
2024年の5月から9月まで、ユタ州のソルトレイクシティ(SLC)を拠点に、アメリカの航空会社5社に23区間乗りました。22区間がアメリカ国内線で、最後の1区間だけデンバーからカナダのバンクーバー行きです。
乗ったのはアメリカン航空・アラスカ航空・フロンティア航空・スピリット航空・ユナイテッド航空。フロンティアのサンフランシスコ往復は2区間で27,830円と安かったのですが、無料の荷物は座席の下に入る身の回り品1個だけでした。

フィラデルフィアでは欠航のあと、振り替えてもらった翌朝の便がなぜかE175のファーストになり、ダラスでは4時間ほども遅れました。いいことも大変なこともあった5か月分を、区間の一覧や運賃、手荷物、遅れと一緒に書いていきます。
なお、スピリット航空は2026年5月2日に全便の運航を終えていて、今は乗れません。ここに書いたスピリットの運賃・手荷物は2024年当時のものです。
目次
乗った23区間
時刻は予定時刻(現地時間)です。8月のNK2923とF9 4696は予約時の時刻を載せていて、実際の発着時刻は確認できていません。表のSLCはソルトレイクシティで、ニューヨークはラガーディア空港(LGA)、ワシントンはDCAです。到着の遅れは、下の「遅れと欠航」のグラフにまとめました。
| 月・便 | 区間 | 予定時刻 | 機材・クラス |
|---|---|---|---|
| 5月 AA1456 | ダラス→SLC | 13:36–15:17 | A321・エコノミー |
| 5月 AA1214 | SLC→ダラス | 08:24–12:08 | A321・エコノミー |
| 5月 AA1456 | ダラス→SLC | 13:36–15:17 | A321・エコノミー |
| 7月 F9 3308 | SLC→サンフランシスコ | 12:57–13:55 | A320neo・エコノミー |
| 7月 F9 3394 | サンフランシスコ→SLC | 11:54–14:44 | A320neo・エコノミー |
| 8月 AA345 | SLC→フィラデルフィア | 06:30–12:47 | A321・エコノミー |
| 8月 AA4584 | フィラデルフィア→ニューヨーク | 10:32–11:35 | E175・ファースト |
| 8月 AA4430 | ニューヨーク→ボストン | 14:39–15:57 | E175・エコノミー |
| 8月 AA1776 | ボストン→フィラデルフィア | 16:16–17:49 | A321・エコノミー |
| 8月 AA2630 | フィラデルフィア→SLC | 19:22–22:15 | A321・エコノミー |
| 8月 NK2923 | SLC→ラスベガス | 10:01–10:32 | 機材不明・エコノミー |
| 8月 F9 4696 | ラスベガス→SLC | 12:49–15:26 | 機材不明・エコノミー |
| 8月 AA4925 | SLC→フェニックス | 08:36–09:21 | E175・エコノミー |
| 8月 AA1518 | フェニックス→ロサンゼルス | 10:25–12:01 | A321・エコノミー |
| 8月 AA2233 | ロサンゼルス→サンフランシスコ | 12:15–13:40 | A319・エコノミー |
| 8月 AS3457 | サンフランシスコ→ボイシ | 17:36–20:08 | E175・エコノミー |
| 8月 AS2353 | ボイシ→シアトル | 20:58–21:30 | E175・エコノミー |
| 8月 AS2 | シアトル→ワシントン | 13:55–21:59 | 737-800・エコノミー |
| 8月 AA1237 | ワシントン→ニューヨーク | 10:08–11:29 | A319・エコノミー |
| 8月 AA2847 | ニューヨーク→ダラス | 12:57–15:40 | 737 MAX 8・エコノミー |
| 8月 AA2375 | ダラス→SLC | 17:45–19:27 | A321・エコノミー |
| 9月 UA1336 | SLC→デンバー | 18:06–19:40 | A319・エコノミー |
| 9月 UA1910 | デンバー→バンクーバー | 20:54–22:55 | 737-800・エコノミー |
内訳はアメリカン航空14区間、アラスカ航空3区間、フロンティア航空3区間、ユナイテッド航空2区間、スピリット航空1区間です。こうして並べてみると、思っていた以上にアメリカン航空ばかり乗っていました。
航空会社ごとの搭乗記
- アメリカン航空ダラス⇔ソルトレイクシティ:AA1456・AA1214・AA2375の欠航と振替、3時間と4時間の遅れ、欠航・遅延証明書
- フロンティア航空SLC⇔SFO:運賃27,830円で身の回り品1個だけのF9 3308・F9 3394の往復。SFOのクラブハウス
- スピリット航空ラスベガス行き:NK2923の搭乗記。Kiwi.comの手荷物条件と、乗らなかった7月のNK1716
- アメリカン航空AA4584 E175ファースト:AA345・AA4584・AA4430などの東海岸の区間。フィラデルフィアで欠航になり、翌朝の振替便はファーストの4D
- アメリカン航空E175 SLC→フェニックス→LA:AA4925・AA1518・AA2233の3区間。2区間で87.97ドル(約12,900円)の運賃と、LAXのラウンジ
- アラスカ航空E175 SFO→ボイシ→シアトル:AS3457・AS2353・AS2の3区間。スカイウエストとホライゾンのE175、夕焼け、2つのラウンジ
ワシントン→ニューヨークのAA1237と、9月のユナイテッド2区間はこの記事の中だけで書いています。
5月 ダラス⇔ソルトレイクシティ


最初の1本は5月、羽田から着いたダラスからのAA1456でした。アメリカ生活の始まりの便なので、ちょっとわくわくしながら乗ったのを覚えています。
ところが同じ月のAA1214は3時間遅れ、その2日後の帰りはラウンジで待っている間にAA1456が欠航。振替先が3回も変わって、結局翌日の同じ便で戻りました。アメリカ国内線の洗礼を、いきなり受けた気分です。
ダラスではフラッグシップ・ラウンジを使いました。広くてビュッフェの品数も多めで、待ち時間が長くてもここなら過ごせるなと思えたのは救いでした。
詳しくは→アメリカン航空 DFW⇔SLCの搭乗記(欠航・遅延証明書)
7月 フロンティアでサンフランシスコへ


7月の週末はフロンティアでサンフランシスコへ。2区間で27,830円、付いていたのは身の回り品1個だけです。帰りは1時間あまり遅れました。
私が乗ったA320neoは全席エコノミー。座席は硬めで、正直くつろげる感じではありません。それでも2時間ほどなら我慢できる範囲で、この値段なら十分だと思いました。
荷物や座席指定は、買う運賃の種類によって追加料金がかかります。安く乗るなら、荷物を小さくまとめるのがいちばんです。ちなみに、いまのフロンティアは機体の前方に2-2配列の「First」席を順に入れています。
機窓からはグレートソルト湖のほとりと山並みが見えて、ソルトレイクシティらしい景色に得した気分でした
詳しくは→フロンティア航空 SLC⇔SFOの搭乗記
8月 スピリットでラスベガスへ

7月のNK1716(18,010円)は、ネットワーク障害の影響が続いていた時期で前日に取り消しました。この航空券は返金されました。
8月にKiwi.comで取り直して、行きはスピリットのNK2923、帰りはフロンティアのF9 4696です。機窓から見えた砂漠の中の円い農地が不思議な景色で、思わず写真を撮りました。
スピリット航空は、親会社が2025年8月に2度目のチャプター11(アメリカの破産法による再建手続き)を申請し、2026年5月2日に運航を終えました。黄色い機体をもう見られないと思うと、少しさみしいです。
詳しくは→スピリット航空NK2923の搭乗記
8月 東海岸で欠航とファースト

8月の4日間はフィラデルフィア、ニューヨーク、ボストンへ。アメリカン航空で直接、5区間359.32ドル(約52,600円)で予約しました。
フィラデルフィアでAA4691が欠航になり、ゲートのモニターに「Flight canceled」と出たときは、さすがに頭が真っ白になりました!

ラウンジのカウンターで翌朝のAA4584に変えてもらうと、なぜか座席はE175のファースト4D。フィラデルフィアに1泊して乗りました。欠航でがっかりしたぶん、革張りの座席に座れたのはうれしいおまけです。
E175は、エコノミーでも2席ずつで真ん中の席がない機体です。小さい機体ですが、窮屈さはあまり感じませんでした。

空港のラウンジには、当時持っていたJALのステータス(ワンワールド・サファイア)で入っていました。
JALのワンワールド・サファイア会員は、対象となるワンワールド便に乗る際、アメリカ国内線でもアドミラルズクラブを使えます。アメリカン航空とアラスカ航空の会員資格で使う場合は条件が違います。乗り継ぎや欠航のたびにラウンジで落ち着けたのは、本当に助かりました。
このワンワールド・サファイアは、2023年にJALのJMBサファイアになって付いたものです。サファイアの取り方はJALサファイア修行 2026|50,000FOPか50回か、私の30回の記録に書きました。
詳しくは→AA4584 E175ファーストの搭乗記
8月 西海岸を北へ


まずAA4925(E175)とAA1518でフェニックス経由ロサンゼルスへ、翌日はAA2233でサンフランシスコへ。その2日後はアラスカ航空のE175でボイシ経由シアトル、さらに2日後はAS2でワシントンDCまで横断しました。
アラスカ航空のE175の機窓からは、地平線いっぱいに夕焼けが見えました。乗り継ぎ続きで疲れていたのですが、この景色でいっぺんに元気が出ました!

ロサンゼルスのラウンジも広くて食事がおいしく、ゆっくりできました。ただ、時間帯によってはけっこう混んでいて、席探しに少し苦労します。
詳しくは→AA4925 SLC→フェニックス→LAの搭乗記/アラスカ航空 SFO→ボイシ→シアトルの搭乗記
ワシントンからニューヨークのAA1237(8月、A319)は3分早着でした。遅れ続きの夏だったので、早着はそれだけでうれしくなります。
8月 ダラスで4時間遅れ

ニューヨークからの帰りは、ラガーディア→ダラス→ソルトレイクシティ。乗り継ぎのAA2375は離陸が22時すぎで、ソルトレイクシティ着は日付が変わる少し前でした。
4時間ほどの遅れで、この夏いちばんの遅れです。ターミナルの中で何度も時計を見ては、まだかなとため息をついていました
2本とも機内Wi-Fi(23.00ドル(約3,400円)と19.00ドル(約2,800円))を買っています。待ち時間が長いと、ネットがつながるだけで気持ちがだいぶ違いました。
9月 ユナイテッドでカナダへ

最後はソルトレイクシティを離れる日。空港の店には「TAYLOR FOR PRESIDENT 2024」のパーカーが24.99ドル(約3,600円)で売られていました。選挙の年らしくて、くすっとしてしまいました!


UA1336(A319)でデンバーへ行き、B29ゲートからバンクーバー行きのUA1910(737-800)へ。19時すぎの時点で「搭乗まで44分」の表示でした。
2本とも早めに着いて、バンクーバー着は23時前。最後の最後でスムーズだったのは、うれしかったです。この2区間はエア・カナダの航空券の一部で、ここからエア・カナダAC23で関空へ帰りました。
運賃
1人分で予約した区間の運賃で、どれもエコノミーで買っています。Trip.comは日本円、アメリカン航空で直接買った分はドルで払っています。
| 予約月 | 搭乗月・便 | 購入先 | 合計 |
|---|---|---|---|
| 4月 | 5月 AA1456 | Trip.com | 22,900円 |
| 5月 | 5月 AA2区間 | Trip.com | 32,850円 |
| 7月 | 7月 NK1716 | Trip.com | 18,010円 |
| 7月 | 7月 F9往復 | Trip.com | 27,830円 |
| 7月 | 8月 AA5区間 | アメリカン航空 | 359.32ドル(約52,600円) |
| 7月 | 8月 AA2区間 | アメリカン航空 | 87.97ドル(約12,900円) |
5月の2区間はAA1214とAA1456、8月の5区間はAA345・AA4691・AA4430・AA1776・AA2630、8月の2区間はAA4925とAA1518です。7月のNK1716には乗っていません。
アメリカン航空で買った2件は、359.32ドル(約52,600円)が運賃283.83ドル(約41,500円)と税75.49ドル(約11,000円)、87.97ドル(約12,900円)が運賃58.95ドル(約8,600円)と税29.02ドル(約4,200円)でした。
8月のラスベガス往復(Kiwi.com)と、8月下旬のロサンゼルス〜ワシントン〜ニューヨーク〜ダラスの区間は、表に入れていません。
この表のTrip.comで買った分では、フロンティアの往復が1区間平均13,915円でした。アメリカン航空とそこまで大きな差はなく、手荷物の無料枠も航空会社や運賃で違うので、どちらがお得かは旅のスタイル次第だと思います。
手荷物

| 航空会社 | 身の回り品 | 機内持込手荷物 | 受託手荷物 |
|---|---|---|---|
| アメリカン(Trip.com) | 1個 | 1個 | なし |
| スピリット(Trip.com) | 1個 | なし | なし |
| フロンティア(Trip.com) | 1個 | なし | なし |
| スピリット+フロンティア(Kiwi.com・8月) | 1個・7kgまで | なし | なし |
| アメリカン(直接予約・8月東海岸) | 記載なし | 記載なし | 2個まで無料 |
スピリットとフロンティアで無料なのは、座席の下に入る45×35×20cmまでの身の回り品1個だけでした。8月のKiwi.comの予約は、スピリットとフロンティアの組み合わせです。リュック1つに荷物を詰めるのは、毎回ちょっとしたパズルでした。
いまのフロンティアも、どの運賃にも付くのは身の回り品1個(18×14×8インチ・35ポンドまで)だけです。機内持込(24×16×10インチ)と預け荷物(40ポンドまで)は、荷物込みのセット運賃にするか別料金で付けて、空港で払うと予約時より高くなります。

アメリカン航空はTrip.comの運賃だと56×36×23cmまでの機内持込が1個付きました。直接買った8月の東海岸5区間の予約は、預け荷物が2個まで「No charge」でした。Trip.comの予約とは区間も運賃も違い、当時はワンワールド・サファイアだったので、買った場所だけで無料枠が変わったとは言えません。
遅れと欠航
欠航は5月のAA1456と、8月のAA4691の2回。どちらも翌日の便に乗りました。3時間以上の遅れは5月のAA1214と8月のAA2375です。
逆に、早めに着いた便も意外と多くありました。遅れるときは大きく遅れる、というのがこの夏の正直な感想です。乗り継ぎの予定は、余裕をたっぷり取っておくと安心です。
よかったところ・気になったところ
よかったところ
- フロンティアの往復は2区間27,830円と安い
- 欠航の振替で、E175のファーストに座れた
- ワンワールド・サファイアで国内線でもラウンジに入れた
- E175は真ん中の席がなくて楽
気になったところ
- フロンティアの座席は硬い
- 格安航空会社は無料の荷物が身の回り品1個だけ
- 欠航が2回、3時間以上の遅れが2回あった
- ラウンジは時間帯によって混む
まとめ

5か月で23区間、5社に乗りました。Trip.comで買った中で1区間あたりがいちばん安かったのはフロンティアの往復(13,915円)、いちばん大きな遅れはAA2375の約4時間です。
欠航が2回、深夜着が2回、3時間以上の遅れが2回。大変なこともたくさんありましたが、予定の場所にはだいたい1日以内に着けました。振り返ってみると、欠航のあとのファーストや機窓の夕焼けなど、いい思い出のほうが多く残っています。
アメリカ国内線は、遅れや欠航も込みで楽しむくらいの気持ちで乗るのがちょうどいいと思います。区間ごとのくわしい様子は、上の搭乗記に書いています。