2024年5月から9月まで、ユタ州オレムの語学学校に語学留学していました。そのあいだ、ソルトレイクシティへは通勤電車のFrontRunner(フロントランナー)とライトレールのTRAX(トラックス)で出かけていました。

どちらもユタ交通局(UTA)の路線です。FrontRunnerは南北に走る2階建ての通勤電車、TRAXはソルトレイクシティまわりを走る、路面電車のようなライトレール。留学中は車がなかったので、自転車とこの2つにはかなりお世話になりました。

FrontRunnerは自転車ごと乗れて、運賃は距離制です。私が買った片道は4.90ドル(約760円)と3.70ドル(約580円)でした。プロボ・オレムからソルトレイクシティまで、車なしで動いたときの乗り方を書いていきます。

基本情報
運行
Utah Transit Authority(UTA)
FrontRunner
プロボ〜ソルトレイクシティ〜オグデンの通勤電車。2階建て。日曜は運休です(大きなイベントの日に臨時で走ることはあります)
TRAX
ソルトレイクシティ周辺のライトレール(ブルー・レッド・グリーンの3路線)
FrontRunnerの運賃
1駅2.50ドル(約390円)+1駅ごとに0.60ドル(約90円)の距離制。プロボ〜オグデンの最大で片道9.70ドル(約1,500円)
TRAXの運賃
片道2.50ドル(約390円)。券売機は買ってから、FAREPAYは最初のタッチから2時間有効で、バスも同じ。1日券5ドル(約790円)
買い方
乗換アプリ「Transit」、駅の券売機(現金可)、交通系カードFAREPAY
使ったきっぷ
スマホの乗換アプリで買う片道チケット(One Way)
買った片道
FrontRunnerは4.90ドル(約760円)と3.70ドル(約580円)。2.50ドル(約390円)の片道は5〜9月で19回買いました
公式
rideuta.com
目次
  1. 初日からFrontRunner
  2. 自転車ごと乗れる
  3. きっぷの買い方(アプリと券売機)
  4. TRAXに乗り継いでソルトレイクシティのダウンタウンへ
  5. 車窓と途中の駅
  6. プロボ・セントラル駅
  7. FrontRunnerとTRAXの運賃のしくみ
  8. よかったところ・気になったところ
  9. まとめ

1初日からFrontRunner

ユタに着いた翌朝の8時前、最初に乗ったのがFrontRunnerでした。白い2階建ての車両で、日本の通勤電車よりずっと大きく見えます。ホームで見上げたときは、ちょっとわくわくしました!

オレムの部屋からオレム・セントラル駅まではUberで8分、6.55ドル(約1,000円)。アプリで買ったFrontRunnerの片道は4.90ドル(約760円)でした。駅までのUberのほうが高いのは、アメリカらしいところです

ホームは雨で濡れていました。着いたばかりで右も左も分からないなか、電車が分かりやすかったのには助けられました。

2自転車ごと乗れる

5月に2回、ドレイパーのIKEAまでFrontRunnerで行きました。部屋の家具をそろえるためです。1回目の片道は3.70ドル(約580円)でした。

帰りは買い物の荷物があるので、どちらもUberです。1回目が25マイル・38分で32.24ドル(約5,000円)、2回目が22マイル・26分で24.23ドル(約3,800円)。行きの電車の何倍もかかって、正直ちょっと痛い出費でした!

2回目からは、折りたたみの電動自転車ごと乗っていました。車内には自転車を置くスペースがあって、気兼ねなく載せられるのがうれしかったです。

自転車を載せる車両は、ドアの横の青い自転車のマークが目印です。駅から先はそのまま自転車で走れるので、車がなくても行動範囲がぐっと広がりました。

3きっぷの買い方(アプリと券売機)

駅には「Tickets」の券売機があります。ただ、私はスマホの乗換アプリでUTAの片道チケットを買って、乗る前に「Activate」を押す使い方でした。駅で並ばなくていいので、慣れるとこれがいちばん楽です。

アプリの画面では、オレムの大通りからバス(UVX)でオレム・セントラル駅へ行き、FrontRunnerに乗り継ぐ経路がよく出ていました。

4TRAXに乗り継いでソルトレイクシティのダウンタウンへ

FrontRunnerでソルトレイクシティへ行き、市内でTRAXに乗り継ぐ流れのイラスト
FrontRunnerでソルトレイクシティへ行き、市内でTRAXに乗り継ぐ流れのイメージ。イラスト(AI生成)
UTA TRAXの駅のホームと、停まっているライトレールの車両
7月
ソルトレイクシティ近郊、架線の張られたTRAXの線路沿いの道路と遠くの駅

ソルトレイクシティのダウンタウンへは、FrontRunnerからTRAXに乗り継ぎます。TRAXは道路の真ん中を走る区間もあって、駅は屋根だけのシンプルなホームでした。

リーハイ駅はFrontRunnerの駅です。リーハイからは、バスでドレイパー・タウンセンター駅へ出て、TRAXのブルーラインに乗り継ぐ経路もあります。TRAXの部分は、ダウンタウンのギャリバン・プラザ駅まで40分ほどです。

きっぷはアプリのOne Way 2.50ドル(約390円)で、バスとTRAXに2時間使えます。乗り継いでもこの値段なのは、かなり良心的だと思います。

5車窓と途中の駅

7月のある日は、授業のあとにソルトレイクシティへ。窓からはTESLAのロゴのあるビルが見えました。線路沿いは新しいオフィスビルが多くて、ユタってこんなに会社が多いんだと意外でした。

途中の駅のホームには、クラシックな時計が立っていました。新しい駅なのに、こういうところは少しレトロで好きです

TRAXの駅にはバス乗り場が並んでいて、そのまま路線バスにも乗り換えられます。

AmtrakのSalt Lake City Stationの案内塔と、FrontRunnerの線路

夜はソルトレイクシティ駅から帰りました。FrontRunnerの駅は、アムトラックの駅と同じ場所にあります。

8月に早朝の飛行機に乗った日は、5時半にLyftでヴィンヤード駅へ向かいました。9分で8.27ドル(約1,200円)です。6時前のホームはまだ真っ暗です。山のふもとに街の明かりが見えていて、少し心細いけれどきれいな朝でした。

空港へは、FrontRunnerをノーステンプル駅で降りて、TRAXグリーンラインに乗り換えます。グリーンラインは毎日5:21〜23:21の運行です。

6プロボ・セントラル駅

南の終点、プロボ・セントラル駅です。帰国の前日に立ち寄りました。青い機関車のすぐ後ろに山がせまっていて、ユタらしい景色だなと思いながら眺めていました。

FrontRunnerとTRAXの運賃のしくみ

  • FrontRunner距離制。1駅2.50ドル(約390円)に、駅が1つ増えるごとに0.60ドル(約90円)。いちばん遠いプロボ〜オグデンで片道9.70ドル(約1,500円)
  • 加算なしの駅ヴィンヤード駅とノーステンプル駅は、0.60ドル(約90円)の加算が付かない
  • 乗り継ぎFrontRunnerの片道には、バス・TRAXへの乗り継ぎも含まれる
  • TRAXとバス片道2.50ドル(約390円)。券売機は購入から、FAREPAYは最初のタッチから2時間乗り継げる。アプリのきっぷは「Activate」を押したときから有効
  • 無料の区間指定のフリー・フェア・ゾーン内で乗り降りするTRAX・バスは無料
  • FAREPAYの上限2024年8月18日から。FrontRunnerを含む場合は1日10ドル(約1,500円)・週40ドル(約5,900円)

決められた区間の中ならTRAXとバスが無料なのは、うれしいところです。私はずっとアプリの片道チケットで、FrontRunnerの片道は最初に乗った日が4.90ドル(約760円)、IKEAへの1回目が3.70ドル(約580円)でした。

月区間・場所乗ったもの
5月オレム・セントラル駅からFrontRunner 4.90ドル(約760円)
5月ドレイパーのIKEAへFrontRunner 3.70ドル(約580円)
5月ドレイパーへFrontRunner(自転車ごと)
7月リーハイ→ダウンタウン(経路候補)バス→TRAXブルーライン 2.50ドル(約390円)
7月ソルトレイクシティへFrontRunner→TRAX
8月ソルトレイク・セントラル→プロボ(経路候補)FrontRunner
8月ヴィンヤード駅→空港早朝の電車
9月プロボ・セントラル駅帰国の前日

最初に乗った日はUber、8月の早朝はLyftで駅まで行き、IKEAへの2回の帰りはUberでした。7月のリーハイ駅からと8月のソルトレイク・セントラルからは、乗換アプリに出た経路です。

よかったところ・気になったところ

よかったところ

  • 車がなくても、オレム・プロボからソルトレイクシティまで行ける
  • 折りたたみの電動自転車ごと乗れる
  • アプリできっぷが買えて、駅で並ばなくていい
  • TRAXとバスは2.50ドル(約390円)で2時間乗り継げる

気になったところ

  • FrontRunnerは日曜に走っていない
  • 駅まで遠いと、UberやLyftの代金のほうが高くつく
  • 大きな荷物があると、帰りは結局車になる

まとめ

車がなくても、FrontRunnerとTRAX、それに自転車があれば、オレムやプロボからソルトレイクシティまでは行き来できました。出かける日も、空港へ行く朝も、まずはFrontRunner。2階建ての大きな車両に乗るたびに、少し旅行気分になれたのも楽しかったです。

ただ、FrontRunnerは日曜に走っていないので、その日は別の手段を考えることになります。駅までの足も含めて、前の日にアプリで経路を見ておくと安心でした。ユタでの生活全体はユタ留学の体験談(授業・部屋・費用)に書いています。