
デルタ航空スカイマイルの上級会員「メダリオン」は、利用金額などに応じて貯まるMQDという指標の、1年間の合計で決まります。2026年の実績で決まる2027年の条件は、シルバー5,000、ゴールド10,000、プラチナ15,000、ダイヤモンド28,000MQDです。
日本から取りやすいのは、日本発行のデルタのカードです。デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードなら、入会から1年間ゴールドメダリオン(スカイチーム エリートプラス)が付きます。ANAやJALのステータスで申し込めるステータスマッチもあるので、あわせて書いていきます。
- 条件
- MQDだけ(搭乗回数・距離の条件なし)
- 集計期間
- 1月1日〜12月31日(毎年リセット)
- 2027年の資格
- 2026年の実績で決まり、2028年1月31日まで有効
- スカイチーム
- シルバーはエリート、ゴールド以上はエリートプラス
- 日本発行カード
- 利用1,000円で1MQD、カードブランドごとに年2,500MQD(2ブランドまで)
メダリオンの条件(MQD)
2027年のメダリオンは、2026年1〜12月のMQDで決まります。
| メダリオン | 必要なMQD | スカイチーム |
|---|---|---|
| シルバー | 5,000 | エリート |
| ゴールド | 10,000 | エリートプラス |
| プラチナ | 15,000 | エリートプラス |
| ダイヤモンド | 28,000 | エリートプラス |
MQDは暦年ごとにリセットされます。デルタ便で100万マイルを飛んだ人には、毎年の無償のメダリオンが付きます。
スカイチームのラウンジに入れるエリートプラスは、ゴールドからです。回数や距離ではなく、MQDの合計だけで決まるのはとても分かりやすいと思います。ANAやJALの修行のように、安い便を何回も乗る作戦が使えないのは、好みが分かれるところかもしれません。
MQDの貯め方
貯め方は大きく3つです。

| 方法 | MQD |
|---|---|
| デルタ便名の航空券 | 1ドルで1MQD |
| 日本発行のデルタのカード | 1,000円で1MQD+年2,500MQD |
| デルタバケーション | 1ドルで1MQD |
- 航空券デルタか提携社が運航する「デルタ便名」の便が対象(一部の提携航空会社の便名の航空券も)。基本運賃と航空会社のサーチャージは入り、政府が課す税金・手数料は入らない。デルタ・メイン ベーシック(ベーシックエコノミー)は対象外
- カード(MQD Headstart)資格取得年ごとに2,500MQD。カードの枚数ではなくブランド(アメックス・ダイナース・JCB・TRUST CLUB VISA)ごとで、2ブランドの5,000MQDまで
- カードの支払い対象の支払い1,000円ごとに1MQD
2ブランド持てば、それだけでシルバーの5,000MQDに届く計算です。カードを持つだけでここまで進むのは、日本に住んでいる人にはかなりありがたいです!
カードだけでゴールドに届くには
1枚のカードだけで計算すると、ゴールドの10,000MQDのうち2,500は最初に付くので、残りの7,500MQDは750万円の利用です。シルバーなら、残り2,500MQDで250万円になります。
750万円はさすがに簡単な額ではありません。ただ、アメックス・ゴールドには、あとで書く「年間150万円のカード利用でゴールドを継続」という別の仕組みがあります。年間の利用額がそこまで多くないなら、こちらのほうがずっと近道です。
日本発行のデルタのカード
日本発行のスカイマイルのカードは8種類あります。どれもMQDの1,000円で1MQDと年2,500MQDは同じで、違いはカード自体に付くメダリオンとラウンジです。
| カード | カードで付くもの |
|---|---|
| アメックス・ゴールド | 1年目ゴールドメダリオン |
| アメックス(一般) | 1年目シルバーメダリオン |
| TRUST CLUB プラチナ VISA | スカイクラブ年6回 |
| TRUST CLUB ゴールド VISA | スカイクラブ年3回 |
| ダイナースクラブ | スカイクラブ年3回 |
| JCBゴールド・JCB・テイクオフJCB | MQDのみ |
スカイクラブの回数は、1暦年ごとに「3回または3名様」のように、本人と同伴者を合わせた数です。2人で使うと1回で2回分になるので、思ったより早くなくなりそうです
アメックス・ゴールドの2年目から
デルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードの年会費は28,600円(税込)です。1年目(初回プログラム期間)はゴールドメダリオンが無条件で付きます。
2年目からは、前のプログラム期間のカード利用額で決まります。初回のプログラム期間は入会から1年間で、MQDを数える1〜12月とは別の区切りです。ここは混乱しやすいので、カレンダーに書いておくくらいがちょうどいいと思います。
| 前の期間の利用額 | 次の期間のメダリオン |
|---|---|
| 150万円以上 | ゴールド |
| 100万円以上 | シルバー |
| 100万円未満 | なし |
家族カードの利用分も合算されますが、メダリオンが付くのは本会員だけです。年会費など、対象外になる利用もあります。
年会費28,600円で、飛行機に乗らなくてもスカイチームのエリートプラスが付くのは、かなり思い切った仕組みだと感じます。国内線の空港のカードラウンジについては、空港ラウンジに入れるクレジットカード(国内線)で、デルタのアメックスも含めて比べています。
メダリオンの特典とスカイチーム
- 無料アップグレード対象路線のデルタ・ファーストなどへ。ファーストの確定は、空席があればシルバーは出発24時間前、ゴールドは72時間前、プラチナとダイヤモンドは120時間前から。ベーシック運賃は対象外
- 優先搭乗シルバーはゾーン5、ゴールドとプラチナはゾーン4、ダイヤモンドはゾーン2
- 受託手荷物料金の免除あり。無料になる個数はレベルや路線、クラスで変わる
- スカイチームの便シルバーはエリート、ゴールド以上はエリートプラス。エリートプラスは国際線に乗るときにラウンジが使え、同じ便に乗る同伴者を1名まで連れて入れる
- 手荷物の追加エリートは10kg、エリートプラスは20kg(個数制なら1個)
- チョイスベネフィットプラチナは1つ、ダイヤモンドは3つ。ダイヤモンドはそのうち2つを使ってスカイクラブの個人会員を選ぶこともできる
アメリカの国内線は手荷物の料金がかかることが多いので、受託手荷物の免除はうれしい特典です
ラウンジ(スカイクラブ)の使い方
アメックス・ゴールドなら、デルタ スカイクラブ、スカイチーム加盟社のラウンジ、スカイチーム ラウンジを、カードの本会員と同伴者1名まで無料で使えます。条件は、カードを持っていて、ゴールド以上のメダリオンがあることです。
このカードでスカイクラブを使えるのは、スカイチーム加盟社が運航する国際線に乗るときか、その前後に同じ日の国内線を乗り継ぐときです。国内線だけの日や、デルタ・メイン ベーシックで乗るときは対象外です。スカイチーム共通のラウンジ特典とは、使える条件が違います。アメリカ国内だけの移動で使えないのは、少しもったいない気がします。
ステータスマッチ・チャレンジ
ほかの航空会社のエリートステータスを見せると、同じくらいのメダリオンが90日間付く「ステータスマッチ・チャレンジ」があります。日本の2社は、こう対応しています。
| いまのステータス | マッチ後 | 90日で必要なMQD |
|---|---|---|
| ANAブロンズ/JALクリスタル | シルバー | 1,250 |
| ANAプラチナ/JALサファイア | ゴールド | 2,500 |
| ANAダイヤモンド/JALプレミア・ダイヤモンド | プラチナ | 3,750 |
90日の間に表のMQDを貯め、デルタ便名の便(ベーシックを除く)に1回以上乗ると、メダリオンが延長されます。フライト以外で付いたMQDも数えられますが、カードのMQD Headstartは入りません。2026年中に登録して条件を満たすと、2028年1月31日(2027年のメダリオン年度の終わり)まで使えます。ダイヤモンドへのマッチはありません。
申し込みの条件は次のとおりです。
- 会員歴スカイマイルの会員になって30日以上たっている
- 搭乗歴過去3年に、ベーシックより上の運賃でデルタ便名の便に1回以上乗っている
- キャンペーン2023〜2026年にステータスマッチなどのメダリオンのキャンペーンを使っていない
- いまのステータスその会社の公表された条件で取ったもの(無償・キャンペーンのステータスは不可)
- 証明名前とステータスが分かる会員証と、名前入りの利用明細の両方をアップロード
90日は登録確認のメールから24時間以内に始まるので、乗る予定を決めてから申し込む形になります。思いつきで申し込むと、90日があっという間に過ぎてしまいそうです!
JALのサファイアやANAのプラチナの取り方は、JALサファイア修行とSFC修行の記事に書いています。
まとめ
デルタのメダリオンは、日本ではカードと組み合わせて考えるのが現実的です。アメックス・ゴールドなら1年目はゴールドメダリオンで、2年目からは150万円の利用が目安です。
ANAかJALのステータスがあるなら、デルタに乗る予定に合わせてマッチを使う方法もあります。スカイチームのラウンジにも入れるようになると、3つのアライアンスどれに乗っても困らなくなるので、個人的にはちょっと惹かれる選択肢です。