サンミゲル島のカルデラの尾根から見下ろしたセテ・シダーデスの湖と緑の斜面
TRAVEL DIARY · 2023.01

アゾレス諸島旅行記 10泊11日|サンミゲル島への行き方と費用、5泊したポンタデルガダとセテ・シダーデス(2023年1月)

大阪シンガポールパリリスボンポンタデルガダロンドン
旅行: 2023年1月10泊11日

2023年1月、ポルトガル領アゾレス諸島(Azores)のサンミゲル島(São Miguel)へ、10泊11日で行ってきました。関西からシンガポール、パリ、リスボンと乗り継いで、島の中心の町ポンタデルガダ(Ponta Delgada)に5泊しています。

島での最初の3日間は昼間に用事があって、観光できたのは最後の1日だけ。その日に車で島の西側を回って、カルデラの尾根からセテ・シダーデスの湖を見下ろしました。航空券はエクスペディアで168,530円、リスボンとアゾレスの往復のTAPが131.57ユーロ(約18,500円)です。

帰りはリスボンに1泊して、ロンドン・シンガポール経由で関西へ。とにかく遠かったですが、そのぶん忘れられない旅になりました。

目次
  1. 旅程と費用
  2. 1日目 関空からSQ623で出発
  3. 2日目 シンガポールで乗り継いでパリへ
  4. 3日目 リスボンで足止め、夕方の便でアゾレスへ
  5. 4〜6日目 ポンタデルガダ
  6. 7日目 セテ・シダーデスへドライブ
  7. 8日目 早朝便でリスボンへ
  8. 9日目 リスボンからロンドンへ
  9. 10〜11日目 シンガポール経由で関西へ
  10. まとめ

旅程と費用

日付行程宿泊
1日目関西→シンガポール(SQ623)機内
2日目シンガポール→パリ(SQ332)INNSiDEパリCDG
3日目パリ→リスボン→アゾレスマリーナ・アトランティコ
4〜6日目ポンタデルガダ滞在マリーナ・アトランティコ
7日目西側ドライブと市内マリーナ・アトランティコ
8日目アゾレス→リスボン、観光アベニーダ・パレス
9日目ロンドン経由でSQ321機内
10日目シンガポールで乗り継ぎ空港
11日目関西に帰着(SQ618)なし(帰国)

地図で見ると、大西洋のど真ん中まで行って帰ってきたのがよく分かります。おもな費用はこんな感じでした。

項目金額
航空券(エクスペディア)168,530円
TAP アゾレス往復131.57ユーロ(約18,500円)
当日の便変更100ユーロ(約14,100円)
パリのホテル 1泊152.85ユーロ(約21,500円)+2,000ポイント
アゾレスのホテル 5泊346.80ユーロ(約48,700円)
リスボンのホテル 1泊22,821円
Lime(リスボンで6回)47.17ユーロ(約6,600円)

円の金額は2023年1月ごろのレートでの目安です。食事代と、Lime以外の現地の移動費は入っていません。

エクスペディアの航空券は6区間です。行きは関西からシンガポール、パリを経てリスボンまで(SQ623・SQ332・AF1024)。帰りはリスボンからロンドン、シンガポール経由で関西まで(TP1364・SQ321・SQ618)。シンガポール航空の便が中心で、全区間エコノミーでした。アゾレスとの往復だけ、TAPポルトガル航空のサイトで別に買っています。

ホテルはどれも朝食付きです。パリはMeliáの公式、アゾレスとリスボンはAgodaで予約しました。アゾレスの5泊が346.80ユーロ(約48,700円)で、1泊1万円ほど。マリーナの目の前のホテルでこの値段は、うれしい誤算でした!

DAY 12023年1月

1日目 関空からSQ623で出発

出発は関西空港の夜です。早めに着いたので、エアロプラザ2階の「NODOKA 24H Open KIX Airport Lounge」で時間をつぶしました。

関西空港エアロプラザのNODOKA 24H Open KIX Airport Loungeの入口。人工芝に寝椅子
関西空港

人工芝の上に寝椅子やクッションが置いてある、ちょっと変わったラウンジです。この日はシンガポール航空の提携ラウンジが閉まっていて、チェックインのときに2,000円分の食事券をもらいました。長旅の前にのんびりできたので、これはこれでよかったです。

関空のラウンジは関西空港のラウンジ一覧にまとめています。

夜の関西空港に駐機中のシンガポール航空機
SQ623のエコノミー客室。グレーの座席が並ぶ

乗ったのは23:20発のSQ623で、機材は787-10でした。ここから3回乗り継いでやっと島に着くと思うと、さすがに気が遠くなります。

機内の様子はSQ623の搭乗記に書いています。

DAY 22023年1月

2日目 シンガポールで乗り継いでパリへ

シンガポールには朝5時過ぎに着きました。パリ行きまで8時間以上あったので、一度市内へ出ています。

シンガポールの朝のマーライオン公園。マーライオンと奥の高層ビル
ジュエル・チャンギ・エアポートの屋内の滝
マーライオン公園/ジュエル

朝はマーライオン、昼前に空港へ戻ってジュエルの滝を見ました。冬の日本から来ると、朝から暑いのも悪くないなと思います

チャンギ空港B5・B6ゲートの案内板。SQ332 Paris-CDG Departing 1415 Hrs
INNSiDE Paris CDGの客室。ベッドと丸いオレンジ色の照明

SQ332は14:15発の案内。パリには夜に着いて、22時前にはもう空港ホテルの部屋にいました。

ベッドに倒れ込んだときは、正直もう一歩も動きたくなかったです。

SQ332の機内はSQ332の搭乗記、ホテルはINNSiDE Paris CDGの宿泊記に書いています。

DAY 32023年1月

3日目 リスボンで足止め、夕方の便でアゾレスへ

INNSiDE Paris CDGの朝食。クロワッサン、トースト、オレンジジュース、ベーコン
INNSiDE Paris CDG

朝食は6時過ぎで、クロワッサンやベーコンを食べました。さすが本場のクロワッサンで、早起きの眠気が少し飛びます。食べ終わったら、シャルルドゴール空港へ向かいました。

シャルルドゴール空港に駐機するスカイチーム塗装のエールフランス機
シャルルドゴール空港

パリからリスボンはエールフランスのAF1024で、9:40発です。

問題はリスボンに着いてからでした。空港で確認すると、ポンタデルガダ行きの予約がキャンセル扱いになっていたんです。もとの22:20発から17時台の便に変えて、変更の100ユーロ(約14,100円)も払っていた予約でした。

翻訳アプリの画面。空港でキャンセルと言われたこと、夜の便を100ユーロ払って17時(午後5時)発に変更していたことの日本語と英訳
リスボン空港

これは、窓口と電話を行き来するために、言いたいことを翻訳アプリで英語にしていた画面です。

窓口では30分くらい説明したものの、向こうはひたすら「お金を払ってください」の一点張り。お金も払ってあるのに、なぜ…と思いながら、何度も同じ説明をくり返して、まったく埒が明きませんでした。

そこで、そういえば自分はスターアライアンス・ゴールドだったと思い出して、ゴールド会員向けのカウンターへ。するとあっさり予約を戻してもらえて、普通に発券してもらえました。最初からこっちに行けばよかった…!

結局、搭乗券をもらえるまで4時間ほどかかりました。手にしたときは、本当にほっとしました。

リスボン空港のlounge ANAの案内板。horário 06:00〜22:00
リスボン空港

出発までは空港で待ちました。ラウンジの案内板には「lounge ANA」の文字。日本のANAではなく、ポルトガルの空港運営会社の名前です。一瞬びっくりしました。

乗ったのは17:05発のTP1867。ポンタデルガダには夜に着きました。TAPの往復はリスボン⇔アゾレスの搭乗記に書いています。

夜のポンタデルガダの石畳の通りと白い建物
ポンタデルガダのホテルのレストランEscunaのカルボナーラ。上に紫の食用花

空港からホテルへは、ホテルの送迎で移動しました。荷物を置いて少し町を歩いてから、ホテルのレストラン「Escuna」でカルボナーラを食べています。お値段は11ユーロ(約1,500円)。

上に紫の食用花がのっていて、見た目もかわいい一皿でした。長い1日の最後に温かいパスタが食べられて、やっと着いたなと実感しました。

DAY 4–62023年1月

4〜6日目 ポンタデルガダ

ポンタデルガダの海沿い。曇り空の下、岸に波が打ち寄せる海

4日目からの3日間は、昼間は用事で町の中にいました。朝は海沿いの道を歩いています。曇り空の下で波が打ち寄せていて、大西洋の島に来たんだなという感じがしました。

ポンタデルガダの坂道。奥に赤い屋根の町と海
ポンタデルガダの高い階から見下ろした夜の道路とライトアップされた噴水

5日目の昼過ぎは晴れて、坂の上から赤い屋根の町と海が見えました。こぢんまりした町並みを眺めながらなので、坂を上るのも苦になりません。

夜は高い階の窓から、ロータリーの噴水が光っているのが見えました。

ポンタデルガダで食べた、細いフライドポテトを載せたグリルステーキ
ポンタデルガダで食べたアイスとチョコレートケーキのデザート

この日の夕食はステーキとデザート。ステーキには細いフライドポテトがたっぷりのっていて、最後のデザートまでしっかり食べてしまいました。

DAY 72023年1月

7日目 セテ・シダーデスへドライブ

Hotel Marina Atlânticoの高い階から見たポンタデルガダの海沿いの道路とマリーナ

7日目の朝、部屋の窓からはマリーナと海沿いの道路が見えました。この日がやっと観光できる1日です。

車で島の西側、セテ・シダーデス方面を回りました。

出発してすぐ、海沿いの要塞の前を通りました。最初に寄ったのはレルヴァの展望台です。

サンミゲル島・レルヴァの展望台に置かれたRELVAの白い文字
サンミゲル島の、海を背にした牧草地で草を食べる牛
ピコ・ド・カルヴァンの展望台から見た牧草地と小さな火山丘、遠くに海

内陸に入ると、牧草地と牛ばかりになります。1月なのに草が青々としていて、少し意外でした。

ピコ・ド・カルヴァンの展望台からは、小さな火山の丘がいくつも並んでいるのが見えます。

ムロ・ダス・ノーヴェ・ジャネラスの、苔とシダに覆われた石のアーチ
森に囲まれたカナリオ湖。水面に水草

苔だらけの石のアーチは「ムロ・ダス・ノーヴェ・ジャネラス」。古い水道の一部です。シダに覆われていて、ジブリの世界みたいな雰囲気でした。その先がカナリオ湖です。

ボカ・ド・インフェルノの尾根から見下ろした湖と、その奥に広がるセテ・シダーデスの湖
ボカ・ド・インフェルノ

カナリオ湖から尾根の道を歩いて、ボカ・ド・インフェルノへ。手前の小さな湖と、奥のセテ・シダーデスの湖が一度に見えました。

この旅でいちばん感動したのはここです。尾根に立った瞬間、思わず声が出ました!ここまで来るのに何回も乗り継いだ苦労が、全部報われた気がします。

ヴィスタ・ド・レイ展望台から見た細長い湖と森
ヴィスタ・ド・レイ展望台の、湖の名前が書き込まれたアズレージョの地図パネル

次はヴィスタ・ド・レイ展望台。湖を見下ろすデッキに、タイルの地図パネルがありました。青いタイルがいかにもポルトガルらしいです。

セテ・シダーデスの湖面を泳ぐカモ
セテ・シダーデスの村の並木道の先にある白い教会

湖のほとりまで下りると、カモがのんびり泳いでいました。村の中には並木道の先に白い教会があって、静かでいいところです。

サンミゲル島西海岸の断崖の下の海と、沖に並ぶ岩の小島

午後は島の西の海岸へ。断崖の下に海が広がって、沖に岩の小島が並んでいました。湖とはまた違う迫力です。

西側のドライブはセテ・シダーデスの観光記事に、展望台ごとに分けて書いています。

ポンタデルガダの3つのアーチの市門
ポンタデルガダの白黒の石畳の広場と銅像、奥に時計塔

15時過ぎにポンタデルガダに戻って、市門と石畳の広場へ。白黒の石畳がきれいで、何枚も写真を撮ってしまいました。

ポンタデルガダの要塞の城壁の上から見た港と町並み
ポンタデルガダのマリーナに並ぶヨットとボート

海沿いの要塞は中が軍事の博物館になっていて、城壁の上から港を見渡せました。最後はマリーナを歩いてホテルへ。

5泊したホテルは、マリーナの目の前のHotel Marina Atlânticoでした。毎朝窓から港が見えるのが、地味にいちばんの楽しみでした。

DAY 82023年1月

8日目 早朝便でリスボンへ

夜明け前のポンタデルガダ空港(ジョアン・パウロ2世空港)の出発口
ポンタデルガダ空港の夜の駐機場でタラップの横に停まるTAPの機体

4時過ぎに、ホテルの送迎で空港へ。帰りは6:30発のTP1864で、6時過ぎにタラップから乗りました。まだ真っ暗な中でタラップを上がるのは、なんだか特別な感じがします。

リスボン空港の前に停められたLimeの電動キックボード
リスボン空港

リスボン空港の前には、Limeの電動キックボードが並んでいました。リスボンにいる間に6回使っています。風を切って走るのが気持ちよくて、すっかり気に入りました。

リスボンの青空の下のコメルシオ広場とアウグスタ通りの凱旋門
リスボン・ベレン地区のMAATの屋上から見た町並みと青空

バイシャを歩いてコメルシオ広場へ。テージョ川沿いを西へ進んで、ベレン地区のMAATの屋上に上りました。この日は青空が広がっていて、川沿いを歩くだけでも楽しかったです。

リスボン・ベレンの発見のモニュメントと広場の石畳
ベレンの塔の屋上から見下ろした装飾と川

発見のモニュメントを見てから、ベレンの塔の中へ。屋上からテージョ川がよく見えました。

夜のロシオ広場。ライトアップされた噴水と記念柱
ロシオ広場

暗くなってからロシオ広場に戻って、近くで夕食にしました。早朝の便から始まった1日で、さすがにくたくたです

この日の回り方はリスボン1日観光の記事に書いています。ホテルはレスタウラドーレス広場に面したHotel Avenida Palaceでした。

DAY 92023年1月

9日目 リスボンからロンドンへ

Hotel Avenida Palaceのバルコニーから見た朝のリスボン・レスタウラドーレス広場と記念塔

朝、部屋のバルコニーからレスタウラドーレス広場が見えました。バルコニー付きの部屋は気分が上がります。

リスボンのエドゥアルド7世公園の#LISBOAINSPIRAの文字
リスボンの、オレンジと緑のガラスのビルがある商業施設COLOMBO

朝食のあとは、エドゥアルド7世公園の上まで歩きました。そのあとは「COLOMBO」と書かれた大きな商業施設へ。

この日もLimeを使っていて、料金は17.34ユーロ(約2,400円)。あとで見て、ちょっと高かったなと思いました。

リスボン空港のTAP premium loungeの入口。Star Alliance Goldの表示
リスボン空港

昼にホテルへ戻って、地下鉄で空港へ。TAPのラウンジで出発を待って、16:05発のTAP便でロンドンへ向かいました。エコノミーでしたが、搭乗券にスターアライアンス・ゴールドの「FAST/LOUNGE」の表示があって、ラウンジに入れました。スターアライアンス・ゴールドは、加盟している航空会社で共通の上級会員資格です。

ロンドン・ヒースロー空港のLufthansa Senator Lounge/Business Loungeの入口A1
ヒースロー空港

ヒースローでは乗り継ぎの間、ルフトハンザのラウンジへ。22:05発のSQ321でシンガポールに向かいました。

TAPの便とラウンジはリスボン→ロンドンの搭乗記、SQ321と帰りのSQ618はSQ321の搭乗記にまとめています。

DAY 10–112023年1月

10〜11日目 シンガポール経由で関西へ

SQ321のエコノミーの機内食。インゲン、マッシュポテト、トマトソースの料理とパン

SQ321は機材がA350-900。機内食は2回ありました。

チャンギ空港ターミナル3の出発案内。0時台から1時半の便が並ぶ

シンガポールには19時に着いて、6時間半ほど空港で過ごしました。帰りはSQ618で、1:30に出て関西には8:35に着く便です。夜中の空港は人が少なくて、ぼんやり出発案内を眺めていました。

SQ618の機窓から見た雲海の上の日の出と主翼
関西空港到着ロビーのNintendo Welcome to KANSAIのパネル

機内で日の出を見て、朝の関西へ。定刻は8:35着でした。到着ロビーの「Welcome to KANSAI」を見て、やっと帰ってきたなと思いました。

まとめ

行きに2日、帰りに2日かけて、サンミゲル島に5泊した旅でした。100ユーロ(約14,100円)を払って変更しておいた予約は、当日にキャンセル扱い。帰りも朝6時半の便で、島への移動はなかなか予定どおりにいきませんでした。

それでも、最後の1日で島の西側の湖と海岸をまとめて回れたのは大満足です。ボカ・ド・インフェルノから見た湖の景色は、いまでもはっきり覚えています。帰りに寄ったリスボンでも、1日でバイシャからベレンまで回れました。

次に行くなら、今度は用事なしで、島の東側までゆっくり回ってみたいです。