関西空港第1ターミナルのマレーシア航空のチェックインカウンター。H17の表示とビジネスクラスの案内
関西空港のマレーシア航空のカウンター(2024年1月)

ワンワールドのサファイアになると、預け荷物が「+1個」。そう聞くと分かりやすいのですが、実は「合計2個まで」という条件が付いています。最初から2個付いている運賃だと、何も増えません。

ただ、これはワンワールド共通の特典の話です。JALのサファイアやJGCでJAL国際線に乗るなら、JAL独自の優待で、エコノミーでも1個32kgの荷物を3個まで預けられます。

私は2023年にJALのサファイアになり、2024年の夏はアメリカの国内線をサファイアで何度も乗り継ぎました。2025年からはJMBダイヤモンド(エメラルド)です。そのときの記録も交えながら、手荷物、同行者、座席指定、搭乗グループの細かい決まりを2026年10月時点でまとめます。

アメリカン航空の国内線の機内。座席のテーブルに缶のジンジャーエールとカップ、小袋のビスケット
2024年8月、アメリカン航空の国内線で

サファイアやエメラルドの取り方、スターアライアンス・スカイチームとの全体の違いは航空会社の上級会員の記事に書いています。

ワンワールドの手荷物(2026年10月時点)
エメラルド
個数制は+1個、重量制は+20kg
サファイア
個数制は+1個(23kg、合計2個まで)、重量制は+15kg
ルビー
手荷物の追加なし
付かない運賃
BAのBasic(Hand Baggage Only)
同行者
本人だけが基本。BAは同じ予約の全員
目次
  1. ワンワールド共通の決まり
  2. サファイアの「合計2個まで」の落とし穴
  3. 会社ごとの違い(全16社)
  4. AAは合計の個数、BAは同じ予約の全員
  5. 重量制のカンタス・マレーシア
  6. JALの便に乗るとき
  7. 同行者には何が付くか
  8. AAの座席指定は同じ予約の8人まで
  9. BA・JAL・キャセイの座席指定
  10. 搭乗グループ
  11. コードシェア・乗り継ぎはどの会社のルール?
  12. まとめ

ワンワールド共通の決まり

ワンワールドは、段階ごとに手荷物の追加がはっきり分かれています。

段階個数制の路線重量制の路線
エメラルド+1個乗るクラスの許容量+20kg
サファイア+1個(23kg)、合計2個までエコノミーの許容量+15kg
ルビーなしなし

預け荷物0個の運賃でも、サファイアなら1個(23kgまで)付くのが基本です。例外として名前が挙がっているのはBAのBasic(Hand Baggage Only)だけで、機内持ち込みの手荷物だけが付く運賃なので、ここはエメラルドでも0個のままです。

各社の会員のどの段階が、ワンワールドのどれに当たるかも並べておきます。

会社ルビーサファイアエメラルド
JALJMBクリスタルJMBサファイア・JGCJMBダイヤモンド・JGCプレミア
アメリカンGoldPlatinumPlatinum Pro・Executive Platinum
BABronzeSilverGold
キャセイSilverGoldDiamond
カタールSilverGoldPlatinum

JGCプレミアは、2027年1月の搭乗分から「JMBプレミア」に名前が変わります。エメラルドなどの搭乗のときのサービスは変わりません(JALダイヤモンド修行の記事)。

サファイアの「合計2個まで」の落とし穴

いちばん勘違いしやすいのがここです。サファイアの+1個は、運賃の個数と合わせて2個になるまで。最初から2個の運賃なら、追加はゼロです。重さも23kgのままです。

  • 増えない(最初から2個)JAL国際線のエコノミー、キャセイのEssential・Flex、フィンエアーの日本-欧州のClassic、フィジーのComfort
  • 1個増える(運賃が1個)キャセイのLightなど
  • 1個付く(運賃が0個)キャセイ・イベリア・フィンエアー・フィジーの0個の運賃
  • 0個のままBAのBasic(Hand Baggage Only)

JAL国際線のエコノミーはもともと2個付いているので、ワンワールド共通の「合計2個まで」の枠では増えません。ただ、JALのサファイアやJGCには、あとで書くJAL独自の優待があります。

逆に、安い運賃ほどサファイアのありがたみが出ます。フィンエアーのEconomy Lightのように預け荷物が含まれない運賃でも、サファイアなら最低1個は預けられます。

会社ごとの違い(全16社)

ワンワールドの加盟社は、2026年10月時点で15社です。アラスカ航空とハワイアン航空は同じグループなので1社として数えられていますが、ここでは分けて16社にしました。

ハワイアン航空は2026年4月に加わったばかり。フィリピン航空も加盟が決まっていて、こちらは加盟日がまだ出ていません。

関西空港のサクララウンジの案内板。JAL、ハワイアン航空、マレーシア航空、フィンエアー、アメリカン航空などのロゴが並ぶ
関空のサクララウンジの案内(2024年1月)

下の2つの表は、他社のワンワールド会員としてその会社の便に乗るときの扱いです(2026年10月時点)。公式ページを読んでも書かれていなかったところは「記載なし」、ページ自体を読めなかったところだけ「—」にしています。並びは日本、アジア、ヨーロッパ、北米、中東、アフリカ、オセアニアの順です。

手荷物

多くの会社はワンワールド共通の決まりどおりで、個数制なら+1個(サファイアは合計2個まで)、重量制ならサファイアが+15kg、エメラルドが+20kgです。

航空会社追加(サファイア/エメラルド)ビジネスのとき追加が付かない運賃
JAL記載なし記載なし記載なし
キャセイ+1個(合計2個まで)/+1個合計2個まで/+1個記載なし
マレーシア+15kg/+20kgなし/+20kg記載なし
スリランカ+15kg/+20kg記載なし記載なし
BA2個・32kg/2個・32kg2個/3個(32kg)Basic
イベリア0〜1個の運賃なら+1個/+1個エコノミーと同じLEVEL便は対象外
フィンエアー+1個(合計2個まで)/+1個増えない(Lightは1個)/+1個なし(Lightも1個)
アメリカン合計2個/合計3個増えない/合計3個他社会員のBasicは記載なし
アラスカ合計2個/合計3個増えない/合計3個記載なし
ハワイアン合計2個/合計3個増えない/合計3個記載なし
カタールあり(量は記載なし)記載なし記載なし
ロイヤル・ヨルダンあり(量は記載なし)記載なし記載なし
オマーンあり(量は記載なし)記載なし記載なし
ロイヤル・エア・モロッコ記載なし/+1個か+20kg記載なし/+1個か+20kg記載なし
カンタス日本線などは合計45kg/50kg記載なし記載なし
フィジー0〜1個の運賃なら+1個/+1個増えない/+1個なし(Liteも1個)

2つの表の「記載なし」=その会社の公式ページに書かれていない、という意味です。

目立つのは、合計の個数で決めるアメリカン航空とアラスカ航空・ハワイアン航空、それに同じ予約の全員が2個・32kgになるBAです。マレーシア航空はサファイアの+15kgがエコノミーだけで、ビジネスでは増えません。

逆に、預け荷物が0個の安い運賃でも、フィンエアーのLightやフィジー・エアウェイズのLiteなら、サファイアで1個は預けられます。

ホノルル空港の駐機場に止まるハワイアン航空のエアバスA330
ホノルル空港のハワイアン航空(2026年8月)

JALは、手荷物のページに自社会員の表しかありませんでした。ワンワールドの特典のページにも数字はありますが、「JALグループ以外の加盟社に乗るとき」の表です。ワンワールド共通の決まりで考えると、国際線エコノミーはもともと2個なので、サファイアで増える分はない計算です。

夕方の羽田空港で搭乗橋につながるJALのボーイング767
羽田空港のJALの767

カタール航空、ロイヤル・ヨルダン航空、オマーン航空は「サファイア以上は手荷物の追加あり」という書き方だけで、何kg、何個までかは載っていませんでした。ロイヤル・ヨルダンとカタールは、くわしくはワンワールド公式のページを見るように案内しています。

オマーン航空の手荷物ページにある数字は自社のSindbad会員の分で、Gold(サファイア)が+15kg、Silver(ルビー)が+10kg、どちらもEconomy Saverは対象外です。ロイヤル・エア・モロッコはFAQで、エメラルドなら重量制で+20kg、個数制で+1個と答えていますが、サファイアの量は書いていませんでした。

座席・同行者・優先搭乗

座席指定は、ワンワールド共通の決まりでは「乗る会社の決まりに従う」となっていて、会社ごとの差がいちばん大きいところです。

航空会社座席指定(サファイア)同行者優先搭乗(エメラルド/サファイア/ルビー)
JAL足元の広い席も無料座席は同じクラスの1人1/2/3
キャセイ足元の広い席も無料同じ予約なら一緒に搭乗1/2/なし
マレーシア記載なし記載なし1/1/記載なし
スリランカ記載なし記載なしあり/あり/なし
BA予約時から無料手荷物・座席とも同じ予約の全員1/2/3
イベリア無料(XL席を除く)記載なし0/1/2
フィンエアー無料(一部の席を除く)座席は同じ予約の全員あり/あり/なし
アメリカンPreferred以上が無料座席は同じ予約の8人まで2/3/4
アラスカ記載なし手荷物は本人だけあり/あり/なし
ハワイアン記載なし手荷物は本人だけ—
カタール記載なし記載なしあり/あり/なし
ロイヤル・ヨルダン記載なし記載なしあり/あり/なし
オマーン記載なし記載なしあり/あり/なし
ロイヤル・エア・モロッコ記載なし記載なしあり/あり/なし
カンタス普通席が無料普通席は同じ予約の全員あり/あり/なし
フィジーBula Space席まで指定できる記載なし記載なし

優先搭乗の数字は、搭乗グループの番号です。「あり」は優先搭乗の対象とだけ書いてあって、番号までは分からなかった会社です。マレーシア航空はエメラルドとサファイアがビジネスクラスと同じグループ1で、ルビーは表に入っていません。

同行者まで広がるのは、BAの手荷物と座席、それにアメリカン航空、フィンエアー、カンタス、JALの座席くらいです。キャセイは、同じ予約の中でいちばん上のステータスに合わせたグループで、一緒に搭乗できます。

サンフランシスコ空港で、屋根付きの通路の先に止まるアラスカ航空(スカイウエスト運航)のE175
2024年8月、アラスカ航空のE175に乗る前

一方、アラスカ航空とハワイアン航空は、ワンワールド会員の同行者の預け荷物は通常の料金だと、はっきり書いてあります。自社の上級会員なら同じ予約の同行者も無料なので、そこで差が付きます。足元の広いPremium Classが無料になるのも、案内があるのは自社のAtmos会員だけでした。

フィジー・エアウェイズは座席のページに、ワンワールドのルビー以上ならForward席・普通席・Bula Space席を事前に指定できる、という表があります。非常口と前方の壁の前の席は入っていません。

イベリアのワンワールドのページは、サファイアの欄と注の書き方が食い違っていて、手荷物のページの表のほうがはっきりしています。迷ったら、乗る会社の手荷物のページを見るのがいちばん確実です。

AAは合計の個数、BAは同じ予約の全員

アメリカン航空は「+何個」ではなく「合計」

アメリカン航空は、ワンワールドの段階ごとに無料の個数が決まっています。ルビーは1個、サファイアは2個、エメラルドは3個。運賃の個数のほうが多ければ、運賃の個数になります。

  • 条件アメリカン航空が販売し、運航する旅程
  • 1個の重さエコノミー23kg、ビジネス・ファースト32kg
  • 日本線のMain Cabin1個無料。サファイアなら合計2個
  • Basic EconomyAAの自社会員は対象外の決まりが当てはまらない。他社のワンワールド会員の扱いは確かめられず

2024年8月のAA4925では、ふつうなら預け荷物は1個目がオンラインで35ドル(約5,100円)、空港だと40ドル(約5,900円)でした。フィラデルフィアからラガーディアへのAA4584はファーストクラスで、予約の画面で1個目も2個目も「No charge」になっていました。

運賃が安いアメリカの国内線ほど、荷物代のほうが目立ちます。上級会員の枠があると、そこを気にせずに済むのは大きいです

ホノルル空港の到着エリアの「Aloha! Welcome to Hawaii」の案内板
2026年8月、乗り継いで着いたホノルル空港

2026年8月にボストンからホノルルまでアメリカン航空を3区間乗り継いだときは、予約確認の画面に「Bag fees apply」と出ていて、少しどきっとしました。エメラルドなら合計3個までの決まりですが、この一般的な表示だけだと、自分にどの枠が付くのかは分かりにくいところです。

BAは同じ予約の全員が2個・32kg

BAはワンワールドの決まりよりかなり手厚くて、上級会員本人だけでなく、同じ予約の全員に付きます(団体運賃は除く)。しかもエコノミーでも1個32kgです。

BAのクラスサファイアエメラルド
エコノミー2個2個
プレミアムエコノミー2個3個
ビジネス2個3個
ファースト3個4個

ただしBasic(Hand Baggage Only)は、エメラルドでも0個です。家族旅行でBAに乗るなら、Basicだけは避けたほうがよさそうです。

重量制のカンタス・マレーシア

カンタスやマレーシア航空は、日本線などが重量制なので、kgで足していきます。

カンタスの路線ルビーサファイアエメラルド
オーストラリア国内1個23kg2個23kg2個23kg
南北アメリカ1個32kg2個32kg2個32kg
それ以外(日本など)合計30kg合計45kg合計50kg

これはエコノミーの数字で、プレミアムエコノミーやビジネスでワンワールド会員がどうなるかは確かめられませんでした。カンタスのマイルで取った他社便の特典航空券は、預け荷物が付かないことがあるのも覚えておきたいところです。

マレーシアのエコノミー基本サファイアエメラルド
Value20kg35kg40kg
Basic25kg40kg45kg
Flex35kg50kg55kg

マレーシア航空は2026年1月1日からこの運賃ごとの重さになりました。サファイアの+15kgはエコノミーだけで、ビジネスでは付きません。

2024年に関空からクアラルンプールまで往復したときは、サファイアで、預け荷物は往復とも45kgまでの案内でした。2週間の滞在で荷物が多かったので、かなり心強かったです!運賃や機内食はマレーシア航空の搭乗記にまとめています。

JALの便に乗るとき

JALの自社会員として、JALの便に乗るときはワンワールドの決まりより手厚くなります。ただし会員本人だけで、JALグループの運航便が対象です。

区分一般サファイア・JGC以上
国際線エコノミー・プレエコ2個・23kg3個・1個32kg
国際線ビジネス・ファースト3個・32kg4個・32kg
国内線合計20kg合計40kg
  • JMBクリスタル国際線エコノミーは3個・1個23kg、国内線は合計30kg。ただし他社便では手荷物の優待なし
  • 使えないことがある他社便から乗り継いで通しで預けたとき、他社が運航するコードシェア便
  • ワンワールド加盟社が運航するJAL便名の便ワンワールドのステータスの扱い(1個23kg)

同じサファイアでも、JALの便ならエコノミーで32kgを3個、他社の便ならワンワールドの決まり。自分がどちらの扱いになるのかは、乗る便の運航会社を見ると分かりやすいです。他社の上級会員がJALの便に乗るときのJALの表は、見つけられませんでした。

同行者には何が付くか

手荷物の追加は、基本は本人だけです。JALも「会員本人のみ」とはっきり書いています。同行者まで広がるのは、BA(同じ予約の全員)と、アメリカン航空の自社会員(同じ予約のゲスト)くらいです。

会社手荷物の追加ラウンジ優先搭乗
ワンワールド共通本人1人まで記載なし
JAL本人だけ1人まで本人だけ
アメリカン自社会員は同じ予約のゲストも1人まで同行者の決まりは不明
BA同じ予約の全員1人まで一緒に搭乗できる
キャセイ不明1人まで(ルビーはなし)同じ予約なら一緒に

アメリカン航空で、JALなど他社のワンワールド会員の同行者にまで手荷物が付くかは、確かめられませんでした。JALは優先チェックインだけは、本人と同行者1人まで使えます。ラウンジの同伴者は、どこも1人まで。同伴者もワンワールド加盟社が販売・運航する便に乗ることが条件です。

AAの座席指定は同じ予約の8人まで

「アメリカン航空なら、同行者もいい席を無料で指定できる」。これは、ほぼそのとおりでした。JALのサファイアで予約すると、足元の広いMain Cabin Extraを無料で選べて、同じ予約に入っている同行者も8人まで対象です。ただし、2026年5月18日以降に買ったBasic Economyは対象外です。

アメリカン航空のE175の客室。手前に革張りの座席が並び、奥まで通路が続く
アメリカン航空のE175の客室(2024年8月)
席無料になる人いつから同行者
Main Cabin Extraサファイア・エメラルド(JAL・BA・イベリア・フィンエアー・カタール・アラスカ)予約時から同じ予約の8人まで
Main Cabin Extraルビー(同じ各社)出発24時間前から同じ予約の8人まで
Preferredルビー・サファイア・エメラルド(全社)不明同じ予約の8人まで
  • 対象外2026年5月18日以降に買ったBasic Economy
  • 条件同行者は「同じ予約」に入っていること
  • Main Cabin Extraの対象に入っていないキャセイ・マレーシア・ロイヤル・ヨルダン・スリランカ・フィジー・モロッコのサファイア・エメラルド(Preferredだけ)
  • カンタスのエメラルド2026年6月24日以降に指定した席から対象

キャセイのゴールドだと、Main Cabin ExtraではなくPreferredという前方の普通席までです。同じサファイアでも、どの航空会社の資格かで座席の範囲が違うのは面白いところです

家族旅行でアメリカの国内線に乗るなら、全員を同じ予約にまとめて、Basic Economyを避ける。この2つだけ押さえておけば十分だと思います。

搭乗グループは同行者も同じになる?

同行者の搭乗券に表示されるグループが、上級会員と同じになるかは確認できていません。

アメリカン航空の搭乗口には、先のグループの人と一緒に旅行しているなら、係員が確認して一緒に通せる仕組みがあります。同行者の搭乗券には後ろのグループが出ることもあって、そのときはゲートで一緒に通してもらう形、と考えておくのが無難です。

BA・JAL・キャセイの座席指定

BA(BA運航便)

段階無料で選べる時期同行者
エメラルド予約時から(すべての席)予約全員+別の予約の家族・友人
サファイア予約時から(長距離の非常口は24時間前)同じ予約の全員
ルビー出発7日前から(非常口は24時間前)同じ予約の全員
一般出発24時間前(チェックイン開始)から―

エメラルドの「別の予約の家族・友人」は、同じクラス・同じ便なら、という条件付きです。上級会員がBasicのときに無料で選べるかは、今のページでは確かめられませんでした。

JAL(自社会員がJALの便に乗るとき)

  • 前方座席指定予約開始から、国際線は出発72時間前まで、国内線は48時間前まで。同じ予約の同行者も
  • 足元の広い有料席上級会員とワンワールドのステータスの人は無料。同行者は同じクラスの1人まで(電話で手続き)
  • 対象JAL運航の国際線エコノミー。座席指定ができない運賃や団体ツアーは対象外

キャセイ(エコノミー)

キャセイのA350-900エコノミー60Kの足元。前に座席がなく、ひじ掛けから出す画面に60Kの表示
サファイアで無料で指定できた60K(2024年9月)

キャセイで足元の広い席を無料で事前に指定できるのは、ワンワールドのエメラルド・サファイアと、キャセイのダイヤモンド・ゴールド、Economy Flexの運賃です。2024年9月に関空からシドニーまで往復したときは、JALのサファイアで4区間とも60列の足元の広い席を無料で取れました(キャセイの関空→シドニーの搭乗記)。

前に席がなく、足をまっすぐ伸ばせるのは本当に快適でした!この席が無料になるだけでも、サファイアを持っていてよかったと思えます。

  • 対象キャセイが発券し(160で始まる航空券)、キャセイが販売・運航する便
  • オンラインチェックイン上級会員がいる予約は48時間前から(予約の全員)。一般は24時間前
  • チェックインが開いたらPreferredと普通の席は誰でも無料。足元の広い席は有料のまま
  • 同行者他社のワンワールド会員の同行者の扱いは確かめられず

搭乗グループ

ロサンゼルス空港46Bゲートのアメリカン航空のカウンターと、ホノルル行きの案内画面。Boarding Group 1の表示
ロサンゼルス空港46Bゲート
会社エメラルドサファイアルビー
アメリカンGroup 2Group 3Group 4
JALGroup 1Group 2Group 3
BAGroup 1Group 2Group 3
キャセイGroup 1Group 2なし

JALの優先搭乗は会員本人だけです。BAは、一緒に旅行する人のグループ番号が違っても、ゲートで一緒に搭乗できると書いています。キャセイは同じ予約なら、予約の中でいちばん上のステータスに合わせたグループで一緒に乗れます。

2026年8月にシドニーから香港へ乗ったCX110は、エコノミーでもGroup 1の搭乗券でした。このときはJMBダイヤモンド(エメラルド)で、ラウンジの案内もカンタスのファーストになっていました(CX110の搭乗記)。

コードシェア・乗り継ぎはどの会社のルール?

関空の搭乗口の案内画面。香港行きCX503。JL7053とQR5835の共同運航表示
関空のCX503。JALとカタールの便名も並ぶ(2024年9月)
場面使われるルール
何社かの旅程旅程でいちばん重要な区間を販売する会社
アメリカ・カナダ発着最初の区間を販売する会社
JAL便名でAA・BAなどが運航預け荷物はJAL、機内持ち込みは運航会社
ワンワールドの上級会員の追加加盟社が販売し、運航する便
AAの上級会員の無料手荷物AAが販売し、運航する旅程
カンタスの自社会員の追加カンタス運航のQF便名など

JALの便に乗っていても、旅程の中心が他社なら他社のルールになることがあります。荷物を最終目的地まで通しで預けられていないと、預け直すたびに許容量が変わることもあります。

乗り継ぎのある旅程では、eチケットの手荷物の欄と、乗る便の運航会社を一度見ておくと安心です。

まとめ

ワンワールドのサファイアの手荷物は「+1個、ただし合計2個まで」。最初から2個付いている運賃なら増えず、0個や1個の安い運賃でこそ効きます。BAは同じ予約の全員が2個・32kg、アメリカン航空は合計の個数、カンタスやマレーシアはkgで足す形です。JALの自社会員がJALの便に乗るときは、さらに手厚くなります。

アメリカン航空の座席は、JALのサファイアならMain Cabin Extraが無料で、同じ予約の8人まで一緒に取れます。ただ、Basic Economyは対象外。搭乗グループは同行者の搭乗券に出ないこともあるので、ゲートで一緒に通してもらうつもりでいるのが気楽です。

朝の関西空港で搭乗橋につながるマレーシア航空のエアバスA330と、横付けされたケータリングのトラック
関空のマレーシア航空(2024年1月)

キャセイで足元の広い席に座れたのも、マレーシア航空で荷物を多めに預けられたのも、サファイアのおかげでした。細かい決まりを知っておくと、ステータスの使いどころがぐっと増えると思います。