がもらえます。
| ステータス | ポイント | もらえるもの |
|---|---|---|
| シルバー | 450 | ビジネスのラウンジ・パス2枚 |
| ゴールド | 800 | ビジネスのラウンジ・パス2枚 |
| ゴールド | 1,000 | アップグレード4回分(中距離) |
| ダイヤモンド | 1,400 | ラウンジ・パス2枚 |
| ダイヤモンド | 1,600 | アップグレード4回分 |
| ダイヤモンド | 1,800 | 同伴者にゴールド |
ゴールドとダイヤモンドの中間特典は、2027年1月1日からなくなります。アップグレードと同伴者のゴールドは、別のステータスに届いたときの特典として残ります。
2026年にもらった中間特典は、発行から12か月使えます。こつこつ乗る人へのごほうびが減るのは、少しさみしい気もします
2027年1月からの変更
2027年1月1日から、次のように変わります。

- ステータスポイントは毎年1月1日〜12月31日で集計し、その合計で翌年のステータスが決まる
- 上のステータスに届くと翌日から使えて、翌年末まで有効
- 上がってもポイントがゼロに戻らないので、1年に何段も上がれる
- ゴールド以上は、余ったポイントを翌年に繰り越せる(上限は、その年に届いた最上位のステータスに必要なポイントの50%)
繰り越しの上限は、ゴールドで300、ダイヤモンドで600ステータスポイントです。ダイヤモンドとダイヤモンドプラスの間には、新しく「ダイヤモンド エグゼクティブ」ができます(繰り越し上限は1,200)。
2027年1月1日のステータスは、2026年1〜12月に貯めたポイントで決まります。ダイヤモンドを通算5年以上持った人には、2016年以降の6,000ポイントごとに、最長1年のダイヤモンドが付く特典も始まります。
上がってもゼロに戻らないのは分かりやすくて、いい変更だと思います。JALやANAのように暦年で数える形に近づくので、日本の人にもなじみやすくなりそうです。
日本からならJALのステータスでも
キャセイの会員でなくても、ワンワールドのサファイア・エメラルドがあれば大丈夫です。ラウンジや手荷物、優先搭乗といった共通の特典は、キャセイの便でも使えます。私はキャセイの会員にはならず、予約にJALの会員番号を入れて乗っています。
2024年9月、サファイアで


2024年9月は、関空→香港→シドニーの往復をエコノミーで乗りました。当時はJMBサファイアで、香港からのCX502の搭乗券には「The Wing Business / The Pier Business / The Deck」とラウンジの案内が入っていました。
エコノミーの搭乗券にラウンジの名前が3つも並んでいるのを見て、ちょっとうれしくなりました!

座席は60列の窓側で、前に席がない列でした。足を伸ばせたので、長いシドニー線でもかなり楽でした。4区間の機内食は関空→香港→シドニーの搭乗記にあります。
2026年8月、エメラルドで

2026年8月のCX110は、JMBダイヤモンド(エメラルド)で、エコノミーのままシドニーのカンタスのファーストラウンジに入れました。香港で関空行きに乗り継げず、その日はザ・ピアのファーストに寄ってから市内のJWマリオット・ホテル香港に泊まっています。
乗り継げないと分かったときは正直がっくりきましたが、ザ・ピアのファーストでゆっくり食事ができたので、だいぶ気持ちが落ち着きました。こういうときこそステータスのありがたみを感じます

振替の流れはCX110の搭乗記に書きました。JMBダイヤモンドの取り方はダイヤモンド修行の記事にあります。
まとめ
キャセイのステータスは、ゴールドからワンワールドのラウンジが使えるようになり、2027年からは1〜12月の集計に変わります。
日本に住んでいて、JALの便にも乗るなら、JALのステータスでキャセイの特典を使う方法もあります。私はこのやり方で、エコノミーでも香港やシドニーのラウンジを楽しめました。キャセイに乗る機会が多い人ほど、この使い方は満足度が高いと思います。