
ワンワールドのサファイアになると、預け荷物が「+1個」。そう聞くと分かりやすいのですが、実は「合計2個まで」という条件が付いています。最初から2個付いている運賃だと、何も増えません。
ただ、これはワンワールド共通の特典の話です。JALのサファイアやJGCでJAL国際線に乗るなら、JAL独自の優待で、エコノミーでも1個32kgの荷物を3個まで預けられます。
私は2023年にJALのサファイアになり、2024年の夏はアメリカの国内線をサファイアで何度も乗り継ぎました。2025年からはJMBダイヤモンド(エメラルド)です。そのときの記録も交えながら、手荷物、同行者、座席指定、搭乗グループの細かい決まりを2026年10月時点でまとめます。

サファイアやエメラルドの取り方、スターアライアンス・スカイチームとの全体の違いは航空会社の上級会員の記事に書いています。
- エメラルド
- 個数制は+1個、重量制は+20kg
- サファイア
- 個数制は+1個(23kg、合計2個まで)、重量制は+15kg
- ルビー
- 手荷物の追加なし
- 付かない運賃
- BAのBasic(Hand Baggage Only)
- 同行者
- 本人だけが基本。BAは同じ予約の全員
目次
ワンワールド共通の決まり
ワンワールドは、段階ごとに手荷物の追加がはっきり分かれています。
| 段階 | 個数制の路線 | 重量制の路線 |
|---|---|---|
| エメラルド | +1個 | 乗るクラスの許容量+20kg |
| サファイア | +1個(23kg)、合計2個まで | エコノミーの許容量+15kg |
| ルビー | なし | なし |
預け荷物0個の運賃でも、サファイアなら1個(23kgまで)付くのが基本です。例外として名前が挙がっているのはBAのBasic(Hand Baggage Only)だけで、機内持ち込みの手荷物だけが付く運賃なので、ここはエメラルドでも0個のままです。
各社の会員のどの段階が、ワンワールドのどれに当たるかも並べておきます。
| 会社 | ルビー | サファイア | エメラルド |
|---|---|---|---|
| JAL | JMBクリスタル | JMBサファイア・JGC | JMBダイヤモンド・JGCプレミア |
| アメリカン | Gold | Platinum | Platinum Pro・Executive Platinum |
| BA | Bronze | Silver | Gold |
| キャセイ | Silver | Gold | Diamond |
| カタール | Silver | Gold | Platinum |
JGCプレミアは、2027年1月の搭乗分から「JMBプレミア」に名前が変わります。エメラルドなどの搭乗のときのサービスは変わりません(JALダイヤモンド修行の記事)。
サファイアの「合計2個まで」の落とし穴
いちばん勘違いしやすいのがここです。サファイアの+1個は、運賃の個数と合わせて2個になるまで。最初から2個の運賃なら、追加はゼロです。重さも23kgのままです。
- 増えない(最初から2個)JAL国際線のエコノミー、キャセイのEssential・Flex、フィンエアーの日本-欧州のClassic、フィジーのComfort
- 1個増える(運賃が1個)キャセイのLightなど
- 1個付く(運賃が0個)キャセイ・イベリア・フィンエアー・フィジーの0個の運賃
- 0個のままBAのBasic(Hand Baggage Only)
JAL国際線のエコノミーはもともと2個付いているので、ワンワールド共通の「合計2個まで」の枠では増えません。ただ、JALのサファイアやJGCには、あとで書くJAL独自の優待があります。
逆に、安い運賃ほどサファイアのありがたみが出ます。フィンエアーのEconomy Lightのように預け荷物が含まれない運賃でも、サファイアなら最低1個は預けられます。
会社ごとの違い(全16社)
ワンワールドの加盟社は、2026年10月時点で15社です。アラスカ航空とハワイアン航空は同じグループなので1社として数えられていますが、ここでは分けて16社にしました。
ハワイアン航空は2026年4月に加わったばかり。フィリピン航空も加盟が決まっていて、こちらは加盟日がまだ出ていません。

下の2つの表は、他社のワンワールド会員としてその会社の便に乗るときの扱いです(2026年10月時点)。公式ページを読んでも書かれていなかったところは「記載なし」、ページ自体を読めなかったところだけ「—」にしています。並びは日本、アジア、ヨーロッパ、北米、中東、アフリカ、オセアニアの順です。
手荷物
多くの会社はワンワールド共通の決まりどおりで、個数制なら+1個(サファイアは合計2個まで)、重量制ならサファイアが+15kg、エメラルドが+20kgです。
| 航空会社 | 追加(サファイア/エメラルド) | ビジネスのとき | 追加が付かない運賃 |
|---|---|---|---|
| JAL | 記載なし | 記載なし | 記載なし |
| キャセイ | +1個(合計2個まで)/+1個 | 合計2個まで/+1個 | 記載なし |
| マレーシア | +15kg/+20kg | なし/+20kg | 記載なし |
| スリランカ | +15kg/+20kg | 記載なし | 記載なし |
| BA | 2個・32kg/2個・32kg | 2個/3個(32kg) | Basic |
| イベリア | 0〜1個の運賃なら+1個/+1個 | エコノミーと同じ | LEVEL便は対象外 |
| フィンエアー | +1個(合計2個まで)/+1個 | 増えない(Lightは1個)/+1個 | なし(Lightも1個) |
| アメリカン | 合計2個/合計3個 | 増えない/合計3個 | 他社会員のBasicは記載なし |
| アラスカ | 合計2個/合計3個 | 増えない/合計3個 | 記載なし |
| ハワイアン | 合計2個/合計3個 | 増えない/合計3個 | 記載なし |
| カタール | あり(量は記載なし) | 記載なし | 記載なし |
| ロイヤル・ヨルダン | あり(量は記載なし) | 記載なし | 記載なし |
| オマーン | あり(量は記載なし) | 記載なし | 記載なし |
| ロイヤル・エア・モロッコ | 記載なし/+1個か+20kg | 記載なし/+1個か+20kg | 記載なし |
| カンタス | 日本線などは合計45kg/50kg | 記載なし | 記載なし |
| フィジー | 0〜1個の運賃なら+1個/+1個 | 増えない/+1個 | なし(Liteも1個) |
2つの表の「記載なし」=その会社の公式ページに書かれていない、という意味です。
目立つのは、合計の個数で決めるアメリカン航空とアラスカ航空・ハワイアン航空、それに同じ予約の全員が2個・32kgになるBAです。マレーシア航空はサファイアの+15kgがエコノミーだけで、ビジネスでは増えません。
逆に、預け荷物が0個の安い運賃でも、フィンエアーのLightやフィジー・エアウェイズのLiteなら、サファイアで1個は預けられます。

JALは、手荷物のページに自社会員の表しかありませんでした。ワンワールドの特典のページにも数字はありますが、「JALグループ以外の加盟社に乗るとき」の表です。ワンワールド共通の決まりで考えると、国際線エコノミーはもともと2個なので、サファイアで増える分はない計算です。

カタール航空、ロイヤル・ヨルダン航空、オマーン航空は「サファイア以上は手荷物の追加あり」という書き方だけで、何kg、何個までかは載っていませんでした。ロイヤル・ヨルダンとカタールは、くわしくはワンワールド公式のページを見るように案内しています。
オマーン航空の手荷物ページにある数字は自社のSindbad会員の分で、Gold(サファイア)が+15kg、Silver(ルビー)が+10kg、どちらもEconomy Saverは対象外です。ロイヤル・エア・モロッコはFAQで、エメラルドなら重量制で+20kg、個数制で+1個と答えていますが、サファイアの量は書いていませんでした。
座席・同行者・優先搭乗
座席指定は、ワンワールド共通の決まりでは「乗る会社の決まりに従う」となっていて、会社ごとの差がいちばん大きいところです。
| 航空会社 | 座席指定(サファイア) | 同行者 | 優先搭乗(エメラルド/サファイア/ルビー) |
|---|---|---|---|
| JAL | 足元の広い席も無料 | 座席は同じクラスの1人 | 1/2/3 |
| キャセイ | 足元の広い席も無料 | 同じ予約なら一緒に搭乗 | 1/2/なし |
| マレーシア | 記載なし | 記載なし | 1/1/記載なし |
| スリランカ | 記載なし | 記載なし | あり/あり/なし |
| BA | 予約時から無料 | 手荷物・座席とも同じ予約の全員 | 1/2/3 |
| イベリア | 無料(XL席を除く) | 記載なし | 0/1/2 |
| フィンエアー | 無料(一部の席を除く) | 座席は同じ予約の全員 | あり/あり/なし |
| アメリカン | Preferred以上が無料 | 座席は同じ予約の8人まで | 2/3/4 |
| アラスカ | 記載なし | 手荷物は本人だけ | あり/あり/なし |
| ハワイアン | 記載なし | 手荷物は本人だけ | — |
| カタール | 記載なし | 記載なし | あり/あり/なし |
| ロイヤル・ヨルダン | 記載なし | 記載なし | あり/あり/なし |
| オマーン | 記載なし | 記載なし | あり/あり/なし |
| ロイヤル・エア・モロッコ | 記載なし | 記載なし | あり/あり/なし |
| カンタス | 普通席が無料 | 普通席は同じ予約の全員 | あり/あり/なし |
| フィジー | Bula Space席まで指定できる | 記載なし | 記載なし |
優先搭乗の数字は、搭乗グループの番号です。「あり」は優先搭乗の対象とだけ書いてあって、番号までは分からなかった会社です。マレーシア航空はエメラルドとサファイアがビジネスクラスと同じグループ1で、ルビーは表に入っていません。
同行者まで広がるのは、BAの手荷物と座席、それにアメリカン航空、フィンエアー、カンタス、JALの座席くらいです。キャセイは、同じ予約の中でいちばん上のステータスに合わせたグループで、一緒に搭乗できます。

一方、アラスカ航空とハワイアン航空は、ワンワールド会員の同行者の預け荷物は通常の料金だと、はっきり書いてあります。自社の上級会員なら同じ予約の同行者も無料なので、そこで差が付きます。足元の広いPremium Classが無料になるのも、案内があるのは自社のAtmos会員だけでした。
フィジー・エアウェイズは座席のページに、ワンワールドのルビー以上ならForward席・普通席・Bula Space席を事前に指定できる、という表があります。非常口と前方の壁の前の席は入っていません。
イベリアのワンワールドのページは、サファイアの欄と注の書き方が食い違っていて、手荷物のページの表のほうがはっきりしています。迷ったら、乗る会社の手荷物のページを見るのがいちばん確実です。
AAは合計の個数、BAは同じ予約の全員
アメリカン航空は「+何個」ではなく「合計」
アメリカン航空は、ワンワールドの段階ごとに無料の個数が決まっています。ルビーは1個、サファイアは2個、エメラルドは3個。運賃の個数のほうが多ければ、運賃の個数になります。
- 条件アメリカン航空が販売し、運航する旅程
- 1個の重さエコノミー23kg、ビジネス・ファースト32kg
- 日本線のMain Cabin1個無料。サファイアなら合計2個
- Basic EconomyAAの自社会員は対象外の決まりが当てはまらない。他社のワンワールド会員の扱いは確かめられず
2024年8月のAA4925では、ふつうなら預け荷物は1個目がオンラインで35ドル(約5,100円)、空港だと40ドル(約5,900円)でした。フィラデルフィアからラガーディアへのAA4584はファーストクラスで、予約の画面で1個目も2個目も「No charge」になっていました。
運賃が安いアメリカの国内線ほど、荷物代のほうが目立ちます。上級会員の枠があると、そこを気にせずに済むのは大きいです

2026年8月にボストンからホノルルまでアメリカン航空を3区間乗り継いだときは、予約確認の画面に「Bag fees apply」と出ていて、少しどきっとしました。エメラルドなら合計3個までの決まりですが、この一般的な表示だけだと、自分にどの枠が付くのかは分かりにくいところです。
BAは同じ予約の全員が2個・32kg
BAはワンワールドの決まりよりかなり手厚くて、上級会員本人だけでなく、同じ予約の全員に付きます(団体運賃は除く)。しかもエコノミーでも1個32kgです。
| BAのクラス | サファイア | エメラルド |
|---|---|---|
| エコノミー | 2個 | 2個 |
| プレミアムエコノミー | 2個 | 3個 |
| ビジネス | 2個 | 3個 |
| ファースト | 3個 | 4個 |
ただしBasic(Hand Baggage Only)は、エメラルドでも0個です。家族旅行でBAに乗るなら、Basicだけは避けたほうがよさそうです。
重量制のカンタス・マレーシア
カンタスやマレーシア航空は、日本線などが重量制なので、kgで足していきます。
| カンタスの路線 | ルビー | サファイア | エメラルド |
|---|---|---|---|
| オーストラリア国内 | 1個23kg | 2個23kg | 2個23kg |
| 南北アメリカ | 1個32kg | 2個32kg | 2個32kg |
| それ以外(日本など) | 合計30kg | 合計45kg | 合計50kg |
これはエコノミーの数字で、プレミアムエコノミーやビジネスでワンワールド会員がどうなるかは確かめられませんでした。カンタスのマイルで取った他社便の特典航空券は、預け荷物が付かないことがあるのも覚えておきたいところです。
| マレーシアのエコノミー | 基本 | サファイア | エメラルド |
|---|---|---|---|
| Value | 20kg | 35kg | 40kg |
| Basic | 25kg | 40kg | 45kg |
| Flex | 35kg | 50kg | 55kg |
マレーシア航空は2026年1月1日からこの運賃ごとの重さになりました。サファイアの+15kgはエコノミーだけで、ビジネスでは付きません。
2024年に関空からクアラルンプールまで往復したときは、サファイアで、預け荷物は往復とも45kgまでの案内でした。2週間の滞在で荷物が多かったので、かなり心強かったです!運賃や機内食はマレーシア航空の搭乗記にまとめています。
JALの便に乗るとき
JALの自社会員として、JALの便に乗るときはワンワールドの決まりより手厚くなります。ただし会員本人だけで、JALグループの運航便が対象です。
| 区分 | 一般 | サファイア・JGC以上 |
|---|---|---|
| 国際線エコノミー・プレエコ | 2個・23kg | 3個・1個32kg |
| 国際線ビジネス・ファースト | 3個・32kg | 4個・32kg |
| 国内線 | 合計20kg | 合計40kg |
- JMBクリスタル国際線エコノミーは3個・1個23kg、国内線は合計30kg。ただし他社便では手荷物の優待なし
- 使えないことがある他社便から乗り継いで通しで預けたとき、他社が運航するコードシェア便
- ワンワールド加盟社が運航するJAL便名の便ワンワールドのステータスの扱い(1個23kg)
同じサファイアでも、JALの便ならエコノミーで32kgを3個、他社の便ならワンワールドの決まり。自分がどちらの扱いになるのかは、乗る便の運航会社を見ると分かりやすいです。他社の上級会員がJALの便に乗るときのJALの表は、見つけられませんでした。
同行者には何が付くか
手荷物の追加は、基本は本人だけです。JALも「会員本人のみ」とはっきり書いています。同行者まで広がるのは、BA(同じ予約の全員)と、アメリカン航空の自社会員(同じ予約のゲスト)くらいです。
| 会社 | 手荷物の追加 | ラウンジ | 優先搭乗 |
|---|---|---|---|
| ワンワールド共通 | 本人 | 1人まで | 記載なし |
| JAL | 本人だけ | 1人まで | 本人だけ |
| アメリカン | 自社会員は同じ予約のゲストも | 1人まで | 同行者の決まりは不明 |
| BA | 同じ予約の全員 | 1人まで | 一緒に搭乗できる |
| キャセイ | 不明 | 1人まで(ルビーはなし) | 同じ予約なら一緒に |
アメリカン航空で、JALなど他社のワンワールド会員の同行者にまで手荷物が付くかは、確かめられませんでした。JALは優先チェックインだけは、本人と同行者1人まで使えます。ラウンジの同伴者は、どこも1人まで。同伴者もワンワールド加盟社が販売・運航する便に乗ることが条件です。
AAの座席指定は同じ予約の8人まで
「アメリカン航空なら、同行者もいい席を無料で指定できる」。これは、ほぼそのとおりでした。JALのサファイアで予約すると、足元の広いMain Cabin Extraを無料で選べて、同じ予約に入っている同行者も8人まで対象です。ただし、2026年5月18日以降に買ったBasic Economyは対象外です。

| 席 | 無料になる人 | いつから | 同行者 |
|---|---|---|---|
| Main Cabin Extra | サファイア・エメラルド(JAL・BA・イベリア・フィンエアー・カタール・アラスカ) | 予約時から | 同じ予約の8人まで |
| Main Cabin Extra | ルビー(同じ各社) | 出発24時間前から | 同じ予約の8人まで |
| Preferred | ルビー・サファイア・エメラルド(全社) | 不明 | 同じ予約の8人まで |
- 対象外2026年5月18日以降に買ったBasic Economy
- 条件同行者は「同じ予約」に入っていること
- Main Cabin Extraの対象に入っていないキャセイ・マレーシア・ロイヤル・ヨルダン・スリランカ・フィジー・モロッコのサファイア・エメラルド(Preferredだけ)
- カンタスのエメラルド2026年6月24日以降に指定した席から対象
キャセイのゴールドだと、Main Cabin ExtraではなくPreferredという前方の普通席までです。同じサファイアでも、どの航空会社の資格かで座席の範囲が違うのは面白いところです
家族旅行でアメリカの国内線に乗るなら、全員を同じ予約にまとめて、Basic Economyを避ける。この2つだけ押さえておけば十分だと思います。
搭乗グループは同行者も同じになる?
同行者の搭乗券に表示されるグループが、上級会員と同じになるかは確認できていません。
アメリカン航空の搭乗口には、先のグループの人と一緒に旅行しているなら、係員が確認して一緒に通せる仕組みがあります。同行者の搭乗券には後ろのグループが出ることもあって、そのときはゲートで一緒に通してもらう形、と考えておくのが無難です。
BA・JAL・キャセイの座席指定
BA(BA運航便)
| 段階 | 無料で選べる時期 | 同行者 |
|---|---|---|
| エメラルド | 予約時から(すべての席) | 予約全員+別の予約の家族・友人 |
| サファイア | 予約時から(長距離の非常口は24時間前) | 同じ予約の全員 |
| ルビー | 出発7日前から(非常口は24時間前) | 同じ予約の全員 |
| 一般 | 出発24時間前(チェックイン開始)から | ― |
エメラルドの「別の予約の家族・友人」は、同じクラス・同じ便なら、という条件付きです。上級会員がBasicのときに無料で選べるかは、今のページでは確かめられませんでした。
JAL(自社会員がJALの便に乗るとき)
- 前方座席指定予約開始から、国際線は出発72時間前まで、国内線は48時間前まで。同じ予約の同行者も
- 足元の広い有料席上級会員とワンワールドのステータスの人は無料。同行者は同じクラスの1人まで(電話で手続き)
- 対象JAL運航の国際線エコノミー。座席指定ができない運賃や団体ツアーは対象外
キャセイ(エコノミー)

キャセイで足元の広い席を無料で事前に指定できるのは、ワンワールドのエメラルド・サファイアと、キャセイのダイヤモンド・ゴールド、Economy Flexの運賃です。2024年9月に関空からシドニーまで往復したときは、JALのサファイアで4区間とも60列の足元の広い席を無料で取れました(キャセイの関空→シドニーの搭乗記)。
前に席がなく、足をまっすぐ伸ばせるのは本当に快適でした!この席が無料になるだけでも、サファイアを持っていてよかったと思えます。
- 対象キャセイが発券し(160で始まる航空券)、キャセイが販売・運航する便
- オンラインチェックイン上級会員がいる予約は48時間前から(予約の全員)。一般は24時間前
- チェックインが開いたらPreferredと普通の席は誰でも無料。足元の広い席は有料のまま
- 同行者他社のワンワールド会員の同行者の扱いは確かめられず
搭乗グループ

| 会社 | エメラルド | サファイア | ルビー |
|---|---|---|---|
| アメリカン | Group 2 | Group 3 | Group 4 |
| JAL | Group 1 | Group 2 | Group 3 |
| BA | Group 1 | Group 2 | Group 3 |
| キャセイ | Group 1 | Group 2 | なし |
JALの優先搭乗は会員本人だけです。BAは、一緒に旅行する人のグループ番号が違っても、ゲートで一緒に搭乗できると書いています。キャセイは同じ予約なら、予約の中でいちばん上のステータスに合わせたグループで一緒に乗れます。
2026年8月にシドニーから香港へ乗ったCX110は、エコノミーでもGroup 1の搭乗券でした。このときはJMBダイヤモンド(エメラルド)で、ラウンジの案内もカンタスのファーストになっていました(CX110の搭乗記)。
コードシェア・乗り継ぎはどの会社のルール?

| 場面 | 使われるルール |
|---|---|
| 何社かの旅程 | 旅程でいちばん重要な区間を販売する会社 |
| アメリカ・カナダ発着 | 最初の区間を販売する会社 |
| JAL便名でAA・BAなどが運航 | 預け荷物はJAL、機内持ち込みは運航会社 |
| ワンワールドの上級会員の追加 | 加盟社が販売し、運航する便 |
| AAの上級会員の無料手荷物 | AAが販売し、運航する旅程 |
| カンタスの自社会員の追加 | カンタス運航のQF便名など |
JALの便に乗っていても、旅程の中心が他社なら他社のルールになることがあります。荷物を最終目的地まで通しで預けられていないと、預け直すたびに許容量が変わることもあります。
乗り継ぎのある旅程では、eチケットの手荷物の欄と、乗る便の運航会社を一度見ておくと安心です。
まとめ
ワンワールドのサファイアの手荷物は「+1個、ただし合計2個まで」。最初から2個付いている運賃なら増えず、0個や1個の安い運賃でこそ効きます。BAは同じ予約の全員が2個・32kg、アメリカン航空は合計の個数、カンタスやマレーシアはkgで足す形です。JALの自社会員がJALの便に乗るときは、さらに手厚くなります。
アメリカン航空の座席は、JALのサファイアならMain Cabin Extraが無料で、同じ予約の8人まで一緒に取れます。ただ、Basic Economyは対象外。搭乗グループは同行者の搭乗券に出ないこともあるので、ゲートで一緒に通してもらうつもりでいるのが気楽です。

キャセイで足元の広い席に座れたのも、マレーシア航空で荷物を多めに預けられたのも、サファイアのおかげでした。細かい決まりを知っておくと、ステータスの使いどころがぐっと増えると思います。