
旅行の調べものをAIに頼むときに、そのまま貼って使えるプロンプトを9つの場面に分けてまとめました。[ ]の中を自分の旅に書き換えて使います。
特典航空券に乗り継ぎ、ホテルの特典に修行の計算。マイルで旅をしていると、調べることが本当に多いんですよね。プロンプトは、どのAIでも使える書き方にしてあります。
予約番号や会員番号を入れないこと、答えは最後に公式で確かめることも、場面ごとに書いておきました。
- 場面
- 特典航空券・乗り継ぎ・ホテル特典・ラウンジ・修行・旅程表・レシート・現地の移動・翻訳
- 使えるAI
- Claude・ChatGPT・Geminiなど(サイトを開いて操作させるのはClaudeとChatGPTの有料プラン)
- 入れないもの
- 予約番号・会員番号・パスポート番号・カード番号・パスワード
- 仕上げ
- 空席・料金・規約は公式サイトで見直す
うまく使うコツ
旅行の質問は、条件を先に全部書くと答えがぶれません。日付、出発地、人数、座席クラス、使えるマイル数、譲れない条件の順です。
逆に「おすすめの行き方は?」くらいのふんわりした聞き方だと、一般論ばかり返ってきて、結局自分で調べ直すことになりがちです。

どのプロンプトにも、次の3行を足しておくと確かめやすくなります。
・分からないことは推測せず「分からない」と書いてください。 ・答えの根拠になった公式サイトのURLと、その情報の日付を添えてください。開けなかったページは「未確認」と書いてください。 ・結果は表にしてください。
答えが長すぎるときは「1項目1行で」、知りたいところだけ欲しいときは「〇〇だけ答えて」と足します。表にしてもらうと、スマホで見返すときもずいぶん楽です。
特典航空券の空席探し

AIに空席そのものを当てさせるのではなく、まずは調べる便と提携航空会社の候補を整理してもらいます。候補が先に見えているだけで、検索画面とのにらめっこがかなり短くなります。
[ANA/JAL]のマイルで、[出発地]から[目的地]への特典航空券を探しています。 ・日程:[往路 2027年2月10日〜12日のどれか]/[復路 2月18日〜20日のどれか] ・クラス:[ビジネス]、人数:[1人]、[往復] ・使えるマイル:[80,000マイルまで(1人分)] 提携航空会社も含めて、調べる価値のある路線と乗り継ぎ地の候補を表にしてください。 列は「区間・運航会社・乗り継ぎ地・必要マイルの目安(1人・往復)」の4列。税金・燃油サーチャージの目安と公式ページは、各候補の表の下に添えてください。 必要マイルは公式の特典チャートから引き、出典URLを添えてください。空席で必要マイルが変わる特典は、チャートの数字を「最低の目安」として分けて書いてください。空席があるかどうかは書かなくてかまいません。

ブラウザ操作のあるAIなら、続けて「この候補を公式サイトの特典航空券の検索画面で調べて、空席のある日を表にして。ログインと予約は私がやるので、検索結果の画面で止まって」と頼めます。
私は2026年8月のUA838を、ユナイテッドのマイレージプラスの特典で、100,000マイル+10,060円で乗りました(UA838 Polarisビジネスの搭乗記)。Polarisの席に座れたときは、探した甲斐があったなとしみじみ思いました!
ANA・JALの特典航空券の取り方の手順はANA特典航空券の取り方とJAL特典航空券の取り方に、AIのブラウザ操作で空席カレンダーを見て回る手順は特典航空券の空席をAIで探す方法に書きました。
乗り継ぎの旅程

乗り継ぎでは、時間が足りるか、ターミナルの移動があるか、入国が要るかを先に聞きます。
次の乗り継ぎに無理がないか確かめてください。 ・1本目:[便名][出発地→乗り継ぎ空港][到着 現地の日付と時刻] ・2本目:[便名][乗り継ぎ空港→目的地][出発 現地の日付と時刻] ・航空券:[1枚の通しの航空券/別々に買った航空券] ・国籍:日本、預け荷物:[あり/なし] 知りたいこと: 1. この空港・航空会社の組み合わせの最低乗り継ぎ時間と、それに対して何分の余裕があるか(公開情報で分からなければ「航空会社に確認」と書く) 2. ターミナルの移動の有無と方法 3. 入国審査や電子渡航認証(ETAなど)が要るか 4. 預け荷物は最終目的地まで行くか それぞれ公式の出典URLを添えてください。
別々に買った航空券だと、遅れても次の便に乗せてもらえないことがあります。ここはAIに聞いたあと、航空会社の案内で確かめておきます。乗り継ぎで走るのはできれば避けたいので、余裕の分数まで出してもらうと安心です

ロンドン・ヒースローのETAは、入国しない乗り継ぎなら要らない場合があります(TAP リスボン→ロンドン・ヒースローの搭乗記)。こういう条件は国の公式サイトで見るのが確実です。入国するかしないかで話が変わるので、AIへの質問にもそこまで書いておくのがコツです。
ホテルの上級会員特典の確認
特典はブランドや地域で違うので、規約の文章をAIに渡して、当てはまる条文と例外を探してもらうのがいちばん確実です。チェックインのときに、付くと思っていた朝食が付かなくてがっかり、とならないための準備です。

[ホテルの会員プログラム名]の[ステータス名]で、[ホテル名]に泊まります。 ・予約:[ホテルの公式サイト/旅行予約サイト]の[通常料金/朝食付きプラン]、[大人2人] 下に貼った会員規約の文章から、このホテルで使える特典を表にしてください。 列は「特典・条件・同伴者の扱い・規約の該当箇所」。 特に、ラウンジ、朝食、レイトチェックアウト、部屋のアップグレード、ウェルカムギフトについて、規約の文章をそのまま引用してください。 この予約の経路や料金で特典の対象外になる条件があれば、それも書き出してください。 規約に書かれていないことは「規約に記載なし」と書いてください。 ――ここから規約―― [規約の該当部分を貼る]
「そのまま引用」を入れると、AIの言い換えではなく原文が出るので、自分で読み直せます。マリオットのラウンジや朝食の扱いは、マリオット プラチナエリートとチタンエリートの記事に、実際に泊まった記録とあわせて書いています。
空港ラウンジ

ラウンジは、持っているステータスとカード、乗る便のクラスで入れる所が決まります。
[空港名]の[ターミナル]から[航空会社・便名・クラス]で出発します。 持っているもの:[航空会社のステータス][クレジットカード名][プライオリティパスの有無と、どのカードで発行したか] 同行者:[大人1人] 入れるラウンジを表にしてください。 列は「ラウンジ名・場所(保安検査の前か後か)・入れる理由・料金(本人/同伴者)」の4列。 営業時間と入室条件は、各ラウンジの公式ページのURLを添えてください。
ラウンジの営業時間や同伴の条件は、AIが古い情報を返しやすいところです。
国内の主な空港は、羽田空港や成田空港のラウンジ一覧に入れる条件をまとめています。
修行の計画

修行は、上級会員の条件を満たすために搭乗や宿泊を重ねることです。中心になるのは、どの路線を何回乗ればいいかの計算。
計算と表づくりはAIに任せて、ポイントの積算率は公式の条件と照らし合わせます。手で何十回分も足し算するのは正直しんどいので、AIのありがたみを一番感じるのはここかもしれません!
[JAL/ANA]で[目標のステータス]を[2027年]に目指しています。 ・出発できる空港:[伊丹・関西・神戸] ・使える日:[土日のみ/月に2回まで] ・予算:[年間60万円まで] ・今のポイント:[0] 最初に、目標のステータスの条件(どのポイントを何ポイント)を公式ページで確かめて書いてください。 そのうえで公式のポイントの計算方法(積算表)を使って、 目標に届く路線と運賃の組み合わせを3案、表にしてください。 列は「路線・運賃の種類・1回のポイント・回数」。1回は片道1区間で数えてください。 合計の費用も出し、運賃は確認できた金額か仮の金額かを分けて書いてください。 計算に使った数字は公式ページから引き、URLを添えてください。

運賃の種類や積算率は改定されることがあるので、計算に使った数字が今の公式と同じかは必ず見ておきます。私の記録はJALダイヤモンド修行とANAのSFC修行の記事にあります。
予約メールから旅程表
航空券とホテルの予約メールを貼って、日付順の旅程表にしてもらいます。貼る前に、予約番号・氏名・電話番号・会員番号を消してください。
下に貼った予約メール(予約番号や氏名は消してあります)から、旅程表を作ってください。 列は「日付・現地時刻・内容(便名かホテル名)・場所」。 ・時刻は現地時刻、到着の日付も現地の日付で書き、出発日と日付が変わる到着には「+1」を添えてください。 ・ホテルのチェックインとチェックアウトの日も行にしてください。 ・便と便のあいだが3時間未満の所、泊まる所が決まっていない夜(機内で過ごす夜は除く)があれば、表の下に書き出してください。 ――ここからメール―― [メール本文を貼る]

時差をまたぐ旅では、AIが日付を1日ずらすことがあります。できた表は、メールの元の時刻と1行ずつ見比べておきます。2026年8月の10泊11日の旅は9区間・5社だったので、旅程表を記事にも載せました(10泊11日の旅行記)。
レシート整理
旅行のあとのレシートは、写真を撮ってまとめて読ませると早いです。カード番号の下4桁や氏名が写っている所は、隠してから撮ります。
添付したレシートの写真から、表を作ってください。 列は「日付・店名・内容・金額(現地通貨)」。 最後に、通貨ごとの合計を出してください。 読み取れない文字は推測せず「判読不可」と書いてください。 日本円への換算はしなくてかまいません。
旅行から帰ってレシートの束を前にすると気が重くなりますが、写真を撮って渡すだけなら意外とすぐ終わります。円への換算は、カードの明細の金額を使うほうが正確です。カードの特典で旅費を払った話は、アメックスのトラベルクレジットの記事に書きました。
現地の移動


空港から街への移動は、交通手段と所要時間を並べてもらうと決めやすいです。長いフライトのあとは頭が回らないので、着く前に表にしておくと気持ちに余裕ができます。
[空港名]に[到着時刻]に着きます。[ホテルのある地区/駅名]まで行きます。 荷物は[スーツケース1つ]です。 電車・空港バス・タクシー・配車アプリの選択肢を表にしてください。 列は「手段・所要時間・料金の目安・その時刻に動いているか」。 料金と時刻表は公式のページのURLを添え、深夜の運行があるかを特に確かめてください。
ホテルの住所までは入れず、地区や駅の名前で聞けば十分です。Googleマップと連携しているGeminiなら、地図で場所を確かめながら聞けます。
翻訳

ホテルへの頼みごとや、レストランでのアレルギーの説明は、短い文にしてもらいます。長い文より、画面を見せてすぐ伝わる3文くらいがちょうどいいです。
次の内容を、[英語]で、ホテルのフロントに見せる短い文にしてください。 丁寧すぎない言い方で、3文以内。下に日本語の訳も付けてください。 内容:[チェックアウトのあと、18時まで荷物を預かってほしい]
音声の会話モードを使えば、その場で相手の言葉を訳してもらうこともできます。アレルギーや薬のように間違えると困る話は、訳を見せたあと相手に内容を確かめてもらいます。
入れてはいけない情報
- 予約予約番号・確認番号・航空券番号
- 会員マイレージやホテルの会員番号
- 自分のことパスポート番号・生年月日・自宅の住所・電話番号
- カード・ログインクレジットカードの番号・パスワード・認証コード
- 同行者名前や連絡先
予約メールやレシートを貼るときは、この部分を消してからにします。ブラウザ操作でログインが要るときも、パスワードは会話に書かず、AIが止まったところで自分で入力します。
答えを確かめるときは、出典のURLが公式サイトかどうかを見て、空席・料金・規約は予約の直前に公式の画面で見直します。AIごとの得意・不得意はAIの比較の記事にまとめました。
まとめ
旅行のプロンプトは、条件を全部書くことと、出典を出させることの2つでだいたい足ります。公式ページのURLまで出してもらえば、答えを確かめるのも楽です。
AIに候補を集めてもらって、最後の確認と予約は自分で。この分け方にしておくと調べものの時間がぐっと減って、そのぶん旅の楽しいところに時間を使えます。