ANA NH847の機窓から見た主翼とエンジン、雲の下に広がる陸地
羽田→バンコクのNH847。この便ではテキスト無料のあと3時間プランを買いました

国際線に乗ると、つい機内Wi-Fiを買ってしまいます。長いフライトでもメッセージを返せるし、着いてからの予定も機内で調べられるからです。

この3年ほどで、シンガポール航空・JAL・ANAの国際線あわせて6便で機内Wi-Fiを使いました。領収書のメールが残っているので、実際に払った値段を並べてみると、会社ごとの違いがけっこうはっきり見えてきました。

それぞれの搭乗記に1行ずつ書いていた話を、1本にまとめておきます。今の無料の条件も一緒に書いておくので、次に乗るときの参考になればうれしいです。

目次
  1. 私が払った機内Wi-Fiの値段
  2. シンガポール航空
  3. JAL
  4. ANA
  5. 今の無料の条件を比べる
  6. よかったところ・気になったところ
  7. こんな使い方がおすすめ
  8. まとめ

私が払った機内Wi-Fiの値段

時期・便区間・クラスプラン値段
2023年1月 SQ623関西→シンガポール・エコノミー1時間3.99ドル(約520円)
2023年1月 SQ321ロンドン→シンガポール・エコノミー全区間15.99ドル(約2,100円)
2024年5月 JL12羽田→ダラス・ビジネスフライトプラン16.80ドル(約2,600円)
2025年5月 JL723成田→クアラルンプール・エコノミーフライトプラン18.80ドル(約2,700円)
2026年6月 NH885羽田→クアラルンプール・ビジネステキスト無料0ドル
2026年10月 NH847羽田→バンコク・エコノミーテキスト無料+3時間16.95ドル(約2,700円)

6便で払ったのは合計72.53ドル(約10,600円)。着くまで使えるプランや3時間プランは、どの会社でもだいたい2,000円台に収まっていました。数時間のフライトで連絡がつながることを考えると、私にとっては払う価値のある値段です。

どの会社も、領収書は買ったあとすぐにメールで届きます。会社ごとに見ていきます。

シンガポール航空

シンガポール航空SQ623の787-10エコノミーの客室。グレーの座席が並び、座席にはビニールに入ったブランケット
SQ623の787-10エコノミー(2023年1月)

2023年1月、関西からシンガポールへのSQ623では、食事のあとに1時間プランを3.99ドル(約520円)で買いました。深夜便なので、少しだけつないでメッセージを返したら寝る、という使い方です。

帰りのロンドン→シンガポールのSQ321は13時間近いフライトなので、着くまで使える全区間のプランにしました。15.99ドル(約2,100円)です。

夜の関西空港の搭乗口の窓から見たシンガポール航空の機体
関空で出発を待つSQ623(2023年1月)

支払いはどちらもApple Payで、カード番号を入れなくていいのは機内だとかなり楽でした

ただ、これは有料だったころの話です。2023年7月からは、クリスフライヤー会員ならエコノミーでも機内Wi-Fiが時間無制限で無料になりました。予約かチェックインのときに会員番号を入れておくのが条件です。今乗るなら、この代金はかかりません。ちょっとうらやましい気持ちもあります。

搭乗記はSQ623 関西→シンガポールとSQ321 ロンドン→シンガポールに書いています。

JAL

JAL JL12ビジネスクラス14Kの座席モニター。Welcome On Board、HND→DFWの表示
JL12 羽田→ダラスのビジネスクラス(2024年5月)

2024年5月の羽田→ダラスのJL12では、着くまで使える「フライトプラン」を買いました。18.80ドル(約2,900円)のところ、JALカードの割引で2ドル(約310円)引かれて16.80ドル(約2,600円)です。JALカードで払うだけで安くなるのは、ちょっとうれしい仕組みでした!

この日は、伊丹から羽田までの国内線JL102でもWi-Fiに無料でつないでいます。JALの国内線は無料なので、国内線から国際線へ乗り継ぐ日は、ずっとつながっている感じでした。

JL102の機窓。エンジンの向こうに雪の残る富士山と山並み
伊丹→羽田のJL102から見た富士山(2024年5月)

ひとつ失敗もあります。JL12ではフライトプランをうっかり2回買ってしまいました。搭乗の2日後にサポートへ連絡すると、二重になった1件分を返金してもらえました。ちゃんと対応してもらえてほっとしましたが、購入ボタンを押したあとは、画面が切り替わるまで落ち着いて待つのが大事だなと思いました。

JAL JL723エコノミーの機内食。緑色のソースのペンネ、サラダ、小鉢2つ、温かい飲み物。前の画面に飛行ルートの地図
JL723の機内食。このあとWi-Fiを買いました(2025年5月)

2025年5月の成田→クアラルンプールのJL723(エコノミー)でも、機内食のあとにフライトプランを18.80ドル(約2,700円)で買っています。7時間半ほどのフライトなので、時間を気にせず使えるプランが気楽でした

JALは2024年10月から国際線の機内Wi-Fiを無料にしています。ファーストとビジネスは時間の制限なし、プレミアムエコノミーとエコノミーは1時間まで無料で、その先は有料のプランを買う形です。ただし、737-800では全クラス時間無制限で無料です。搭乗記はJL12 羽田→ダラスとJAL特典でクアラルンプール往復です。

ANA

ANA NH885ビジネスクラスのテーブル。グラスの飲み物と小さなサラダ、袋入りのスナックバー
NH885のビジネスクラス。Wi-Fiにつないだ直後の軽食(2026年6月)

2026年6月の羽田→クアラルンプールのNH885はビジネスクラスで、出発前に無料のバウチャーコードがメールで届いていました。日本時間の0時すぎにテキストのプランへつないで、領収書は0.00ドルです。深夜便でも、メッセージの返信ができるのは地味にありがたかったです!

ANAの787・777・A380は、ファーストとビジネスならウェブの閲覧も含めて無料です。出発の2時間前までに、予約に登録したメールアドレスとANAアプリにバウチャーコードが届きます。

NH847エコノミーの機内食。グラタン、サラダ、パン、デザートのトレー
NH847のエコノミーの機内食(2026年10月)

2026年10月の羽田→バンコクのNH847はエコノミーでした。まずは11時すぎにテキスト無料のプランにつないで、メッセージだけやり取り。昼すぎに3時間プランを16.95ドル(約2,700円)で買い足しました。

テキストだけなら無料で、調べものをしたくなったら有料に切り替える。この使い方がいちばん無駄がなくて、ANAのしくみはよくできているなと感じました!

  • テキストLINEやiMessageなどのメッセージは、エコノミーでも無料
  • 30分プラン6.95ドル(約1,100円)
  • 3時間プラン16.95ドル(約2,700円)
  • フルフライトプラン21.95ドル(約3,500円)、最大24時間
  • つなげる台数同時に1台

767は全クラス無料、A320は日本の上空だけ無料と、機材によっても違います。搭乗記はNH885 羽田→クアラルンプール、NH847はバンコク・フランクフルト・ルツェルン・チューリッヒ旅行記に書いています。

今の無料の条件を比べる

会社エコノミービジネス以上有料プラン
シンガポール航空クリスフライヤー会員なら無制限で無料無制限で無料会員なら不要
JAL1時間無料(737-800は無制限)無制限で無料1時間を超えたら購入
ANA(787・777・A380)テキストだけ無料バウチャーで無料30分・3時間・フルフライト

こうして並べると、エコノミーでいちばん得なのはシンガポール航空です。予約かチェックインのときにクリスフライヤーの会員番号を入れておけば、Wi-Fiのある便ならエコノミーでも時間無制限で無料。乗る前に入れておくのは忘れないようにしたいです。

JALとANAは、少しだけなら無料、しっかり使うなら有料、という形です。どちらも有料プランは2,000〜3,000円台になるので、フライトの長さと使い方で選ぶのがよさそうです。

よかったところ・気になったところ

よかったところ

  • メッセージだけなら、ANAでもJALでも無料で十分
  • 有料でも1便2,000円台くらいで、長いフライトなら安く感じる
  • シンガポール航空はApple Payで買えて、カード番号を入れずに済む
  • 領収書がすぐメールで届くので、あとから値段を確かめやすい

気になったところ

  • ボタンの押し方しだいで、二重に買ってしまうことがある
  • プランはその便だけ。乗り継ぎ便では買い直しになる
  • ANAは同時に1台まで。スマホとパソコンを両方つなぐのは難しい
  • 会社・機材・クラスで条件がばらばらで、乗る前に調べないと分かりにくい

こんな使い方がおすすめ

まずは無料のテキストやお試しの時間で、メッセージだけ返す。それで足りなければ、残りの飛行時間に合わせて有料のプランを選ぶ。私はこの順番がいちばん納得して払えました。

7時間を超えるような長いフライトなら、時間制より、着くまで使える全区間のプランのほうが気が楽です。反対に、寝てしまう深夜便なら、短いプランで十分だと思います。

シンガポール航空に乗るなら、クリスフライヤーの会員番号を予約に入れておくこと。JALに乗るなら、JALカードで払うと割引になることがあるので、支払いのカードも気にしておくとよさそうです。

まとめ

3社の機内Wi-Fiを使ってみて、いちばん印象に残ったのは、この数年で無料の範囲がどんどん広がっていることでした。2023年に払っていたシンガポール航空の代金は、今なら会員登録だけでかかりません。JALも、国際線で無料で使える時間ができています。

それでも、長いフライトで調べものをしたいときに、2,000円台で空の上からつながれるのはやっぱり便利です。次はどの会社で、どのプランにしようかと考えるのも、旅の小さな楽しみになっています。